【ビッグマック指数世界一】スイスのマクドナルドはどれだけ高い?価格・メニューなど日本との違いについてご紹介【2024年2月更新版】

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マクドナルドといえば、知らない人はいないほどの超有名ハンバーガーチェーン。手頃な価格と積極的なローカライズ戦略で多くの顧客を獲得しています。

ここスイスでもそんな手腕は健在で、老若男女問わず人気。スイスでしか食べられないメニューも提供されています。

今回はそんなスイスのマクドナルドをご紹介!

記事中のレートは1スイスフラン=167円相当で計算しています。

またスイスはスターバックスコーヒーも世界一高いことで有名です。詳細はこちらの記事をどうぞ!

目次

スイスではマクドナルドも高級品

ビッグマック指数

これまでの記事でも述べてきた通りスイスは非常に物価が高く、マクドナルドもかなりの高級品になってしまうほど。

世界中で共通して販売されているメニュー・ビッグマックの価格で物価を比較する「ビッグマック指数」でも、スイスは堂々の第1位です(ちなみに日本は第65位)。

国名ランキング順位参考価格(USD)販売価格(現地通貨)
スイス16.71 USD7.10 CHF(約1,186円)
アメリカ65.15 USD
日本652.83 USD450円
出典:https://wisevoter.com/country-rankings/big-mac-index-by-country/

この指標だけで購買力は語れないものの、ショックなくらいスイスの高さ日本の安さが際立っていますね…

全体的な価格の傾向

さて他のメニューですが、やっぱり高いです。バーガー類は日本だと安ければ200円台から、通常価格帯だと500円程度から購入が可能ですが、スイスではもれなく1,000円以上します。

タッチパネルの画面。限定バーガーは単品で9フラン(約1,500円)します…。

単品でそんな感じなので、セットにすると2,000円に届くレベルです。

ケチャップやソースは有料

日本だと店員さんにお願いすれば無料でもらえるケチャップですが、スイスでは有料(0.3CHF)。他にも、ナゲットに付けるバーベキューソースを始めとする各種ソースも有料(種類により0.3~0.4CHF)。

ソースの種類はかなり豊富なので、色々と試してみるのも楽しいかもしれません。

日本では見かけないソースがたくさんあります。

余談ですが、シンガポールではケチャップとチリソースの専用の機械が設置されており無料で取り放題でした。ヨーロッパの資本主義では無料の物は存在しないということですな…。

メニューの違い

スイス限定メニューがある

冒頭でも少し触れたとおり、スイスには日本では食べられないご当地メニューが存在します。例えば期間限定で販売されていたマックラクレット

日本ではお目に掛かれない分厚いチーズとベーコンの主張が強めのハンバーガーで、とても美味しかったです。

これで2,500円くらい。見た目はともかく超豪華なランチになりました。

これはスイス限定かは分かりませんが、日本では見たことの無いドーナツ。最近メニューに登場しました。

アプリ会員であれば一つ買えば一つ無料なので、2つゲット(左:バニラ、右:ピスタチオ)。

ひとつ2.90CHFなので安くはありませんが、悪くはない。

素材を活かした期間限定メニューはちょくちょくありますが、日本のようなクリエイティブな?メニューは今のところありません(スイス文化自体にあまり特徴がないのも要因かも…)。

また最近期間限定で売り出されたのが1ピースだけのチキンマックナゲット。何か違うのかと思って注文してみましたが、見た目も味も普通のナゲットでした。違うのは専用の袋に入っていることだけ。

驚きなのが、これ一つで200円くらいします…

専用の袋に入っているのがちょっと特別感あり。バーベキューソースが欲しくなりますが有料なので頼みませんでした。

証拠写真です。1ピースで1.30CHF(約217円)!200円以上ですね。スイスが高すぎるのか日本が安すぎるのか…。

需要あるんでしょうか…コレ。

サラダは非常に質素…

上の画像にも映っていますが、サラダはレタスのみの非常にシンプルなもの。日本の彩り豊かなサラダとは別世界です。

単品で注文したことはないけれど、きっと500円くらいするんだろうなぁ…と想像。

ドレッシングの種類も日本とはかなり異なり全体的にシンプル。あんまり色々なものが足されていなそうな感じ?

なんかヨーロッパっぽい(気がする)ラインナップ。

サラダ用のミックスカット野菜はスーパーで比較的安価に手に入るのですが…精神衛生上コスパは考えない方が良いです。外食という体験自体を楽しむ精神が重要!

朝マックはフランスっぽい?

スイスにも朝マックはありますが、日本と異なるのはクロワッサンパンオショコラがメニューにある点。

この日はクロワッサンを注文したものの無かったようでパンオショコラに変更になりました。ちょっと得をした気分。

マクドナルドのクロワッサンと侮るなかれ。バターの風味が豊かで下手なカフェのクロワッサンより美味しいです!

筆者はここのクロワッサンがお気に入りで、よく朝食時間帯にマクドナルドを訪れています。

以前は朝マックメニューとしてクロワッサンとコーヒーのセット(3.50CHF)がありましたが、2024年2月現在メニューから無くなっています。(期間限定だったのかも)

またかつてはコーヒーを注文するとチョコレートが付いてきましたが、現在はそれも無くなっています。

スイスの誇りを感じます

スイスのマクドナルドはとにかくスイス推し。砂糖のパッケージには国旗が印刷されています!

ただの砂糖ですが、高級品に見えるかも!?

逆にスイスで販売されていないメニューも…

日本のマクドナルドにはあってスイスのマクドナルドにないメニューも当然あります!

日本限定のメニューを除くと、代表的なところは以下のような感じ。

日本のレギュラーメニューのうちスイスで販売のないもの
  • プレミアムローストアイスコーヒー(※アイスカフェラテならある)
  • ソーセージマックマフィン(※ソーセージエッグマフィンからエッグを抜けば再現は可能)
  • ハッシュドポテト

最近は暑い時期も多いので、アイスコーヒーが無いのはかなり辛い!(スイスには基本的にエアコンがありません)

夏の終わりにようやくアイスカフェラテが登場したものの、もう暑さは過ぎ去っていたので結局1回試しただけで終わりました。今のところまだメニューにあるみたいです。

個人的には朝マックのハッシュドポテトが無いのが寂しい…。

シンガポールではよくソーセージマックマフィン・ハッシュドポテト・アイスコーヒーの組み合わせでよく朝マックをしていたので、まさかの全封じされた格好になってしまいました。

朝マックの頻度が落ちるのはほぼ確です。(節約になって良いかも…?)

その他サービス関連の特徴&日本との違い

24時間営業は希少

スイスは24時間営業のお店が非常に少なく(存在しないのかもしれません)、日本を含め24時間営業のところも多いマクドナルドも(日本の感覚だと)早い時間に閉店します。

一部週末のみ延長営業する店舗もありますが、深夜2時には閉店。

なおコルナヴァン駅近くのマクドナルドには「24H」の表示がありますが、これは「24時間営業」ではなく「深夜0時まで営業」の意味です…。

日本だと深夜0時まで営業していることはさほど凄いことではありませんが、そのあたりが感覚の違い。

注文はタッチパネルで行うのが普通

スイスのマクドナルドではタッチパネルによる注文が主流。クレジットカードやデビットカードがあれば端末から会計できますし、カウンターで現金支払いをすることも可能。

番号札とレシート(後述)を受け取ることを忘れずに!

脇にあるのが番号札。注文時に番号を入力すると店員さんが商品を届けてくれます。

注文は番号札形式がメイン

一部の時間(閉店間際)を除き、店員さんが番号札を頼りに商品を届けてくれます。見える位置に置いておきましょう。

なおフランス語圏ジュネーブでは、店員さんが商品を持ってきたときに「ボナペティ」(召し上がれ!の意)と言ってくれるので、こちらは「メルシー」(ありがとうの意)と返してあげると粋かも。(まあ誰も気にしていないと思いますが)

トイレを使うにはパスコードが必要

スイス(及びヨーロッパ全般)のマクドナルドのトイレは顧客専用のため番号でロックされています。ロックを解除するコードはレシートに記載されているので、忘れずにレシートを受け取るようにしましょう!

時たまトイレだけを利用するために店内でコードを聞いて回っている人がいますが、筆者は未だに正しい対応方法が分かりません…

スイスは治安が良いからか?パスコードの設備はあってもロックがかかっていない場合もあります。

一定時間無料wifiが使える!電源はない

スイスのマクドナルドでは、一定時間無料でwifiが利用できます。SMSで暗証番号を受け取る必要があるので、電話番号が必須。

なお電源が設置されているのは見たことがありません。

食べ終わったら自分で片づけるのは日本と同じ!

ヨーロッパでは(おそらく大多数の国で)、ファストフード店のトレイや食べ残しなどを片づけるのは店員の役割なので、食べ終わってからそのまま立ち去るのも普通。

むしろ日本の感覚で片づけると店員の仕事を奪ってしまうということで、「片づけてはいけない」という風潮すらありました。

ただここスイスでは事情が多少異なり、少なくともジュネーブでは食べ終わったら自分で片づけるのが普通のようです。

スイス人は日本人と気質が似ていると言われることもあるらしいです。こういうところに現れているのかも。

余談:他のファストフード店の物価も調査してみました

ジュネーブにはマクドナルド以外にもハンバーガーを提供するチェーン店が出店しています。折角なのでそちらの基本的なメニューの物価も比較してみました。

バーガーキング

マクドナルドの競合といえばバーガーキング。一番安いチキンラップサンドのセットを注文してみました。

15.90CHF(約2,700円)也。(他のバーガー類だと余裕で3,000円を超えます。)

元々マクドナルドよりも高い価格設定ではありますが、スイスの物価によってえげつないお値段に。

普通のバーガーは高すぎて手が出ませんでした。

ケンタッキー・フライド・チキン

ハンバーガーといえばケンタッキーも。定番のバーガーセット(一番安い)で14.90CHF(約2,500円)也。

商品に隠れて見えませんが、下のシートによるとスイスのケンタッキー・フライド・チキンで使用しているチキンはスイス産らしいです。ファストフード店でも地産地消なんですね。

サイドメニューはコールスローにしてみました。ドリンクが炭酸か甘い清涼飲料水しか選べないのがきつい。

まとめ

今回はスイスのマクドナルドについて簡単に紹介してみました。

スイスの物価を考えると、マクドナルドと学食くらいしか外食する機会がないのが現実なんですよね…(一般のお店は価格とクオリティが釣り合わないことが多いため行かなくなった)

以上、何かの参考にしていただけると嬉しいです!

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