2023年6月シンガポール再訪問の総括~「駐在員のシンガポール」と「旅行者のシンガポール」の違いと、今振り返って思うこと~

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シンガポールに駐在していた筆者。

初めての海外生活、しかもコロナ禍…ということで色々苦労もありましたが、振り返ってみると素敵な思い出もたくさん。本帰国のときは、すごくすごく寂しかった。自分でもびっくりするくらい。

それらは確かに貴重な経験だったのですが、ポジティブに考えるクセから、置かれた環境で頑張るために美化してしまっていることもあるのでは?という疑念もありました。

この記事では、本帰国後に旅行者として再びシンガポールに足を踏み入れて、考えたこと・感じたことを振り返っていきたいと思います。

個人的な日記のような記事ですので役立つノウハウはありませんので、軽く読んでいただけると嬉しいです。

目次

観光客として(再)入国!

今回は居住者ではなく観光客としての入国です。

観光客として再び足を踏み入れる

シンガポール入国前に必須のSG Arrival Card。これまではパスを保有していたためLong-term Pass Holderの入り口から提出していました。もう資格はないので、短期滞在の観光客として提出。

さぞかし色々と追加で入力させられるだろうと覚悟していましたが、多少入力項目が増えただけ。あっけなく提出まで完了しました。

その後空港での入国手続きも非常にスムーズ。日本人は短期滞在者でも自動ゲートを通れるのでとても楽。当たり前ですが、赴任時にICAのレターを持って入国したときとは全く違う。

ASEAN諸国の短期出張から帰った時と同じように、入国できました。

さて、今回はブロガーとして駐在時代に入手し損ねていた写真素材をゲットするという使命を自分に課しました。

そんな感じでこれまでに経験してきたことを発信する場を得られた喜びを噛みしめながら「おかわりシンガポール」がスタートしたのでした。

今回のシンガポール出入国&フライトに関する記事はこちらです。

海外旅行感はほぼゼロ、むしろ落ち着く感じ

SIMカードは元々持っているし何ならDBS銀行のデビットカードもあるので、シンガポールドルの調達の必要もなければ通信環境に慣れる必要もない。一瞬で駐在中の感覚に引き戻されます。

公共交通の使い勝手も記憶に残っていますし、既にEZ-LinkカードやらGrabアプリやらが手元にあるので全てが簡単。

日本は既に夏。蒸し暑さはシンガポールとほぼ同じだったので、「日本から海外旅行をしている」感覚はほぼありません。むしろ陸続きのどこかから、ただ移動してきたという感覚でした。ただ日本語が通じない、それだけ。

キャッシュレスが通じる。Pay NowやPay Lahが使える。日本にはない当たり前が心地よい。

何かがしたいわけではない、特にすごく思い入れがあるという感覚も正直ない。けれど、ただただここに居たい。不思議とそう思える幸せ。

本帰国で「変わったもの」と「変わらないもの」を改めて感じる

日本に帰国してからも色々と反芻していましたが、実際に触れることでやっと言語化できたものも多々ありました。

シンガポールそのもの

ホテルにチェックインして周囲を少しだけ散歩。気楽な旅行客。それが「帰る場所」がもうここにはないということ。

相変わらずの蒸し暑さが不快なことは変わらないけれど、懐かしいような、ちょっと寂しいような感じ。なんというか、社会が自分抜きで回り続けている安心と寂しさを同時に感じる。

ビザ制度が厳しくなったり緩くなったり多少迷走している感じを受ける点だけが、最近変わった点。

友人との人間関係

久々?に会ったシンガポールの友人は、全く変わらない。今でも同じようにレストランで談笑したり、サイクリングにいったりできる。SNSでずっと繋がってはいたけれど、日本から見ているときは別世界での出来事。でも今はここにいる。あの頃と同じ。

ただ違う部分もたくさんあって。ああ自分はもうここの住民ではないのだな、という事実をひしひしと感じたのでした。

ただ一方で、またどこかで会えるかな、という感覚も合わせて持つことができました。

仕事関係の人間関係

今でも同じ仕事をしている気分。勤務していたころの人間関係に戻る感覚。

職場の話をしたり、仕事観の話をしたり、もう仕事をしていないのに、何だか色々なことに口を出してしまっている出しゃばりな自分に気づく。

ただ駐在員の社会は人の入れ替わりが激しいのが宿命。異動によりメンバーが完全に入れ替わってしまったら、こんな交流ももうできなくなります。もう2~3年もしたら全て変わってしまうことでしょう。

自分のキャリア観や仕事観を見つめなおすのに最適な機会でした。

少しだけ積極的に楽しめるようになったことと言えば「観光」

時間が限られていることが強く感じられるときにこそ、やりたいことが色々と浮かんでくるものです。

ハウ・パー・ヴィラに行ってみた

駐在中は何度前を通っても入る気にならなかったハウ・パー・ヴィラに行ってみました。

内部は噂通りの謎空間。月曜日に行ったので地獄博物館?は休館日でした。中は相当グロテスクらしいので行く気もないけれど。

このときの写真はバスの記事に昇華させました。

フィッシュヘッドカレーを試してみた

駐在中になぜか行く気が起きなかったフィッシュヘッド・カレーのお店にトライしてみました。こういうお店は観光客のテンションでないと挑戦する気が起きないみたいです。

ひとりでの挑戦になりましたが、エンタメ感もあって面白かったです。意外と美味しかったし。

ゴッホ展に行ってみた

シンガポールのアートイベントは何となく成金感が強くて敬遠していましたが、友人の勧めもあってトライ。

結果、まあまあ楽しかった…かな。勧めてくれた友人への仁義にもなったし、ブログ記事のネタにもなったし。

そのときの記事はこちらです。

カフェホッピングをしてみた

カフェ自体はよく訪れていましたが、特定の地域に絞って集中的に回ることはあまりありませんでした。

今回たまたまラベンダー地区に宿泊したので、新しいスポットを発見し、かつ色々と回ることができました。宿泊地は現地の友人に完全にお任せしていたので、この出会いは本当に運。こんなところにも駐在中の種まきの効果が出たということですね。

ラベンダー地区に関する記事はこちら。

コインランドリーを使ってみた

以前住んでいたコンドミニアムには洗濯機があったので、外での洗濯はしたことがありませんでした。そのためコインランドリーを初めて利用したときはかなり戸惑いがありました。

思ったよりも色々と便利で、本当におすすめできます。

そのときの記事はこちら。

エレクトラを観てみた

マリーナベイ・サンズのライトショーであるエレクトラを改めて観に行きました。

駐在中だとまだまだ見る機会があるという感覚だったので、わー観光客がいるな…という感じでしたが、今回はしっかり目に焼き付けるように見ました。

もしまたシンガポールに滞在することがあったら、また見たいかな?でももう来ないかも。

今だから話せることもある

自分を色々なしがらみから解き放った今だからこそ、明らかにできる話や見方もあります。

日本人駐在員の語学力について

伝統的な日本企業・組織が単なるメンバーシップ制のローテーションで回っていることを感じさせる人選だなと思いました。仕事に人を充てるのではなく、人に仕事を宛がう感じ。

海外での実績に日本の実績をスライドさせて考えることができないのは当たり前だと思っていましたが、研修名目であれば何でもできるようです。

語学力不足や国際経験不足から来るリソースの損失は案の定ノーカウントみたい。まあ私はもう流出する(した)ので関係ありませんが。

日本の働きづらさ・生きづらさについて

海外は厳しくとも楽しい世界。日本は弱者に優しいゆるゆるな世界と見せかけた、暗黙ルールがんじがらめのピリピリ世界。

シンガポールの合理性に触れて、自分が日本で考えていたことやキャリア志向は間違っていなかったことがはっきりと分かりました。

いずれしっかりと記事にしますが、向き不向きははっきりあるな、と。

シングリッシュはやっぱりちょっと…

駐在中は(飲み込まなければいけないので)意識しないように頑張っていましたが、今ならはっきり言えます。

やっぱり何を言っているのか分からん。

でも嫌いじゃない。そう思えただけで収穫でした。

シンガポールのイライラポイント再び

今回は疲れたらコンドミニアムに戻って…ということもできないし、そもそも時間が限られているので割とアクティブに動きました。

そのおかげで暑さをもろに食らった感じ。

暑さへの耐性が付いた気もするし、もういいかなという気もして…

情報発信を始めてから見方が変わった

シンガポールを出て、ブログによる情報発信と思考の言語化を始めてから改めて考えたことが多くありました。

ネタの宝庫

改めて、観光資源が大量にある国だということが分かりました。日常的に訪問していた場所以外にも、おしゃれなスポットだったり、文化を色濃く感じるようなところがたくさん。

外国人観光客だとシンガポール国民や永住権保有者が無料で入れる場所で課金が必要なので、そこはちょっと…と感じる場面もありましたが、そのあたりは仕方ないですね。

シンガポールは「スルメ国家」だと思う

個人的な意見ですが、バーン!とすごい観光地が多い分、細かいところを見ないととにかく観光体験が大味になりやすいと感じました。

シンガポールの多様性を深く味わうためには、街のつくり、日本による支配の時代やマレーシアからの独立という歴史的背景、現在の政府による政策、現在のトレンド…といったところを正確に抑えないといけない。ただ「シンガポール=イケイケの国」という認識だと、感想が「すごい」「映える」くらいに収束してしまいそう。

一方で、知識を入れれば入れるほど全てが面白く見えてくる。それがシンガポール。

これはきっとドバイも同様でしょう。

愛着を割り引いて考える大切さ

日本的な駐在制度では、基本的に場所とタイミングを選べないことがほとんど。それは筆者も同じでした。特にシンガポール滞在中はコロナ禍真っ只中。隔離生活や事実上の鎖国状態も経験しました。つまり、シンガポールから出られないためその中で楽しみを見つけなければいけない状況。

これはシンガポールを深く知るという観点からは非常に幸運なことかもしれませんが、本心ではどう思っていたのか?という気持ちと向き合う必要があると思いました。それが「逆ホームシック」を扱った記事。

あのときは本帰国直後だったのでメンタルがいろいろとしんどい状況でしたが、改めて訪問して、少し引いた視点から改めて見て、前述の事柄を始めとする色々なことに気づいたり、一歩引いて言語化することができました。

おわりに~「私のアナザースカイは、シンガポールです!」

「あの頃」に戻ったような感覚に戻ることが出来た今回のシンガポール滞在。しかし、何もかも同じということはなく。

あの頃はそれが寂しいと感じていましたが、今はそれでよいと受け入れられるようになりました。新しい経験に必要以上にビビらなくなったのは、シンガポールでの経験のおかげ。

いずれは自分の力でシンガポールに住めるよう頑張ります。

何だか取り留めのない文章になってしまいましたが、以上です。

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