【ChatGPTが使えない?】香港の通信事情と現地SIMの実名登録&注意点まとめ

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香港は街歩きやグルメなど、魅力がいっぱい!

移動中に地図アプリを開いたり、交通ルートを調べたり、人気店の場所や営業時間を確認したりと、必然的にネット検索が必要になる場面がとても多い都市です。安定した通信環境は非常に重要。

しかし、香港の通信事情は日本とはやや事情が異なり、たとえば次のような点が独特です。

  • 現地SIMの利用には実名登録が必須
  • ChatGPTを含む一部のオンラインサービスが制限されている
  • 無料Wi-Fiは時間制限付きが多い

香港でも「諸外国と同じように現地SIMを買えばすぐ通信できたり、カフェのWi-Fiで何時間も作業できる」…そんな前提で訪れると、思いがけず不便を感じる場面が出てきます。旅慣れている人ほど要注意。

筆者はコンビニで現地SIMを購入したものの本人認証が上手くいかず、突然SIMが使えなくなる…という現象に見舞われたことがあります。詳細は本文で。

その経験を踏まえ、今回は最初からeSIMを利用。
eSIMなら本人認証が不要で、到着後すぐ使えるうえ、ChatGPTなどのサービスにも通常どおりアクセス可能で非常に快適でした。

この記事では、香港の通信事情や現地SIMの意外な落とし穴を整理しつつ、「なぜ最終的にeSIMが最も便利だったのか」を実体験ベースで紹介します。

香港滞在中の通信方法で迷っている方の参考になれば幸いです。

目次

何かと制限が多い香港

一部サービスが制限されている

香港では、一般的な観光や日常利用に大きな支障はないものの、一部のオンラインサービスにアクセス制限が設けられている場合があります。これは「中国本土ほど露骨な規制ではない」にせよ、回線や提供者によって利用できない・挙動が変わるサービスが存在するという点が旅行者にはやや分かりにくいポイントです。

代表的な例として、2024年7月以降、OpenAIが香港・マカオ・中国本土に向けたChatGPTサービスの提供を停止したという報道があります。これにより、香港では回線によってはChatGPTが起動しなかったり、アプリが利用できないケースが出ています。

実際に筆者も今回の滞在中、airalo回線からホテルのWi-Fiに切り替えた際にChatGPTアプリが突然起動しなくなる現象に遭遇しました。

筆者はこのとき初めて香港でChatGPTが使えないことを知りました。

中国大陸ではGoogle系サービスが使えないことはよく知られていますが、香港でも一部サービスに制限があるという事実は、事前情報が少ないため見落としがちです。筆者も最初は「アプリの不具合かな?」と思ったものの、調べてみると同様の報告がいくつも見つかり、状況を理解しました。
中国本土ほどではないにせよ、香港でも色々と制限がかかっているようです。

さらに調べて分かったことですが、ChatGPT以外にも、以下のようなサービスで不具合が生じるケースがあります。

  • 一部の生成AIサービス(ChatGPT以外でも不安定になる報告あり)
  • 一部クラウドサービス(ホテル・カフェのWi-Fiで速度や接続性が変わる場合)
  • 特定ジャンルのウェブサイト(政治・人権関連などが表示されにくいケース)
  • 公共Wi-Fiで、特定アプリだけ動作が不安定になる例

ただし、これらのサービスに対する制限は、公式にリスト化されているわけではなく、多くが体験談ベースの情報にとどまっています。この点もまた厄介です。

そのため、日常的に利用している重要サービス(特に非中国系)を香港でも使いたい方は、渡航前に利用可否を軽くチェックしておくと安心だと思います。

無料Wi-Fiに時間制限が設けられていることが多い

香港では街中のあちこちに「Free Wi-Fi」の表示があり、一見するととても便利なように思えます。しかし実際に使ってみると、時間制限が厳しかったり、再接続が事実上できなかったりすることが多く、旅行者にとってはかなり使いづらいのが実情です。

特に印象的だったのがPacific Coffee
店舗でWi-Fiを利用するには、まずカウンターにいるスタッフからその場限りのWi-Fiパスワードを受け取る必要があります。この時点で少し手間がかかるのですが、さらに厄介なのが利用可能時間がたったの30分という点。
そして30分が経過すると接続が切れ、同じパスワードでの再接続はできません。

再びつなぐためには、もう一度カウンターへ行って新しいパスワードを発行してもらう必要があるのか(あるいはそもそも複数回の発行を受け付けているのか)は不明ですが、正直そこまでして使う気にはなれない仕組みでした。

日本のカフェでも一定時間が経過すると切れてしまうWi-Fiはありますが、その場で繋ぎ直せるのが普通ですよね…。

特に、香港はコーヒー1杯が日本より高い傾向にあるにもかかわらず、Wi-Fiだけは妙にケチというギャップがあり、観光中にちょっと調べ物をしたいだけでも意外とストレスを感じる場面が多い印象でした。

一応公共Wi-Fiはありますが、作業するにはセキュリティーに問題があるのでそれはそれでちょっと微妙…。

総じて、香港の無料Wi-Fiは一応あるけれど頼りない感じ。
移動や観光中に快適に調べ物をしたい場合は、自前の回線(現地SIM or eSIM)がほぼ必須だと感じました。

そもそも落ち着いてWi-Fiが使える場所が少ない

香港の街には魅力的なカフェや茶餐廳(チャーチャンテーン)がたくさんありますが、Wi-Fiが使える+長時間滞在できる場所という観点では、実はかなり選択肢が限られています。

まず、香港のカフェは基本的に「飲んで食べたらすぐ出る」文化で、長時間滞在を前提としていません。席は狭く、隣との距離も近く、店員さんも回転率を重視しているため、PCを広げて作業をする雰囲気ではありませんし、そもそもWi-Fiを提供していないことがほとんど。
茶餐廳や冰室というジャンル自体が、軽食をさっと食べるための場所という性格が強いので仕方ないんですけどね…。

さらに、価格も高め。チェーン店のコーヒーでさえ日本より割高で、1杯40〜60HKDほどが一般的。にもかかわらず、先述の通りWi-Fiが30分で切れたりと長居と相性の悪い仕様になっているため、「コーヒー1杯でWi-Fiを繋ぎながらのんびり」感覚はまず通用しません。

台北のLOUISA COFFEEが恋しくなります…。

どうしてもWi-Fiに繋いで長時間のんびりしたい場合は、香港ではマクドナルドが最も安定していました。
スマホの充電くらいなら余裕でできますし…。

現地SIMは簡単に買えるが実名登録が厄介

コンビニでも買える!現地SIMは入手が簡単

香港ではプリペイドSIMカードの入手は非常に簡単。通信会社の実店舗はもちろん、空港や市内のコンビニ(セブンイレブン、Circle K)などでも気軽に購入できます。

香港の主要な通信会社はcsl・3HK・China Mobile HKの3社で、いずれかのSIMカードを選べば間違いがありません。

キャリア代表的な旅行者向けプリペイドSIM特徴 / 強み
csl
公式ウェブサイト
5G Discover Hong Kong Tourist Prepaid SIM
5GB/5日間(HK$30)、8GB/8日間(HK$48)など。
・通信品質・安定性高
・コンビニ等で容易に入手可能
3HK
公式ウェブサイト
30-Day HK Data Pass
データパスは2GB〜数十GBまで柔軟。
・容量の選択肢が多い
・短期滞在者向けプランは提供なし
China Mobile Hong Kong (CMHK)
公式ウェブサイト
5G Hong Kong Tourist SIM card
15GB/3日間(HK$48)/35GB/7日間(HK$78)などオプション多数。
・中国本土までカバー
・通信インフラ安定

なお一部のSIMカードについてはECサイトでも取り扱いがあります。
日本で事前に予約すれば香港到着時に空港で受け取ることができる点が非常に便利。

Klook.com

現地SIM(eSIM含む)は実名認証が必須

香港の現地SIMは購入自体は簡単ですが、利用開始前に「実名登録(Real-name Registration)」が必要な点には注意が必要です。

この制度は不正利用防止を目的として2022年に導入されたもので、旅行者向けプリペイドSIMも対象。SIMカード利用者は、パスポート番号などの本人情報を使って登録しなければなりません。

本人認証はキャリアの公式アプリやSIMのパッケージに記載された登録サイトなどで行う必要がありますが、登録方法がキャリアごとに異なる点や、英語または中国語のみ対応のことが多い点などから、初めて香港でSIMを使う旅行者にはややハードルが高いと言わざるを得ません。

筆者自身も、cslのプリペイドSIMをセブンイレブンで購入し実名登録を試みましたが、認証手続きが何度試しても完了せず、結果的にSIMがまったく使えなくなるという経験をしました。幸い近くにcslの店舗があったため駆け込んで登録手続きを手伝ってもらうことができましたが、これが深夜早朝だったり実店舗が近くになかったら…と思うとぞっとします。

このように、購入は簡単でも、「実際に使えるようにするまで」が意外とハードルになる可能性があります。

もちろん、通信会社の店頭で購入すれば登録作業を手伝ってくれるでしょうし、すべてのSIMでこのような問題が起きるわけではありません。しかし、「コンビニで買ってすぐ使える」と考えていると、現地で予想外の手間が発生することがあるという点は、旅行者にとって覚えておいて損はないでしょう。

おすすめは「海外事業者のeSIM」

筆者は今回airalo(非香港のeSIM)を利用していたわけですが、以前香港現地SIMを利用していたときとは明確に異なるメリットがあると感じました。

実名登録が不要で、購入後すぐに使える

海外事業者のeSIMが便利だった理由のひとつが、前述の実名登録が不要であり、購入から開通までの流れがとてもシンプルだったという点です。

海外事業者が提供するeSIMでも専用アプリのインストールは必要ですが、それも日本語を含む多言語に対応しており、アプリ内で購入から開通まで非常にスムーズ。現地到着後に追加の手続きも発生しません。

香港現地SIMでトラブルに遭遇した筆者にとっては、初期設定のストレスが大幅に少なく済みました。

ChatGPTなど香港で制限されるサービスが普通に使える

海外事業者のeSIMを使っていて特に助かったのが、ChatGPTをはじめとする香港で規制されているサービスが問題なく利用できたという点です。

香港は中国本土ほど露骨な規制を敷いているわけではありませんが、それでも特定サービスにアクセスできない場合があります。海外事業者のeSIMは香港外のサーバーを経由するため、特段何もしなくてもそのような制限の影響を受けなくて済みます。

もちろん、すべての海外eSIMでまったく同じ挙動になるとは限りませんが、筆者が利用した限りでは、海外事業者のeSIMの方が規制を意識せず普通に過ごせると感じました。

日本語対応アプリで残量確認・チャージが簡単

海外事業者のeSIMを使っていて便利だと感じたもうひとつの点が、データ残量の確認や追加チャージなどがすべてアプリ内で完結するという点です。

香港のローカルSIMを利用する場合、残量確認やチャージにはキャリアごとの専用アプリやWebページを使う必要があります。表示が中国語や英語のみで分かりづらいだけでなく、初回は会員登録が求められたり、UIが直感的でないことも多いため、滞在時間が限られた旅行者にとってはタイパが良いとは言えません。

その点、海外事業者のeSIMは専用アプリは日本語対応のことも多く、表示言語や操作方法に迷う心配がありません

データ残量の確認や追加チャージといった基本的な作業を移動中でもサッと行えるのは思った以上に快適でしたし、知らずにデータ容量を使い切ってしまい突然通信できなくなる…という事態を避けられるという安心感もありました。

Wi-Fi環境を気にしなくていい/テザリングですぐ作業できる

これはairaloのデータ無制限プランを利用していた感想が中心にはなるのですが、香港で海外事業者のeSIMを使っていて便利だったのが、Wi-Fiスポットに依存しなくて済むという点です。

香港には魅力的なカフェや茶餐廳が多いものの、Wi-Fiが提供されていなかったり、接続しても30分程度で切れてしまうなど、長時間の利用には向かない場所が少なくありません。公共Wi-Fiも場所によって品質にばらつきがあり、データ通信使用量はどうしても多めになりがちです。

現地SIMはデータ使い放題のオプションがあまりないため、データ容量を気にせずスマホを使いたいなら、データ大容量のSIMを購入するかこまめにチャージするしか選択肢がありません。その点でもairaloは便利でした。

無制限プランでさらに良かったのが、スマホのテザリング機能を使えばパソコン作業がどこでもできることでした。データ容量を気にしなくてよいので、意識すべきなのはスマホのバッテリーだけ。公衆Wi-Fiを探して歩く必要もありませんでした。

まとめ

香港は街歩きやグルメなど魅力が多い一方で、通信まわりは日本とはかなり勝手が違います。

具体的には、無料Wi-Fiの時間制限、ノマド向けの環境の少なさ、回線によっては一部サービスが使えないなど、旅行者にとって意外と注意が必要なポイントがいくつかあります。

現地SIMについてはコンビニでも気軽に購入できるものの、実名登録がちょっと厄介。
特に短期旅行者の場合は、この「初期設定のハードル」が思っている以上に負担になりがちです。

その一方で、かなり使いやすかったのが海外事業者のeSIM。本人認証は不要ですし、基本的な手続きは全てアプリ内で完結します。香港では使えないサービスがVPNなしで利用可能なことは嬉しい発見でした。

もちろん、現地SIMには現地SIMならではのメリット(電話番号が付与されたり、長期間の利用が割安になったり)も存在します。ですが筆者の経験としては、短期滞在や手間を避けたい場合は海外事業者のeSIMが最もストレスが少ない選択肢だと感じました。

この記事が香港旅行の通信手段選びの参考になれば幸いです。

参考:今回使った海外事業者のeSIM

今回の旅行では、airaloのeSIMを利用していました。
本人認証が不要で、プランの購入やチャージもアプリで簡単。香港であればデータ容量無制限のプランも用意されているので、公共Wi-Fiを探す手間から解放されます。

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