先のポストでは大学院留学を見据えてIELTSに取り組み始めたことについて書きましたが、英語学習にはまとまった量のインプット・アウトプットを繰り返してトレーニングを行うことが欠かせません。
英語を始めとする外国語を学習しながら、私はこんなことを考えていました。
インプットの重要性は認識しているつもりだけれど、なかなか続かない…。
アウトプットするにしても、日常的に外国語で話せるようなネイティブスピーカーの友人はいないし、そもそも日常生活で知り合う機会がない…。
この記事では、そんな風に悩んでいた私が英語の使用機会を増やすために利用したアプリとプラットフォームについてまとめました。
具体的には以下のとおりです。
- BBC Learning English
- MEMRiSE
- YouTube
- kindle
- Tandem
- Hellotalk
- Meetup
- Internations
- Grammarly
この記事の「中級者」はTOEICで言うと700点前後のスコア取得者を想定しています。
本編でひとつずつご紹介しますので、英語&外国語学習者の方に参考にしていただけると嬉しいです!
楽しくインプット機会を増やすアプリ
まずは楽しく良質なインプットができるアプリをご紹介します。
BBC Learning English
BBCのスマホアプリ。
基礎的な文法や便利なフレーズから場面別の表現まで動画で学べます。動画にはクイズも付いているので、理解度を測ることも可能。また動画は字幕が表示できるほか本文の原稿も用意されているので、耳慣らしにもGOOD。
コーナー毎に更新頻度がまちまちですが、ニュース記事で学ぶ英語は比較的頻繁に更新されているようです。
項目ごとに英語のレベルが表示されているので、取り組む前のレベル参考に。中級(INTERMIDIATE)と中上級(UPPER INTERMIDIATE)が多い印象です。
課金が必要なコンテンツは2023年4月現在ありません。
MEMRiSE
英語を始めとする多くの外国語を学ぶことができるアプリ。
筆者は英語ではなくフランス語とアラビア語の学習に使っていますが、単語や便利な表現、文字の読み方(アラビア語)、発音等、基礎からじっくり学べる印象です。
個人的にはスマホのカメラ機能を利用してファインダーに入った物の名前を学びたい言語で表示してくれる機能(Exlopre)が気に入っています。
基本利用料は無料ですが、課金すると選択できる学習方法や言語数が増えます。
YouTube
いわずと知れた動画サイト。
私は主にBBC Learning Englishのチャンネルを日常的に視聴していました。特に気に入っていたのは6 minute Englishで、クイズやボキャブラリーの説明が含まれているのでリスニング力の向上だけでなく新しい知識を学ぶという意味でも有用でした。
動画を見ながら学ぶというよりはラジオを聴くようなプログラムなので、YouTubeプレミアムでバックグラウンド再生をすれば移動中でも気軽に英語に触れることが出来ます。
kindle
言わずと知れたAmazonの電子書籍販売サービス。
重い本を持ち歩かなくても気軽にスマホや専用端末で文章を読んで知識を得られる、素晴らしいツールです。アメリカのサービスなので洋書のラインナップも豊富。多読が目的であればKindle Unlimitedに登録すれば対象の本が読み放題になるのでお得です。
正直Unlimitedの対象はウェブ出版や売れ行きの悪い本ばかりかと思っていました(失礼)が、意外と名作も対象になっているので侮れません。
ただしベストセラーやレベル別英語本はUnlimitedの対象外になっていることが多いので、契約前にラインナップを確認して、個別本を購入するかUnlimitedにするか考えた方が良いです。
楽しくアウトプットの機会を増やすアプリ
次にアウトプットの機会を増やすことのできるアプリ。
Tandem
自分が使える言語と相手が学習したい言語のマッチングを通じて言語交換パートナーを見つけ、1対1でのメッセージを通じてコミュニケーションを取りつつ外国語を学ぶことができるアプリ。
メッセージの翻訳機能や修正機能を活用すれば、言語レベルが全く異なる場合でも会話を続けることが出来ます。
推薦文を投稿する機能があり、これが相手の信頼度を図る指標としてかなり有用。推薦文の多い人を探せば真剣に勉強したい人に出会うことができます。(逆に少なすぎるアカウントはスパムの可能性がある)
課金すると、近くに住んでいるメンバーと交流することもできて交友関係が広がります。Hellotalkと比べると真面目に勉強している人が多い印象。
Hellotalk
こちらも言語交流アプリ。
Tandemと同じようなサービスに聞こえますが、こちらはMoments機能を使って日記や質問をアップし、ネイティブスピーカーの添削を受けたり質問することができるのが特徴的。
1対1のコミュニケーションには適さないような長文もアップすることが出来るので、ライティングの練習にもなります。相手の信頼度は自己紹介やMomentsの数を通じて判断することになります。
Tandemと比較すると1対多数のコミュニケーションが多いイメージで、個人的にはカジュアルに使っている人が多い印象です。
外国語で対面交流できるプラットフォーム
レベルが上がってきたら実戦練習。趣味や好きなことを通じてさらなるレベルアップを図りましょう!
Meetup
地元の人や外国人等様々な人と(主にリアル)イベントやコミュニティを通じて交流できるプラットフォーム。
共通の趣味や興味のあることを通じて友達を作ることが出来ます。
コミュニティにもよりますが総じて外国人の割合が多いので、英会話の学習機会としても使えます。
InterNations
外国人居住者向けの交流プラットフォーム。もちろん地元民でも使えます。
Meetupと同様に興味のあることを登録し、イベントやコミュニティに参加して交流を図ります。Meetupとの違いは「別の国・地域から来た人(Expats)」が主なターゲットになっていることで、外国人が多い地域であればあるほど活発に活動しているコミュニティが多い印象です。
筆者はシンガポールでトレッキングや食事会のコミュニティに参加して楽しんでいました。
課金すると訪問者情報の確認ができるようになったりイベントによっては参加費が割引になったりといったメリットを享受できます。
MeetupやInternationsは言語交換パートナーを探している方ばかりではありませんので、練習台を探すようなスタンスはNGです。言語レベルと目的に応じたコミュニティに参加しましょう!
添削サービスもおすすめ
メールや文書を英語で書いて、自分のトライアンドエラーから学ぶことも非常に有用です!
Grammarly
英語メールを書く際に文法や語法のミスを減らすためGrammarlyの有料版を契約しています。
当初はミスコミュニケーションを避けるためでしたが、利用を続けていると自分が英語の文章を書く際に間違えやすいポイントが何となく分かってくるようになりました。
最近では、Grammarlyから下線で誤りの箇所が示された場合にその内容を確認する前に自分で修正してみて下線が消える(=誤りが修正された)か試すというチャレンジを行っています。
また文章が与える可能性のある印象が分かるのも面白いポイントです。
まとめ
この記事ではインプットやアウトプットを増やすために有用なアプリやプラットフォームを紹介しました。まとめると以下のとおりになります。
- BBC Learning English
- MEMRiSE
- YouTube
- kindle
- Tandem
- Hellotalk
- Meetup
- Internations
- Grammarly
最近は色々なツールがあるので、できる限り多く試してみて自分に合うものを見つけることが重要だと思います。お気に入りができれば、さらなるモチベーションアップと好循環につながること請け合いです!
以上です。参考にしていただければ幸いです。
コメント