シンガポールで外せないのが「食」。
そのなかでも朝食やおやつに人気の高い名物といえば、カヤジャムとバターを薄いトーストで挟んだカヤトーストではないでしょうか。
ローカルの人々が足しげく通うコピティアム(伝統的なドリンクと朝食の店)やそれに類する業態のお店で提供されるカヤトーストは、コピ(=コーヒー)との相性もバツグン。半熟卵も合わせれば立派な朝食セットになります。
今回はそんなカヤトーストが楽しめるお店を5つご紹介します。
本記事内の店名表記は英語→中国語(もしあれば)の順番です。
なおシンガポールのコピの注文方法はこちらの記事にまとめています。
Ya Kun Kaya Toast(亞坤)
1940年代に小さなコーヒーストールから始まり、現在では日本も含め国外にも多くの店舗を展開するお店。その名の通りカヤトーストで有名なお店で、朝食時間帯からローカルの人々で賑わいます。
カヤジャムやクッキーも販売しているので、店内飲食のついでにお土産を調達するのも良さそうです。
筆者のおススメ店舗はFar East Square店。同店舗はYa Kun Kaya Toast最初の店舗で、劇場版名探偵コナンにも出たことのあるくらい観光スポットとしても有名な場所です。
国内に50店舗ほど展開しているので探さなくてもすぐ見つかりますが、あえて記念に訪れるならココ。
住所 | Far East Square 18 China Street #01-01 Singapore 049560 |
営業時間 | 7:30~15:30 |
最寄り駅 | Telok Ayer(DT) |
公式ウェブサイト | Ya Kun Kaya Toast |
Fun Toast(芳土司)
緑の芝生のような看板と「芳」のくさかんむりと「F」を掛けたロゴが特徴的なお店。
こちらも1941年創業の老舗です。
Fun Toastはトーストメニューの他にラクサをはじめとするシンガポールの名物も提供しており、さらに紅茶メニューも充実しているので、ランチやコーヒーに飽きた際にも使えます。
こちらもYa Kunに負けず劣らず多くの店舗を展開しているので、滞在中に何度も目にするはず。ティースタンド業態もあります。
筆者のおすすめ店舗は、チャンギ空港直結のショッピングモール・ジュエルにある店舗です。帰国直前にも寄りやすく、シンボルになっている大きなコーヒーカップは記念撮影にもGOOD。
住所 | 78 Airport Boulevard, #04-246, Jewel, 78 Airport Blvd., #04 – 246 Singapore Changi Airport, 819666 |
営業時間 | 7:45~21:30 |
最寄り駅 | Changi Airport(CG) |
公式ウェブサイト | Fun Toast |
Killiney Kopitiam
1919年創業の、ヤクンと双璧を成す有名店。
こちらもご飯ものや麺類など食事メニューも豊富に揃っています。
シンガポールに30数店舗あるため比較的見つけやすいと思いますが、フランチャイズ店の規格を統一しない方針なのか、同じ店名なのにも関わらず店舗ごとに雰囲気が全く異なるのが筆者的面白ポイント。
筆者おススメの店舗は断然、店名にもなっているKilliney Road沿いの第一号店です。
住所 | 67 Killiney Road Singapore 239525 |
営業時間 | 6:00~18:00 |
最寄り駅 | Somerset(NS) |
公式ウェブサイト | Killiney Kopitiam – Killiney Singapore (killiney-kopitiam.com) |
TOAST BOX(土司工坊)
カヤトーストやコーヒーとともに、ラクサを始めとする軽食やケーキも提供するお店。
2005年創業で若干新しめ。同じようなメニューを提供するYa Kunと比べると、内装が白で統一されていてこちらの方が多少オシャレかも?
筆者のお気に入りはレジ付近のショーケースで販売されているバナナケーキです。シンガポール名物のラクサも食べられるので、ランチタイムにもどうぞ。
現在70店舗ほど展開しているためすぐに見つかると思いますが、筆者の個人的おススメ店舗はShaw House (LIDO)店です。
若干分かりにくい場所にあるからか、カフェ激戦区のOrchardにあって比較的ゆったりできる穴場です。
住所 | 350 Orchard Road #B1-03 Shaw House Singapore 238868 |
営業時間 | 7:30~21:30 |
最寄り駅 | Orchard(NS/TE) |
公式ウェブサイト | Homepage – Toast Box |
Nanyang Old Coffee(南洋老咖啡)
シンガポールの伝統的な「南洋コーヒー」文化の伝承に力を入れるお店。
ドリンクメニューも品ぞろえが多いですが、特筆すべきはカフェメニュー以外の食事メニューもすごく充実しているところ。
シンガポール料理をベースにした独創的な料理が楽しめます。
Nanyang Old Coffeeは2023年5月現在5店舗を展開。筆者のおススメ店舗はチャイナタウンにある本店です。
1階もローカルな感じで雰囲気が良いですが、ユニークなのは2階。博物館スペースになっており、シンガポールのレトロな文物を眺めながらコーヒーを楽しむことができます。
住所 | 268 South Bridge Road Singapore 058817 |
営業時間 | 1階:7:00~18:30 2階:7:00~17:00 |
最寄り駅 | Maxwell(TE) |
公式ウェブサイト | Nanyang Old Coffee | Welcome to Nanyang Old Coffee! |
まとめ
今回はこちらの5店をご紹介しました。
- Ya Kun Kaya Toast
- Fun Toast
- Killiney Kopitiam
- TOAST BOX
- Nanyang Old Coffee
シンガポール名物カヤトーストの背景には、独自のカフェ文化とそれを支える老舗のコピティアムが存在しています。
日本にあるようなオシャレなカフェとは様相が異なるためちょっとハードルが高いかもしれませんが、試しにトライしてみると意外と良い休憩オプションになりますし、観光としても良い思い出になると思います。
以上、参考にしていただけると嬉しいです。
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