得点源に!IELTSアカデミックリーディング本番用の解法5ステップ&注意点2選

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IELTSアカデミックリーディングでは、60分という限られた時間で3つの硬めの英文を読みこなしつつ40問の設問に解答することが求められます。

ハイスコアを取るどころか、時間内に全問を解き終わること自体が非常に難しいという話もよく聞きます。

しかし、もともと学校の授業で文法・語法を集中的に学習している日本人にとっては、実はIELTSアカデミックリーディングは得点源になりうるおいしいセクション。

IELTSアカデミックリーディングについてはこれまで頻出問題や必須スキルについて解説記事を書いてきましたが、今回はいよいよ本番用のテクニックをご紹介します。

試験前にどんなに頑張って勉強しても、本番でその成果生かすための戦略がなければハイスコアは実現できません。

これまでの努力を無駄にしないためにも、ぜひ参考にしていただければと思います。

この記事のねらい

IELTSアカデミックリーディング本番で意識すべきことがわかる

筆者は大学院留学のためにIELTSを受験し、アカデミックリーディングで最高8.5を取りました。

頻出問題に関する記事はこちら。

また必須スキルに関する記事はこちらです。

目次

1.まずざっと3つ全てのパッセージと問題に目を通す

IELTSアカデミックリーディングは3つのパッセージ(長文)から成ります。基本的に最初の長文が一番簡単で後半に行くにつれて難しくなりますが、出題内容によって個人差があります。

試験時間が始まったら、まずざっと全てのパッセージと問題に目を通しましょう。

ここで見るべきは、パッセージのトピック・分量設問のタイプです。

パッセージのトピック・分量と設問のタイプを事前に把握することにより、パッセージを読み終えるのにかかる時間や設問のレベル感を想定して戦略を練ることが可能になります。

2.簡単な大問は15分、その他は20分をタイムリミットに設定

IELTSアカデミックリーディングの制限時間は60分ですので、一つのパッセージに割けるのは最長で20分の計算です。この条件で全40問を解き切るには、簡単な設問を早めに片づけてより難しい設問に取り組む時間を確保することが最重要になってきます。

以上の理由から、一番簡単な大問(大体の場合は最初のパッセージ)はなるべく15分程度で解き終えるようにしましょう。見直しの時間を考慮すると、他の大問も20分以内には解き終えたいところです。

なお20分以内に解答できなかった設問がある場合は、その時点で最も正答に近いと思われる回答を答案用紙に書き込み、その大問を一旦切り上げます。IELTSでは誤答でも減点にならないので、空欄を残しておくのは損です。

不安があっても一旦忘れて、最後の見直しの時間にまた考えましょう。

可能であれば10分、難しけれ5分程度見直しのために残せると理想です。

3.問題を先読みしてキーワードを拾う

パッセージを読む前に設問を読み、キーワードや回答すべき内容を頭に入れます。必要に応じて印をつけておきましょう。

人物、数値、地名、年代といった事項はキーワードとなる可能性が非常に高いです。もし見つけたら内容を頭に叩き込んでおきましょう!

よく出題される設問形式と解き方についてはこちらの記事にまとめています

4.パッセージをざっくり読んで筆者の主張や流れを押さえる

パッセージを細かく読み進める前に、まず全体をざっくり読みます。

あまり細部を読む必要はありませんが、イントロダクション・コンクルージョンと各パラグラフの最初の文には注目。筆者の言いたいことが良く表れます。

上記に加え、パラグラフごとに必ずあるトピックセンテンス(そのパラグラフの内容を端的に示す一文)と設問に出てきたキーワードも探しましょう。

5.パッセージをしっかりと読んで解答を探す

パッセージをざっくり全部読んで要点を掴んだら、続いて本文を読んでいきます。その際、設問に関係する部分(主にキーワードの周辺)を特に注意深く読みながら問題を解いていきます。

可能であれば本文と設問を適宜往復しながら順番に解答を探していければベスト。

なお固有名詞以外は言い換えが使用されることが多いです。設問で示されている動詞や形容詞と似た意味の表現を見つけると正答にたどり着ける確率が上がります。

【注意点1】設問をよく読んで!

IELTSアカデミックリーディングでは、受験生は答案用紙に直接番号(i, ii, iii…)や記号(A, B, C…)を記入します。一つ選ぶ場合、複数選ぶ場合といったバリエーションもあるので、必ず設問の指示を熟読しましょう。

また単語数の指定のある設問もあります。ここを間違えると失点してしまうので、設問の指示内容を注意深く読んで間違えないようにしましょう。

例えば、質問文にNO MORE THAN THREE WORDSと書かれている場合、1単語から3単語までの回答を答案用紙に書きます。またA NUMBERと書かれている場合、一つの番号を答案用紙に書きます。

【注意点2】知らない単語に出会ってもパニックにならないで!

IELTSアカデミックリーディングは学術論文や雑誌から出題されるため、日常生活ではまず見ない単語や表現に遭遇することになります。専門的な単語を網羅するのは不可能ですので、全ての単語を知っている必要はありません。

テストの作成者もその点は分かっているので、知らないと本文の解釈に支障が出るような場合は注釈が付いている場合があります。

一方で注釈のない専門的な単語の場合、文脈から推測できることも多く、また正答にたどり着くための文脈解釈力をそのような単語で試している場合も。

もし知らない単語に出会っても、落ち着いて言い換えと思われる箇所を探したり、解答と関係がなさそうなら思い切って無視しましょう。

まとめ

今回はIELTSアカデミックリーディング本番での問題の解き方をご紹介しました。今回ご紹介した5ステップは以下のとおりです。

  1. まずテスト問題全体に目を通す
  2. 簡単な大問は15分、その他の大問は20分をタイムリミットに
  3. パッセージの前に問題を先読みしてキーワードを拾う
  4. パッセージをざっくり読んで内容を押さえる
  5. パッセージをしっかりと読んで解答を探す

以上、お役に立てれば幸いです。

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