香港エクスプレスの格安クラス「ウルトラライト」利用レビュー【手荷物チェックは厳しい?シートの使い心地は?】

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香港と言えば日本からも近く人気の旅行先。今回アゴダで飛行機とホテルのプランを見つけたため、気分転換のために思い切って行ってみることにしました。

今回予約したのはリーズナブルな香港エクスプレスの中でもさらに格安のクラスである「ウルトラライト」。格安で香港に行けると同時に、手荷物の制限が非常に厳しいことが懸念材料でした。

この記事ではウルトラライトクラス羽田・香港便の手荷物チェックの厳しさや座席などについてお伝えします。

ウルトラライトクラスの利用を検討している方の参考になれば幸いです。

「香港エクスプレスの手荷物チェックは他のLCCよりも厳しい!」という評判を聞いてビビっていましたが、結論から言うとそこまででもありませんでした。

目次

アゴダの激安パッケージとちょっとした落とし穴

パッケージツアーは自分で作る時代?

筆者は通常スカイスキャナーで航空券を探してからその日程でホテルを別途予約することが多いのですが、今回はアゴダで取り扱っている航空券が比較的安く、かつアゴダのプラチナ会員だったこともあってか、ホテルをセットで予約すればかなり安く上がりそうだったので、その線で利用してみることに。

アゴダのウェブサイトは合計金額が示されるので全体の金額がイメージしやすくて便利。まず渡航日程を選択し、次にホテル選択し、その後に航空券を選ぶというスタイルで予約手続きを行っていきます。

渡航日程を選択した時点で基本の航空券(大抵の場合最安のもの)が自動的にセットされます。出発空港や出発時間は航空券を選ぶ段階でカスタマイズしていきます。

ホテル代が高いことで有名な香港ですが、プライベート空間が欲しかったため、中心部から外れたエリアでシングルルームを探したところ、北角に手頃なホテルを発見。シャワーを浴びるとトイレが水浸しになるタイプですが、香港のエコノミーホテルでは良くあることなのでそこは妥協します。

航空券については、ホテル代の節約を節約しつつ現地滞在時間を延ばせると考えて、深夜発早朝到着が選択できる香港エクスプレス(キャセイパシフィック航空傘下)を選択しました。LCCを利用する場合は成田空港発着になることが多いですが、香港エクスプレスは羽田空港発着が選択できるのが良いですね。

費用は結局10日間で10万円ほどになりました。

航空券とホテルの内訳は示されていませんが、スカイスキャナーでは同じ航空券が4万円程度なので、ホテルは合計6万円程度(一泊当たり6,000円くらい)と推測できます。香港では格安レベルです。

旅行予約サイトでは航空券の有料オプションが選べない?

航空券とホテルを合わせて予約するとかなり費用を抑えることが可能ですが、セットされる航空券の内容には少し注意が必要。アゴダで航空券とホテルがセットになったプランを購入する場合の設定は、LCCだとほぼ自動的に最安プランになっていますが、アゴダのプラットフォームでは手荷物や座席指定といったオプションが選べません。

そのため、手荷物や座席指定を追加する必要がある場合は、別途航空会社のウェブサイトに予約情報を入力して行う必要があります。

アゴダで予約する際の料金はあくまで最低限の内容であり、結局色々と追加することになることを考えておく必要があるでしょう。

公式ウェブサイトで確認したところ、筆者の場合、機内持ち込み用の手荷物を追加しようとすると片道8,000円程度かかることが分かりました。

当日空港で追加料金を払う場合は15,000円ほどかかるらしいので、確実に機内持ち込みをするなら事前に購入するのがベターですが、元の航空券の料金を考えると非常に高く感じてしまいます…。

厳しい?香港エクスプレスの手荷物ルール

手荷物を追加すべき?香港エクスプレスの手荷物ルール

さてウルトラライトクラスでは何が持ち込めるかですが、結論から言うと身の回り品(サイズ縦40cm×横25cm×高さ20cm以内かつ重さ7kg以内)ひとつしか持ち込めません。またシートの上の棚は利用できないため、荷物は前の座席の下に入れる必要があります。小型のバッグひとつで身軽に渡航するイメージ。

シートの上の棚が使えないクラスは初めて見ました。とにかく格安!という感じです。

公式ウェブサイトの情報を整理すると以下のような感じになります。

クラス身の回り品機内手荷物預け入れ荷物
ウルトラライト1個
・前の座席の下に収納できること
・サイズは40(縦)×25(横)×20(高さ)cm以内で、重さは7kgを超えないこと
(対象外)(対象外)
ライト1個
・頭上の共有収納棚に収まること
・サイズは56 (縦) x 36 (横) x 23 (高さ) cmを超えないこと
1個
・前の座席の下に収納できること
・サイズは40(縦)×25(横)×20(高さ)cm以内
エッセンシャル1個
・前の座席の下に収納できること
・サイズは40(縦)×25(横)×20(高さ)cm以内で、重さは7kgを超えないこと
(対象外)1個(20kg)
158cm / 62インチ(縦+横+高さ)
マックス1個
・頭上の共有収納棚に収まること
・サイズは56 (縦) x 36 (横) x 23 (高さ) cmを超えないこと
1個
・前の座席の下に収納できること
・サイズは40(縦)×25(横)×20(高さ)cm以内
1個(30kg)
158cm / 62インチ(縦+横+高さ)
※2025年4月現在の情報です。

また預け入れ荷物の料金は予約時、予約完了後、オンラインチェックイン、カスタマーコンタクトチーム、空港チェックインカウンターの順番で高くなっていきます。必要なオプションはとにかく早い段階で追加するのが安く済ませるコツ!

さらに規定のサイズや重量を超えた場合、預け入れ荷物であれば超過荷物料金が1kgあたり120HKD(日本円では2,300円)、機内持ち込み荷物であれば搭乗口荷物料金が1個あたり800HKD(日本円では15,400円)、それぞれ徴収されます。

オンラインチェックインは非常に簡単

オンラインチェックインは出発時刻の48時間前から75分前まで可能。

アプリを使ったモバイルチェックインであればアップルペイに搭乗券を入れることもでき、預け入れ荷物がない場合は搭乗口に直行できるので時間を大幅に節約できます。

筆者の場合は荷物を規定のサイズギリギリのリュック1つにまとめることができたので、特段手荷物や預け入れ荷物の追加は行わないことにしてチェックインを完了しました。

ここまで少ない持ち物で海外渡航するのは今回が初めて。一応規定内ではあるものの、引っかかる可能性を考えるとちょっとドキドキします。

チェックイン時に手荷物チェックはある?

そのようにオンラインチェックインを済ませていた筆者ですが、ちょっと早めに羽田空港に到着したので、チェックインカウンターでチェックイン手続きを行って物理チケットを入手することにしました。

ここでは荷物が1つであることを申告し係員に荷物を見せました。

この段階では特段サイズや重量はチェックされず、リュックには座席下に収納する荷物であることを示すタグが付けられました。

こんな感じのタグが付けられます。

搭乗口での再チェックはある?

チェックインカウンターでのチェックは無事通過したものの、LCCの場合は搭乗直前のゲートで持ち込み手荷物が規定にしっかり沿っているか再度チェックされる場合も多いのでまだ油断できません。

香港エクスプレスの場合は、搭乗口の近くに写真のようなサイズをチェックするためのツールがありました。

厳しさが伝わってきます…。

ただ今回の便では搭乗前のチェックはありませんでしたし、引っかかっているような人も特段見かけず。そのまま機内へGO!

意外と手荷物チェックは厳しくないのかも?

ウルトラライトライトクラスの乗り心地は?

シートはどんな感じ?

シートピッチは広くなく狭くなくといった感じ。規定サイズギリギリのリュックを前の座席下に入れても普通に足が延ばせました。

パンフレット類が入っているポケットは前に引き出すことができたので、手元に置いておきたい物はある程度収納できます。

ポケットは結構余裕があります。

またLCCらしくシートテレビや充電設備はありません。スマホやパソコンは搭乗前に充電しておくことを強く推奨します。機内で特段することがない人は、スマホにオフラインで遊べるゲームや音楽など暇つぶしコンテンツを入れておきましょう!

割り振られた座席はどんな感じ?

筆者は座席指定なし&一人利用。割り振られたのは3列シートの真ん中でした。ウルトラライトクラスだからといって極端に狭い席になるようなことはないのでご安心を。

香港から羽田の手荷物チェックは?

帰りの香港発羽田行きの手荷物チェックも特段厳しくなく、チェックイン時と搭乗時のいずれも重量やサイズのチェックはありませんでした。

帰りに割り振られたのは窓側の席。所要時間は3時間30分程度で、多少揺れたものの快適な空の旅でした。

チェックイン手続き時:特になし

筆者はチェックイン時点で荷物が2つ(バックパックとお土産袋)かつバックパックの重量が8kg超えだったため、チェックインカウンターでの手続き時に追加手荷物を購入するつもりでいましたが、何の指摘もされず。そのまま機内持ち込みタグを付けてくれました。

なおタグを付けるために預け入れ荷物のコンベアーに載せた際に重量が8kgと表示されていましたが、その点も特段触れられませんでした。

搭乗時:特になし

荷物が明確に2つだったので搭乗時に何か言われる可能性も想定していましたが、結局何も言われず。そのまま搭乗しました。

明らかにお土産だったから?でもお土産の袋も手荷物にカウントされると公式ウェブサイトにしっかり書かれています。

なお今回の利用便では、座席の上の棚が使えないはずのウルトラライトクラスの利用者であっても普通に座席の上の棚に荷物を入れていました(タグで分かる)。

さすがにタグが付いている状態でバックパックを座席の上の棚に入れる気は起きず、座席下に収納しました。

まとめ

本記事では香港エクスプレスの最安クラスである「ウルトラライト」クラス利用時の手荷物チェックの厳しさやシートピッチなどについてご紹介しました。

今回の筆者のケースはそこまで厳しくチェックはされないというものでした。香港エクスプレスは手荷物規定に厳しいという評判があるようですが、常にそうというわけでもないようですね。

もちろん今回たまたまという可能性もあるので、手荷物ルールギリギリの場合はぜひ手荷物の追加購入も検討してください。

以上です。本記事が少しでも参考になれば幸いです。

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