【在住者が厳選】フランス・リヨン市内中心部の観光名所8選

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フランス・リヨンに留学中(交換留学)のMattです。

近隣諸国に気軽に旅行できることもヨーロッパ留学の魅力のひとつ。スイスの西端に位置するジュネーブはフランスへの便が良く、パリやリヨンといった主要都市まで2~3時間でアクセスすることが可能です。

特にリヨンは、ジュネーブから2時間程度と近くかつチケットが比較的安価に手に入るため、退屈なジュネーブからの週末現実逃避にピッタリ!(笑)

当初あまりリヨンには興味がありませんでしたが、実際に訪問してみるとパリとは異なる魅力が色々とあることに気づきました。

なお、実際に訪問してみたリヨンの感想は以下のとおりです。

  • 観光名所が中心に集中しており、短時間でも周れる(主要スポットだけなら2泊3日で十分)
  • 食堂(ブション)文化が発達しており、名物料理のバリエーションも豊富
  • 物価はパリと同じ程度か少し安め(と思われる)
  • 治安はパリより良い(と思われる)

筆者はジュネーブ在住時に何度も日帰り(朝9時頃リヨン着・夜8時頃リヨン発)でリヨンを訪問していますが、意外と楽しめました。

限られた時間でリヨンを楽しむなら公共交通機関の使い方を把握しておくのはマスト!

リヨンの食べ物とお土産に関する記事はこちらからどうぞ!

2024年の8月からは何の因果かリヨンで交換留学生活を送ることになり、とうとう在住者になりました。本記事は在住者の視点も交えつつおすすめスポットをご紹介していきます!

目次

ノートルダム大聖堂(フルヴィエール)Basilique Notre-Dame de Fourvière

まずはリヨンのシンボルであるノートルダム大聖堂。見晴らしの良い丘の上に建っています。

外観はこんな感じ。
内部は荘厳な雰囲気。

大聖堂の裏手にあるテラスからの眺望は必見です。

まさに絵葉書ビュー!

大聖堂には徒歩でもたどり着けますが、結構高低差があるためフニキュレルを利用するのが王道です(リヨンの交通チケットが利用可能)。

赤い車体が映えます。

フニキュレルはある程度本数があるものの、かなり込む時間帯も。時間の余裕があったほうが安心です。

フニキュレルはかなり混雑します。

場所はこちら。市街地西側の高台の上にあります。

大聖堂とクリプトの拝観時間はこちら。

項目利用可能時間
大聖堂月曜日~土曜日:午前7時~午後8時
日曜日:午前7時~午後9時
クリプト午前10時~午後7時
2023年12月現在。出典:Horaires – Notre-Dame de Fourvière (fourviere.org)

公式サイトはこちら。拝観時間以外にツアーに関する情報も得られます。(英語・フランス語)

街のシンボルですが、アクセスがちょっとトリッキーなノートルダム大聖堂(フルヴィエール)。ふもとにあるメトロの駅(Vieux Lyon)からアクセスする場合のおおよその所要時間(最短)は以下のような感じです。

項目所要時間
フニキュレルの利用
(Vieux LyonからFourvière)
30分(乗るまで)
10分(乗車時間)
大聖堂内部10分(入るまで)
10分(内部の見学)
テラス10分(写真撮影くらいでサクッと終わらせるなら10分程度で十分)
フニキュレルの利用
(FourvièreからVieux Lyon)
10分(乗るまで)
10分(乗車時間)
筆者の体験に基づく所要時間ですので、あくまで目安としてご利用ください。

なお同じノートルダム大聖堂(フルヴィエール)の近くにある古代ローマ劇場Théâtre Gallo Romainも大変人気の観光名所です。

かなり古い歴史遺産ですが、しっかり残っています。

旧市街とトラブール Vieux Lyon

大聖堂のある丘のふもとに広がるのが旧市街。世界遺産にも登録されている古い町並みを巡ったり、小さな博物館や美術館を訪問するのが楽しい地区です。

ランドマークはサンジャン大教会(Cathédrale Saint-Jean-Baptiste)。

サンジャン大教会の外観。

サンジャン大教会の前の広場も、丘を見上げる眺望スポットになっています。

広場から丘の上の大聖堂が見えます。

歴史的な街並みの散策ももちろん楽しいですが、忘れてはいけないのがトラブール(traboules)と呼ばれる昔ながらの路地の探索。建物同士をつなぐように整備されており、一部が観光客向けに開放されています。

観光客でも通れるトラブールには歴史を示すパネルが据え付けられています(扉の左側にある台形の板)。※例外あり

トラブールは今でも住民の生活の場なので、節度を守って楽しみましょう。

内部はこんな感じ。

旧市街の場所はこちら。サンジャン大教会を中心に南北に延びる地区です。

リヨン中央市場(ポール・ボキューズ市場)Les Halles de Lyon Paul Bocuse

リヨン中央市場は「美食の都」として知られるリヨンの台所。リヨン近郊出身の有名シェフであるポール・ボキューズ氏の名前を冠した食のシンボルです。

市場内は新鮮な食材を取り扱うお店や地元料理を出す食堂がひしめき合っており、ただ見て回るだけでも楽しいです。

クッサン・ド・リヨンやプラリネといったリヨン名物も入手できるので、お土産目的にも◎。

ガラス張りのすっきりした外観。
市場の前の建物にはポール・ボキューズ氏のイラストが!

場所はこちら。メトロやトラムの駅からだとちょっと歩くことになるので、バスの利用が便利です。

営業時間は以下の通り。日曜日は短縮営業になるので注意が必要です。

店舗の種類営業時間
小売店月曜日~土曜日:午前7時30分~午後7時30分
日曜日:7時30分~13時(ただし、ラ・ブーランジェリー・ヴィクトワールは午後3時30分まで)
レストラン月曜日~土曜日:午前11時30分~午後2時30分
日曜日:午前11時30分~午後3時30分
カキ(牡蠣)販売店月曜日~土曜日:午前9時~午後10時
日曜日:午前9時~午後4時
2023年12月現在。出典:Informations utiles – Halles de Lyon Paul Bocuse (halles-de-lyon-paulbocuse.com)

公式サイトはこちら。店舗一覧などの情報が得られます。(フランス語)

テロ―広場 Place des Terreaux

市庁舎とリヨン美術館に挟まれた美しい広場。ショップやカフェが周辺に多いことから、常に人で賑わっている場所です。

毎年12月に開催される「光の祭典」では、これらの建物いっぱいにプロジェクションマッピングが投影され、広場が人で埋め尽くされます。

とにかく絵になる広場。

場所はこちら。

ベルクール広場 Place Bellecour

フルヴィエールの丘を見上げる大規模な広場。

敷地内には観光案内所が設置されているほか、ルイ14世の像やサンテグジュペリの像もあることから観光客が絶えません。

かなり広い広場です。

時期によっては観覧車が設置されることもあります。

「光の祭典」時は深夜までかなり混雑します。

場所はこちら。メトロA線とD線の2路線が利用できるため、アクセスはとても便利です。

リヨン美術館 Musée des Beaux-Arts de Lyon

修道院だった建物を改装してオープンした美術館。フランス国内ではルーブル美術館に次ぐほどの規模があるそうです。

美術館の外観。

美術館といえば真っ先に思い浮かぶような絵画の数々から日本人の現代美術家の作品に至るまで、非常にバリエーション豊かなコレクションを所蔵しています。

展示室。人気の観光地ですが、かなり広いので混雑している感じがしません。

一定のサイズを超える荷物は持ち込むことができません。備え付けのロッカーに預けて入場します。

建物内と建物外にロッカーがあり、建物外は1ユーロ硬貨が必要です(帰りに返金される)。

場所は以下のとおり。入口はテロ―広場側にあります。

基本データは以下のとおり。可能であれば3時間は確保したいところ。

項目説明
開館時間午前10時(金曜日は午前10時30分)~午後6時
火曜日:休館
チケット売り場は午後5時30分に閉まり、午後5時50分からは展示室からの退出が始まります。
入館料一般:(常設展)8ユーロ、(企画展)12ユーロ
18歳~25歳:(常設展)4ユーロ、(企画展)7ユーロ
18歳未満:無料
2023年12月現在。出典:Informations pratiques | Musée des Beaux Arts (mba-lyon.fr)

だまし絵(リヨン人のフレスコ) Fresque des Lyonnais

リヨン市内にいくつかある独創的な「だまし絵」も観光スポットとして有名。建物の側面をいっぱいに使ってリヨンの歴史・風俗を訪れる人に伝えています。

こちらはリヨン出身の有名人が30名描かれただまし絵。それぞれ全く異なる時代を生きた有名人が同じ建物で生活しているような、非常にユーモラスな作品です。

右下にはポール・ボキューズ氏。他にも様々な有名人が描かれています。

Fresque des Lyonnaisはこちらにあります。

他にも有名なだまし絵があり、例えば本をモチーフにした「The library of the city」や、

こちらもユニークなだまし絵。

おそらくもっとも有名な「カニュの壁Mur des Canuts」も。どれも凝っていて見ごたえ抜群です。

非常に大きいので、ちょっと遠くからどうぞ。

向かって左にある通路には壁画の変遷が分かる展示もあります。

こうやって見るとかなり内容が変わっているのが分かりますね。

クロワルースの丘 Croix-Rousse

かつてリヨンの主要産業である絹織物の職人が住んでいた場所がこの丘。フルヴィエールの丘や旧市街が見渡せる高台が展望台として整備されており、周辺にはオシャレなカフェもたくさん。

フルヴィエールの丘と比較すると観光客が少な目なので、ちょっとした穴場かも。

かなり遠くまで見渡せます。

休日には色々なイベントも開催されています。

にぎやかな通り。

場所はこちら。丘の頂上にメトロ駅があるのでアクセスは非常に簡単です。周辺には旧市街と同様にトラブールがいくつかあるので、周ってみても面白いかもしれません。

展望台からテロー広場に向かって降りていく通りMnt de la Grande-Côteもオシャレスポットとして人気です。

まとめ

この記事では、リヨンを初めて訪れた際に回りたい市内中心部の観光名所を8つご紹介しました。観光名所は他にもたくさんありますが、まず取っつきやすいところを挙げたかたちです。

ご紹介した観光名所の名称と最寄り駅の一覧は以下のとおり。

  • ノートルダム大聖堂(フルヴィエール)Basilique Notre-Dame de Fourvière★フニキュレルF2線Fourvière
  • 旧市街とトラブール Vieux Lyon★メトロD線Vieux Lyon
  • リヨン中央市場(ポール・ボキューズ市場)Les Halles de Lyon Paul Bocuse
  • テロ―広場 Place des Terreaux★メトロA線・C線Hôtel de Ville L. Pradel
  • ベルクール広場 Place Bellecour★メトロA線・D線Bellecour
  • リヨン美術館 Musée des Beaux-Arts de Lyon★メトロA線・C線Hôtel de Ville L. Pradel
  • だまし絵(リヨン人のフレスコ) Fresque des Lyonnais
  • クロワルースの丘 Croix-Rousse★メトロC線Croix-Rousse

これらだけであれば比較的短時間で回ることができると思います。もっと見たくなったらぜひ再訪を。

またリヨンでは毎年12月に有名な「光の祭典」が開催されるので、時期が合えばそちらも是非!

観光の合間に休憩できるカフェはこちらの記事で。ついでに作業や勉強もできます。

以上です。

参考にしていただけると幸いです。

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