ちょっと歩くだけで汗だくになってしまうシンガポール。
短期滞在であっても驚異のスピードで洗濯物が増えていきますよね…。
ホテルに宿泊者が使えるランドリーが設置されている場合もありますが、そうでない場合はホテルのランドリーサービスをお願いするか、町中のコインランドリーを利用するか、部屋で洗濯をしなければなりません。
ホテルのランドリーサービスは高価ですし、部屋での洗濯は洗濯石鹸の調達やら干す場所の確保やらが地味に面倒。そこでコインランドリーを利用してみることにしました。
本記事では、筆者が利用したコインランドリー2ヵ所について、使い方や料金をご紹介します。
- DIY Laundry
- Laundry@Yes!
結論としては、両方とも利用方法がとても簡単かつ洗剤を買う必要がなくお財布に優しかったのでおすすめです!
シンガポールのコインランドリー概説
洗剤や柔軟剤は必要?
シンガポールのコインランドリーは洗剤や柔軟剤が自動的に投入される場合が多いようです。
利用するコインランドリーが決まっている場合は洗剤や柔軟剤が必要かを念のため確認し、もし必要なら購入するという流れがおすすめです。
料金支払い用に1シンガポールドル硬貨か少額紙幣を準備
コインランドリーの利用料金の支払いにはクレジットカードなどは利用できない場合がほとんどで、1シンガポールドル硬貨が必要になることが多いです。
1シンガポールドル硬貨を持っていなくても備え付けの両替機で1シンガポールドル硬貨を入手することは可能ではありますが、両替機を使用すると一定の割合で両替した金額がそのコインランドリー専用のトークンに変わってしまうので要注意。

トークンが手元に残っても困ると思うので、備え付けの両替機を利用する場合は、滞在日数やそのコインランドリーの使用頻度を見極めて。
1シンガポールドル硬貨が手元にない場合でも事前に少額の紙幣を入手しておくのがおすすめです。
DIY Laundry
まずシンガポールに複数展開しているDIY Laundryからご紹介します。
立地&設備
DIY Laundryはスウェーデンの家電メーカー・エレクトロラックス(Electrolux)社の洗濯機・乾燥機を採用しています。公式ウェブサイトを見る限り、外観の色は店舗によって異なる様子。


DIY Laundryがあるのは主にシンガポールの中心部から東側(駅名で言うとBuona VistaからBedok Reservoirあたりにかけての地域)。HDB(公営住宅)が密集している地域にある印象です。
地図で見るとこんな感じ。
DIY Laundryは基本的に24時間営業。店内には洗濯機・乾燥機・両替機兼トークン販売機が設置されています。


洗濯機の使い方
洗濯機の使い方は日本のコインランドリーとそこまで変わりません。慣れてしまえば簡単。
洗濯機は容量によって11kg、14kg、20kgの3種類があります。洗濯物の分量に応じて使用する洗濯機を選びましょう。
料金は使用する洗濯機の容量によって決まるため、少ない洗濯物に対して大きな洗濯機を使用すると損をするので注意。
洗濯機に洗濯物を投入してから、扉についているハンドルを回してロック。


料金表で希望するコースを確認してから、液晶画面の右側にあるダイヤルを回してコース番号(Program No.)を選択します。


今回は容量14kgの洗濯機でプログラム2(洗剤+柔軟剤)を選択してみました。利用料金は8ドル。
画面に金額が表示されるので、1ドルコインか専用のトークンを金額分投入します。
金額が投入されるとコースが開始します。


今回の所要時間は33分。
込んでいる時間帯でなければコインランドリーを離れてしまっても大丈夫です。
洗濯プロセスが終わったら、早めに洗濯物を回収しましょう!
乾燥機の使い方
乾燥機は全て同じサイズなので、空いている乾燥機のどれかに洗濯物を入れます。
洗濯物が多く青い線を越えてしまうようであれば、複数台の使用も検討してください。


続いて乾燥機に対応するコイン投入口に、希望する乾燥時間に応じて1ドルコインか専用のトークンを必要枚数分投入します。
乾燥機の運転時間は、1ドルにつき6分です。


ポロシャツ、Tシャツ、薄手の下着類程度であれば18分(3ドル分)あれば十分に乾くと思います。
洗濯機と比べて乾燥機は数が少ないので、乾燥が終わったら早めに取り出しましょう!
Laundry@Yes!
次にLaundry@Yes!をご紹介。
立地&設備
Laundry@Yes!はバレスティア・ロード沿い(Whampoa Food Centreの近く)にあります。安ホテルが多い場所に近いので、地元民だけでなく滞在者の需要もそこそこありそう。
こちらも24時間営業なので時間を問わず利用可能です。


店内には洗濯機・乾燥機・両替機(兼トークン発行機)が設置されています。
洗濯機の使い方
使用感覚はDIY Laundryとほぼ同じ。こちらのほうが小規模です。
洗濯物の量に応じて洗濯機を選択します。11kg、16kg、20kgから選べます。
洗濯物の量は各洗濯機の窓に書かれたラインも参考に。


続いて洗濯物を洗濯機に入れ、コースを選択します。


こちらのコース選択はボタン方式。各コースの詳細は壁に張られたリストか各洗濯機に張られたリストを参考に。


こちらは洗剤や柔軟剤を入れるかどうかはほぼ選択肢がないようです。


メニューを選ぶと画面に料金や所要時間が表示されます。良ければコイン(もしくはトークン)を投入します。緑のSTARTボタンを押すと洗濯が開始されます。


今回は6シンガポールドルのコースを選択。所要時間29分でした。


洗濯が終わったら、洗濯物を回収します。
乾燥機の使い方
乾燥機の使い方も非常に簡単で、こちらは5分で1シンガポールドルという料金設定。乾燥プロセスの最後に冷却時間1分が無料で付いてきます。
まずは使用する乾燥機を選びます。こちらは4つの乾燥機がありますが容量は全て同じなので空いているものを選べばOK。


乾燥機に洗濯物を入れ、希望時間分の料金(1シンガポールドル硬貨かトークン)を投入します。
温度設定も変更できるので、洗濯物の内容やお好みに合わせて選択します。


料金を投入して緑色のSTARTボタンを押すと、乾燥機が動作を始めます。



Tシャツのような薄いものであれば20分(4シンガポールドル)でOKだと思います。
洗濯物が好みの乾燥具合に仕上がっているかを確認し、問題なければ回収します。
小銭が足りないときは?
シンガポールのコインランドリーでは1シンガポールドル硬貨が必須!手元にないときの調達方法をいくつかご紹介します。
両替機を利用する
1ドルコインが手元にない場合はコインランドリーに備え付けの両替機を利用するのがスタンダード。
ただしその際投入金額によっては一部が専用トークンになって戻ってくるので、投入金額に注意(投入金額に対し何枚トークンで戻ってくるかは明記されていません)。


DIY Laundryの場合、両替機は50ドル紙幣まで使用できますが、大量のトークンが必要な場合でない限りおすすめしません。(PAYOUT SGD $1と書いてあるので、投入金額が全て1ドルコインか専用トークンになると予想します。)
実際に筆者が50ドル紙幣を入れようとしたところ地元の方に止められたので、予想はおそらく合っています。止めてくれた方に感謝!
筆者の場合、10ドル札を投入したところ10枚のうち6枚が専用トークンで戻ってきました。


別の日に同様に10ドル札を入れたところ、今度は3枚が専用トークンとして戻ってきました。枚数はランダムなのかも…。


Laundry@Yes!も同じ方式なので、実験してみます。


初回は10ドルのうち8ドル分がトークンに変わりました。


2回目は7枚がトークンに変わりました。


総合すると、10ドル札を両替すると過半数(6ドル分)以上は専用のトークンとして戻されるらしいことが分かりました。
高額紙幣しか手元にないときの裏ワザ(?)
日本ではコンビニ等で少額決済をして小銭を調達しますが、シンガポールでは近くのお店で紙幣を崩してもらえることがありました。
筆者の場合は、DIY Laundry利用時に(地元の方に教えてもらった)近くのコーヒー粉販売店で、50ドル紙幣を10ドル紙幣×5枚に崩してもらいました。
両替にとても快く応じてくれたので、てっきりそのコーヒー粉販売店がコインランドリーのオーナーをしていると思ったのですが、聞いてみると違うとの返事…
シンガポールで東京の下町っぽさを感じた体験でした。
あくまで体験ベースのことなので全ての店舗が両替に応じてくれるとは言えませんが、試しにトライしてみるとユニークな体験ができるかもしれません。
まとめ
今回はシンガポールのコインランドリーDIY LaundryとLaundry@Yes!の利用方法をご紹介しました。
筆者は以前ヨーロッパでもコインランドリーを利用したことがあります。そのときは洗剤や柔軟剤を買う必要があったため、シンガポールでも同じことになると予想していましたが、あまりに便利でびっくりしました。個人的には全世界のコインランドリーに見習ってほしいくらいですね…。



洗剤や柔軟剤が自動投入なのは便利ですが、その分デリケートな衣類はクリーニングに出すといった判断が必要かもしれません。
以上です。
参考にしていただけると嬉しいです。
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