近年旅行先としても移住先としても人気が高まっているシンガポール。
そんなシンガポールに入国するためには、入国前にSG Arrival Card(電子入国カード)を提出する必要があり、SG Arrival Cardは公式ウェブサイトかスマホアプリMyICA Mobileを使って簡単に提出が可能です。
外国に入国するための書類を提出するというと少しハードルが高い感じがしますが、入力する内容はそこまで複雑ではないので慣れてしまえば実はそんなに難しくありません!さらに日本語も選べます。
今回はMyICA Mobileを利用したSG Arrival Cardの提出方法を英語画面を使って詳しく解説します。これからシンガポールに渡航予定の方やシンガポール行きを計画している方の参考になれば幸いです。

本記事初回投稿時(2023年)からインターフェースが多少変更されているため、2025年3月時点の内容に確認可能な情報を更新しました。
本記事は個人でシンガポールに観光目的で空路で入国するときの内容です。長期滞在資格保有者や団体旅行、陸路で入国する場合などは手続が異なることがあるのでご注意ください。
SG Arrival Cardの提出時期
SG Arrival Card with Electronic Health Declarationは入国日を含めた3日前から提出が可能です。(それ以前に提出しようとしても、到着日の日付がシステム上選べないようになっている)。
シンガポール到着後でも提出は可能ですが、時間のロスや諸々の手間を踏まえると到着前に済ませておくのがベターです。
SG Arrival Cardの提出は公式のウェブサイトかアプリから
SG Arrival CardはICA(シンガポール入国管理局)のウェブサイト(PCもしくはスマホ)及びアプリから提出が可能です。料金はかかりません。
ICA公式ウェブサイトから提出する
まずはじめに、ICA公式ウェブサイトから提出する方法。
おそらくこれが一番スタンダード。



入力内容はアプリと同じなので、以下の内容は公式ウェブサイトから提出される方でも使えます!
ICA公式アプリ「MyICA Mobile」から提出する
次が公式アプリを利用した方法です(本記事で紹介)。アプリであればパソコンを開く手間がなく手元でササっと提出を完了することができます。
アプリのダウンロードはこちらから可能です。
MyICA Mobileを使用した提出方法
ここでは観光客としてシンガポールに入国する方を想定して手続きを紹介します。画面は英語版を使用しますが、必要に応じて言語を切り替えてください。
プロフィールの登録
初めてMyICA Mobileを利用する場合はプロフィールの登録が必要です(プロフィールの登録は渡航予定日に関係なく行うことができます)。
アプリを立ち上げたら、まずFavorites上段中央にあるForeign Visitor – SGACをタップします。


中央のForeign Visitorを選択し、最上部のForeign Visitor – SG Arrival CardをタップするのでもOK。


続いて画面右下の+マークをタップ。


一番上のAdd Profileをタップ。


すると以下のような画面に移ります。
My ICA Mobileのカメラのアクセス許可してから、SCAN PASSPORTをタップ。


パスポートの写真付きページ下部をスキャンすると、以下のパスポート情報が自動的に入力されます。
続いて個人情報を入力していきます。


入力が終わったらSAVEをタップして内容を保存します。
これでプロフィールが作成できました。
SG Arrival Cardの提出
次に旅程の登録に移ります。
Select Profilesから先ほど登録したプロフィールをタップ。
まずは入国予定日と出国予定日を申告します。選択できる入国予定日は前述のとおり申告当日を含め3日後まで。



申告手続きを行っているのが2月26日なので、28日までの日付が表示されています。


次にMode of Travel(渡航手段)を申告します。まずは上部の空欄から。


上部の空欄をタップすると、以下の選択肢が表示されます。


今回は飛行機で入国するので、AIRを選択します。続いて種別を選択。


航空会社の商用フライトを利用する場合はCOMMERCIAL FLIGHTを選択します。
次に表示された選択肢の中から滞在目的を選択します。


観光目的であればHoliday/Sightseeing/Leisureを選択します。
続いて航空会社(プルダウンから選択)とフライト番号を入力します。


次にシンガポール国内の滞在先を入力します。


滞在先の種別を選択します。


大抵の場合はホテルを予約しているはずなので、HOTELを選択。
滞在先のホテル名を選択します。


滞在先の入力が完了すると、シンガポール入国前の最終滞在地とシンガポール出国後に向かう目的地を申告します。




最後に健康状態に関する質問にYesかNoで回答します。


最後に申告内容に間違いが無い旨を申告します。入力誤りなどが無ければチェックボックスにチェックしてSUBMITをタップ。


これでSG Arrival Cardの提出が完了しました。


全ての項目に入力が完了すると、バーコードが発行されます。オフラインでも表示できるように保存しておくのがおすすめです。
SG Arrival Card提出完了のメールも登録したアドレスにICAから送信されます。
SG Arrival Cardを提出して空路でシンガポール入国!
日本のパスポートを保有していれば、チャンギ空港では基本的に自動化ゲートを利用することができます。
SG Arrival Card提出時に申告した内容にもよると思いますが、登録完了メールの提示を求められるといったようなことはまずありません。
逆にSG Arrival Cardを提出していないと到着してからゲートを通過する前に登録手続をとることになり、入国がそれだけ遅れることになります。
入国時のレポはこちらの記事でも取り扱っています。


詐欺に注意!
このようにSG Arrival Cardはオンラインで無料で簡単に提出が可能です。よほどのことのない限り有料で請け負う業者に依頼する必要はありません。
SG Arrival Cardについて軽く検索するとシンガポール政府のウェブサイト以外にいくつか申請を代行する業者のウェブサイトが引っかかりますが、大抵の場合はぼったくり!
またぼったくりという側面以外にもSG Arrival Cardの提出代行を騙って個人情報を抜き取る詐欺もあるようなので、近づかないのが無難です。
シンガポール渡航前にやっておくと良いこと
SG Arrival Cardを提出したら、快適なシンガポール滞在に向けた準備をしましょう!
交通系アプリを準備しておく
入国前に必要に応じて交通系のアプリを入れておくと現地で色々と捗ります。到着後、空港からホテルなどに移動する際にも便利!


シンガポールのルールを確認する
シンガポールには日本にはないルールがたくさん。罰金を避けるためにも絶対チェック!


シンガポール滞在に役立つグッズを購入しておく
シンガポールでは日本の商品が簡単に手に入りますが、日本で購入していったほうが良いグッズがあるのも事実。
筆者が考えるシンガポールよりも日本で買った方が良いグッズはこちら。
- 折り畳み傘
- 保冷バッグ
- 虫よけスプレー
- 日焼け止め
理由はこちらの記事でご紹介しています。


食べたいシンガポールグルメを押さえておく
食の宝庫・シンガポールは名物料理の種類がたくさんあります。
- カヤトースト&コピ
- チキンライス
- バクテー
- フィッシュスープ
- フィッシュヘッドカレー
- サテー
- プラナカン料理
そして名物料理が食べられる場所もたくさん。
- ホーカーセンター
- フードコート
- レストラン
シンガポールは狭いですが食事場所は本当に多い!街中で探し回っているとあっという間に時間が経ってしまいます…
こちらの記事では筆者が駐在中に見つけたお店をまとめているので、合わせてどうぞ!


まとめ
この記事では、SG Arrival Cardの提出方法をご紹介しました。提出方法はとてもシンプルなので、一度マスターしてしまえば2回目以降は簡単に手続きができると思います!
出入国の規則は国際情勢に応じて常に変わるので、必ずご自身でもご確認ください。
本記事が参考になれば嬉しいです。
以上です。
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