【1泊5,000円台】台北・中山地区のコスパ最高ホテル!瑾旅南西館レビュー【快適?微妙?】

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台北はMRTが張り巡らされていて非常に便利な都市ではありますが、やっぱりホテルの立地は重要。
なかでも中山地区は台北駅からも近くオシャレなお店や名物の夜市もあり人気のエリアです。

今回の台北滞在では前半と後半に分けて異なるエリアに滞在し、街をあらゆる視点から見てみることを目標にしていました。その後半に滞在したのが、中山地区のホテル瑾旅南西館(Gininn Nanxi)です。

一泊5,000円くらいという非常にリーズナブルな価格帯でありながらもBooking.comのレビューは驚異の4.9!非常にコスパが良いことが伺えますが、果たしてどうなのか?

この記事では、実際に泊まってみたレビューをご紹介。周辺環境も含めたおすすめ度を判定します。

結論としては「少々くせアリだがコスパ最高」です。

目次

瑾旅南西館の基本スペック

まずはホテルの概要と周辺環境について紹介。

立地と宿泊料金

瑾旅南西館はMRT淡水信義線(レッドライン)松山新店線(グリーンライン)中山駅から西へ徒歩約10分の場所にあります。

MRT2路線使えるだけでも利便性が高いですが、さらにすぐ近くに交通の結節点になっているロータリー(建成圓環)があり、路線バスもかなりの本数が利用可能です。

また、中山駅は南北に長い地下街の中間に位置しており、南に進めば台北駅(台北車站駅)に、北に進めば雙連駅にアクセスが可能。暑さを避けたり、雨の日の移動には重宝します。

宿泊料金はBooking.com経由で5,000円台と、立地の良さを考えると破格。
ただし後述のとおりそれゆえのちょっとした制限もあるので、予約前によく理解しておく必要があります。

ホテルが入っているビル。

チェックイン対応と各種サービス

瑾旅南西館のチェックイン形式はちょっと特殊。

まず到着前にLINEやWhatsAppといったアプリでホテルのアカウントとつながっておく必要があり、この作業を行わないと宿泊予約が確定されません。また決済方法としてクレジットカードが選択できるものの、カードが利用できるのは外貨による支払いの場合のみ。台湾ドルで決済する場合はカードが使えない点に注意が必要です。

筆者はLINEでホテルの公式アカウントの友達登録をしました。

さらにフロントは24時間オープンではありません。
スタッフは常駐していないので、チェックインの際はあらかじめ登録したSNS経由で到着予定時間を知らせる必要があります。

とはいえLINEへの返信は非常に早く、到着30分前に連絡を入れた際も普通にフロントを開けてチェックイン手続きをしてもらえました。

6階には共用スペースがあり、使い捨てのカトラリーなどが置いてあります。
近所のコンビニでお弁当を購入した際に箸が入っていなかったときは非常に役立ちました。

共用スペース。

チェックアウト後の荷物預けについて確認した際もすぐに返信があり、6階の共用スペースに荷物を置いておくことができました。ただしスタッフがいるわけではなかったので、貴重品を置いていかないようにだけはしないといけません。

上記の施設に加え、地下には宿泊者が利用できるコインランドリーがあります(ただし入り口に扉はないため実質的に誰でも使える)。こちらは洗剤などは売っていないので、別の場所で調達する必要があります。

コインランドリーがあるのは嬉しいポイント。

なお近くにコインランドリーがあるのでそこを利用することもできますし、ここで洗剤を購入してホテルのコインランドリーを使うこともできます。

近くのコインランドリー。

なおこちらの清掃は一般的なホテルと同様に基本的に毎日行われます。

周辺の雰囲気

周辺にはコンビニやカフェが多数。庶民派のグルメからオシャレな喫茶店までとにかく幅が広いため、食事や作業環境に困ることはありません。東に行くとMRT中山駅、西に行くと迪化街という立地は観光にも便利です。

何度かお世話になったLOUISA COFFEE。建物も素敵です。

またすぐ近くには日本人観光客にも大人気の寧夏観光夜市があり、夜市で購入したものを部屋に持ち帰って食べることができます。個人的にエアコンの効いた部屋で落ち着いて夜市のフードを食べられる点と綺麗なトイレが使える点は、近くに宿を取る大きなメリットです。

賑わう寧夏観光夜市。

さらに前述のとおり、公共交通機関のオプションも多くて非常に便利です。

深夜でも交通の便が良いのが魅力的。

部屋・設備レビュー

ここからは、実際に宿泊した客室の様子や設備について詳しく紹介します。
今回は「エコノミーシングルルーム」に滞在しました。

客室について

今回の部屋は9階。
やや高い位置に窓があり、眺めは悪くなかったです。

プランの名称からはシングルベッドひとつになりそうなところですが、ふたを開けてみるとダブルベッドとシングルベッドの2つがありました。

とはいえ小さ目のスーツケースを広げるスペースもあり、広さは申し分なし。

シングルベッドの方は物置として利用していました。

さらにちゃんとしたデスクがあるのも非常に嬉しかったポイント。コンセントもユニバーサルと台湾式(日本と同じ)が両方設置されており、場所も使いやすかったです。おかげでパソコン作業が捗りました。

使いやすくてありがたかったデスク。

Wi-Fiは非常に安定していました。稀に部屋のSSIDが機能しないこともありましたが、すぐに他の部屋のWi-Fiに同じパスワードで接続することができたので問題はありませんでした。

ただし速度はパソコンでビデオ通話(画像あり)をするにはやや厳しいレベルです(音声のみなら問題ない)。筆者はオンライン会議を行ったのですが、途中で画像がカクカクしたため音声のみモードに切り替えることになりました。

テレビもちゃんとあります。

水回りとアメニティー

今回の部屋はシャワーのみでバスタブはありませんでした。これは海外としては標準的といったところ。

アメニティーとしてはバスルームにシャワージェルとシャンプーのボトル、他に使い捨てのスリッパが用意されていました。ペットボトルの水2本もありました。

シャワーの水圧については申し分なし。結構熱いお湯が出るので温度調節は要注意ですが、海外だとぬるいお湯しか出ないことが多いことを考えると、これは結構良いことなのかもしれません。

他には個人的に洗面所にコップが置かれていたのは嬉しかったです。

シャワールーム。

トイレの清潔度も問題ありません。
台湾の一般的なトイレと同様に紙が流せない点だけは要注意かも。

洗面台(左)とトイレ。

実際に泊まって感じた良かった点と注意点

ここからは実際に泊まってみて感じたメリットと注意点を紹介します。

良かった点

メリットはいくつかありますが、個人的に良かったのは部屋の使い勝手の良さと立地の良さ、さらに宿泊費のリーズナブルさでしょうか。作業の効率も上がりますし、全体的に満足度が高かったです。

交通の便が良いのもありがたいポイントでした。

注意点

注意点もいくつかあります。

まず、普通のホテルとは違いフロントが24時間オープンではないので、何か緊急の用が生じた場合にすぐに対面で相談するという手段が取れない点には不安を感じました。

さらに客室に行くためのエレベーターにアクセスするために階段を何段か上る必要があること、そしてエレベーターが一度に3人までしか乗れないルールになっている点も気になります(エレベーターの表示だと8名まで乗れるようになっている)。

階段はそこまで段数はないものの、大きなスーツケースを持っていたりすると厳しいかも。

客室の数に比べてエレベーターが少ない(一基しかない)ため、朝晩の時間帯に一度では乗り切れないことがあり、何度か次のエレベーターを待つ手間が発生しました。

フロント(右)と客室に向かうエレベーターの入り口(左)が分かれています。

さらに2025年10月宿泊時にはフロントに防災基準を満たしていない?と思われる張り紙が掲出されていたので、火災などの緊急事態が生じた際の避難には問題がありそうです。

総評

総合的に見て、瑾旅南西館(Gininn Nanxi)は利便性と価格のバランスが整っており、台北に数泊する際にかなりコスパの良い選択だと感じました。

快適なデスクとWi-Fi環境もあるので、ノマド作業で中・長期間滞在するような利用スタイルの人にもおすすめできます。

一方で一般的なホテルよりもサービスがやや簡素(24時間営業ではないフロントや少し使い勝手の悪いエレベーターなど)であることには留意しておく必要があります。

費用を抑えつつ立地の良い場所に滞在したい人にとっては利用価値の高いホテルといえそうです。

宿泊情報・基本データ

住所:103 台湾 Taipei City, Datong District, Nanjing W Rd, 151號6樓
アクセス:MRT淡水信義線(レッドライン)と松山新店線(グリーンライン)の中山駅から徒歩約10分
公式サイト:(なし)

以上です!

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