シンガポールでは、伝統的な絵画や彫刻のような作品展示が少ない一方、アートサイエンスミュージアムのように最先端の技術を利用したアートをフィーチャーした施設が人気。
筆者の滞在中に開催されている、ゴッホの絵画に入ったような体験ができると話題の展覧会「Vang Gogh: The Immersive Experience Singapore」も多分に漏れず、最新の映像技術を駆使した展覧会です。
当初展示会については興味がありませんでしたが、シンガポールの友人に勧められたため行ってみることにしました!
基本情報とチケット予約
展覧会の基本情報
会期や開場時間等の情報は以下のとおりです。
基本事項 | 詳細 |
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会期 | 2023年3月~(終了日不明) |
開場時間 | 月曜日・水曜日・木曜日:11:00~21:15 金曜日・土曜日:10:00~22:15 日曜日:10:00~20:15 火曜日休館 ※通常は休館だが枠が選択可能な場合もあるので要確認 30分刻みの予約制 ※Premium Flex Entry VIPチケットがあれば好きな時間に入場可能 |
所要時間 | 60分~75分程度 |
会場 | The Forum Level B1 – Resorts World Sentosa – 8 Sentosa Gateway |
対象年齢 | 全年齢 |
またチケットに関する説明は以下のとおりです。
なおチケット価格にはResident(居住者)とTourist(観光客)の別があり、Resident用のチケットはTourist用よりも価格が安めに設定されています。EP等の各種パス保有者はResident価格で入場が可能です。
チケット種別(大分類) | チケット種別(小分類) | 各チケットで受けられるサービス |
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Standard Admission | Adult (ages 13+) Child (ages 4–12) Senior (60+) or Student – valid ID required Family Bundle (2 Adult + 2 Child tickets) Group/Enterprise Bundle (min. 8 people) | ・指定の時間帯に入場可能 |
VIP Admission | VIP Adult (ages 13+) VIP Child (ages 4–12) | ・指定の時間帯に入場可能 ・VR体験 ・行列スキップ ・星月夜ポストカード |
Premium Flex Entry VIP | ・任意の時間に入場可能 ・VR体験 ・行列スキップ ・星月夜ポストカード |
チケット予約
チケットはオンラインか会場での購入が可能。オンライン購入の場合は30分刻みのスロットから訪問予定時間を指定し、クレジットカード等で決済します。
チケットは通常チケットやVIPチケットといった種類に分かれており、VIPチケットを購入すると別料金なしでVR体験をできる他、列をスキップすることができるようです。
また曜日や時間によっても入場料金が異なり、いわゆるピークタイムには高めになる傾向。さらに前述のとおり観光客向けチケットは居住者向けよりも(5ドル~10ドル程度)高く設定されています。
筆者はオンラインで、比較的安価だった平日夕方のチケット購入しました。35SGD(約3,500円)也。
展覧会会場への行き方
展覧会の会場はリゾートワールドセントーサ。ユニバーサルスタジオシンガポールやシーアクアリウムもあるセントーサ島にあります。
リゾートワールドセントーサへは、ハーバーフロント(Harbourfront)MRT直結のショッピングモール・ビボシティ(VivoCity)からセントーサエクスプレス(Sentosa Express)に乗って一駅。
しかし問題はその後で、ウォーターフロント(Water Front)駅から会場のForumへの表示や案内が全く無い…。初見だとかなり厳しいと感じました。
一番簡単な行き方は、ウォーターフロント駅で降りたらひたすら直進。「CASINO 賭場」と書かれたエスカレーターを降ります。
降りたら左折すると入口が見えてきます。
もしくは地下一階に降りてから「CASINO 賭場」と書かれた入口を目指します。
向こう側にゴッホのひまわりが見えますね。
つまりカジノを目指していけばゴッホにたどり着けるということです。
展覧会内部はどんな感じ?
今回の展覧会では没入体験がメインとなるため、他の展示は結構薄味だと感じました。
こちらはゴッホの生涯や代表作についての説明。ひまわりの連作の説明が目を引きます。
メインの見世物はこちら。全面に映像が映し出され、音楽とともに絵画が移り変わっていきます。観客は会場に設置されたリクライニングチェアやカーペットに腰を下ろし、しばし幻想的な世界に浸ります。
会場がゴッホの「星月夜」の世界で満たされると、色味の関係で会場全体が星空に浮かんでいるような感じに。
筆者はクッションを敷いて寝ころんだ状態で鑑賞していましたが、まさに絵の中に入ってしまったような感覚になりました。
またゴッホが日本の浮世絵の影響を強く受けているため、ジャポニズムの紹介もありました。
別の部屋では浮世絵の歴史を紹介。
抹茶もサーブされていて、つかの間の日本気分を味わうことができました。
他には塗り絵コーナーがあったり…
撮影コーナーがあったり…
至極まっとうな観光地でした。
なおゴッホの絵について説明している10分くらいの映画?は興味深かったです。ゴッホって天文学に関心があったんですね。
なおVR体験はゴッホの住んでいた街とか現実の場所を歩いているような感覚が味わえるみたいですが、追加料金が必要だったため体験しませんでした。どうせ長期でヨーロッパ行くし…。
まとめ
展示は煌びやかでゴージャス。エンターテインメント・観光地としては結構楽しめました。
親子連れが多くてちょっとうるさい感じが気になりましたが、シンガポールだしそのあたりは推して知るべし。
総括として、これはこれで悪くないですが、個人的にはやっぱり実物の絵や絵が生まれた環境から色々と感じ取る方が好きです。個人の好みとの相性が正直微妙だっただけ。
以上です。
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