シンガポールでは全島に公共交通機関ネットワークが効率よく張り巡らされており、旅行者であっても容易に移動することができます。
また各種配車サービスも利用できるため、深夜や早朝の移動も問題ありません。
そのように大変便利なシンガポールの交通ですが、旅行等時間が限られているなかでは駅で毎回情報を確認するのはなかなかの手間ですし、何よりいつも自力で最適な移動手段を見つけられるとは限りません。
そのようなときに効率よく快適に移動する助けになるのが配車アプリを含む交通系のアプリです。
今回は筆者が現地在住時に利用して便利だと思ったアプリをご紹介します。
これらのアプリを利用すれば、観光はもちろん日常生活でも何かと役立つと思います。
全般
Citymapper
公共交通機関のマッピングサービス。
出発地点と到着地点を指定すれば複数の交通手段で最適なルートを示してくれます。
対応都市によって多少機能が異なるようですが、シンガポールの場合は「MRTとバス」「バスのみ」のように特定の公共交通機関に絞って検索することが可能です。
また家やオフィスを登録しておくと、現在地からその場所に移動するためのルートを簡単に検索できます。
Singapore Maps
あらかじめ地図をダウンロードしておくことで、オフラインでも地図が使えるアプリ。
日本を出る前に設定しておけば、SIM入手前でも道に迷う心配はありません。
MRT／LRT／バス
Singapore MRT and LRT Offline
MRTとLRTの路線図の確認と乗り換え検索が出来るシンプルなアプリ。
路線図を確認したいときにすぐに確認することが出来ます。オフラインでも問題ありません。
課金するとアプリ利用時に画面に表示される広告を消すことが出来ますが、筆者は特段気にならないので課金せずに使っていました。
EZ-Link app
EZ-Link（日本で言うSuicaのような交通カード）の公式アプリ。
保有するEZ-Linkカードとリンクさせてチャージできる機能が便利です。またポイントを貯めて特典を利用することも出来ます。
なお2023年4月現在、日本のappleアプリストアでは取り扱いがないようです。
| Apple app store用リンク | https://apple.co/45fzGYy |
| Google play store用リンク | EZ-Link: Transact, Be Rewarded – Google Play のアプリ |
SG Buses
シンガポールのバス利用を便利にするアプリです。
最寄りのバス停から利用可能なバス路線を検索したり、バス路線番号からルートを検索したりできます。
1階建てバスと2階建てバスのどちらが来るのかも分かるので、筆者は効率よく移動する他に2階建てバスに狙って乗るためにも利用していました。
バスの乗り方に関する記事はこちら。
配車サービス/タクシー/定額制
Grab
言わずと知れた配車アプリ。
ドライバー情報や所要時間・予定ルートが一目瞭然なので、色々と勝手の違う海外でも安心。
事前に支払い手段を登録しておけば東南アジアにありがちな料金交渉トラブルを避けることが出来ます。
ピックアップポイントが多いのでその点でも便利。
利用者が多い時間帯や雨の日は料金が高くなる（ピークタイム料金制）ので、時間に余裕がある場合はピークタイムを避けるとコストの節約につながります。
Gojek
こちらも配車アプリ。
使用感覚はGrabとほぼ同じですが料金はこちらのほうが多少安めな印象。
筆者はGrabが捕まらないときにサブとして利用していました。
TADA
比較的新しい配車アプリ。
GrabやGojekよりも安いと評判ですが、ドライバーの絶対数が少ないためなかなか捕まらないという体験談も聞きます。
こちらも日本のストアではまだ取り扱いがない様子。
| Apple app store用リンク | TADA – Ride Hailing on the App Store (apple.com) |
| Google play store用リンク | TADA – Taxi, Cab, Ride Hailing – Google Play のアプリ |
CDG Zig
シンガポールでよく見かける青や黄色の車体のタクシー会社ComfortDelGroのアプリ。
配車リクエストが出来、クレジットカードを登録しておけばキャッシュレスで支払いが完了します。
タクシー会社の運営というところも配車サービスにはない安心ポイント。
mobi Community Mobility
バス会社ウィラー（WILLER）が提供するエリアが提供するエリア内定額乗り放題サービス。
2023年4月現在、オーチャードエリアとCBDエリアでサービスを展開しており、これからも拡大予定。
利用時間は概ね8:30から22:00で、アプリから150か所以上のバーチャル停留所から乗車地点と降車地点を指定して予約します。
都度利用料金や月額料金といった複数のプランがあります。ピークタイム料金は設定されていません。
シェアサイクル
Anywheel
緑色の自転車でおなじみのシェアサイクルサービスを提供するアプリ。
貸出地点や返却地点も多く、自転車の整備が比較的良く行われているためおススメ。
具体的な使い方はこちらの記事でご紹介しています。
シンガポールはサイクリングルートが非常に良く整備されているので、遠乗りするのもおすすめ！
SG Bike
赤い自転車でおなじみのシェアサイクルサービスを提供するアプリ。
おそらくシンガポールで一番メジャー。
サービスの使用感はAnywheelとほぼ同じですが、こちらは自転車の車体が古かったり故障したりしている率が高かった印象があります。
貸出場所や返却地点はこちらの方が多いかも。
まとめ
シンガポールの交通機関は大変便利で、日中の移動目的であればMRTやバスを利用するだけで基本的に全く支障はありません。
しかし、アプリをうまく利用すれば、効率的に移動でき時間を節約することが可能です。
また配車アプリやシェアサイクルを活用すれば、深夜早朝や大きな荷物を持っている場合の移動も容易にすることが出来ます。
以上です。参考にしていただけると嬉しいです。
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