【香港ノマドカフェ事情】香港のノマド作業で「マクドナルド」がかなり快適だった話

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論文執筆の気分転換のために香港に来ました。

香港といればローカルなものからオシャレなものまでカフェが多いイメージ。このご時世だし無料wifiや電源が利用できるところも日本同様増えているはず!作業効率大幅アップ!

…なんて思っていた時期が私にもありました。

結論から言うと、時間無制限の無料wifiサービスと電源を両立する長時間のパソコン作業ができるリーズナブルなカフェは香港にはほぼ存在しません。香港ではwifiサービスの利用に時間制限があるのが一般的ですし、人口密度の高さを反映してオシャレなカフェはどこも激混みです…。

日本だとスタバ以外にタリーズコーヒーとかドトールコーヒーショップなど選択肢がありますが、香港は同じようにはいきませんでした。

そんな状況で困り果てていた筆者を救ってくれたのがなんとマクドナルド。wifiが無料&時間無制限(速度も悪くない)で使え、パソコンの充電ができないことを除けば筆者にとってはパーフェクトな環境でした。

本記事では香港のノマド作業でマクドナルドがおすすめできる理由や使い方をご紹介します。

香港で作業カフェを探すのは難しい

まずは香港のノマドカフェ事情から。

香港のコーヒー代高すぎ

まず香港のカフェはめちゃくちゃ高いです。

日本では(シンガポールでも)多くても600円くらい払えばwifiと電源を備えたカフェで作業スペースを確保できますが、香港ではおしゃれカフェだとコーヒー本体は一番安くて40HKD(約800円)はします。

さらにサービス料がかかるお店だと、コーヒーを1杯頼んだだけで合計で50HKD(1,000円)近くになってしまうこともあります。

ノマドワーカーの集まるおしゃれなカフェは割とあるものの、回転率の低さを反映してかコーヒー代がかなり高いところが多いです(高所得のノマドワーカーには気にならない程度の金額なんでしょうね…)。

wifi利用に時間制限がある

香港で無料wifiが使えるチェーン系カフェといえばパシフィック・コーヒーやスタバ。特にパシフィック・コーヒーは香港発なので寄り道する価値ありです。

wifiの利用にはいずれもコードが必要で、例えばパシフィック・コーヒーの場合は店員さんに声をかけて発行してもらう方式。一方スタバではレシートにコードが印字されます。それらのコードを専用のページに入力することでwifiに接続できるようになります。

その情報だけ日本と同じように快適にパソコン作業ができそうですが、そこには落とし穴があり、なんと1回の注文ごとに30分しかwifiが利用できません。

つまりある程度まとまった時間作業をしたい場合、ただでさえ高いコーヒーを何杯も注文しないといけません。

資本社会としては正しい姿だと思いますが、資金が潤沢にあるわけではないのでちょっときついです…。

なおレストランを兼ねたカフェであれば1回の注文で無制限にwifiが使えるかもしれませんが、そういうところは1皿100HKD以上するのは当たり前ですし、長時間パソコン作業をするのは憚られるような雰囲気もあります。相当の強メンタルがあれば大丈夫かも?

そもそも席が確保できない問題

香港といえば人口密度が高いことでも有名。つまりカフェは多いですがお客さんもそれだけ多いです。

前述のスタバは支店が大量にあるのに、どこも常に満席(パシフィック・コーヒーは多少マシ)。落ち着いて作業できる席を見つけるのは一苦労です。パソコン作業をしている人も非常に多く、席はなかなか空きません。

ネット接続が不要な作業をしているのか、テザリングを使っているのか、はたまた何杯もコーヒーを注文しているのか…皆どうやってwifiの時間制限をクリアしているのでしょうか。謎です。

またコーヒーをメインにするカフェは営業時間も21時くらいまで。夜遅くまで賑わう香港にあって、営業時間が短い!

このように香港で長時間落ち着いて作業する場所を見つけるのは非常に難しいです。もはやコワーキングスペースの方が良いレベル(これが本来の姿かも…)。

香港マクドナルドがノマド作業に最適な理由

これまでに紹介した課題を解決できる簡単な方法があります。それが何とあの有名なマクドナルド。ここからはマクドナルドがノマド作業に向いている点をいくつかご紹介します。

高速wifiが時間無制限で使える

マクドナルドのwifiは一度通信を確立してしまえば時間無制限で利用が可能。

速度も下り120Mbps&上り90Mbpsと割とサクサクで、重い作業には向かないものの文書作成やブログ執筆程度の作業であれば快適に行うことができます。

マクドナルドwifiのスピード計測の結果。

充電設備も充実

広々とした店内にはUSB充電設備を備えた座席がたくさん。パソコンの充電には向きませんが、スマホの充電程度なら可能です。

座席に備えられたUSB充電設備。

深夜早朝も作業OK。トイレも使えて便利

マクドナルドは営業時間が長く、24時間営業の店舗も結構あります。大抵のMTRの駅にあるので見つけやすいのも大きなメリット!

カフェや飲食店が営業していないような深夜や早朝も作業できる環境は非常に貴重です。

さらにマクドナルドではトイレが利用可能。筆者の感覚では香港のマクドナルドのトイレはかなり清潔な部類に入るので、海外にありがちな「トイレが汚くて使えない!」ということにはならないはず。カフェによっては店内にトイレがないこともあるのでこれは大きなメリットです。

パソコン類を放置してトイレに行くのは推奨しませんが、作業中にトイレに行けるのはかなりの安心材料だといえるでしょう。

香港らしさも楽しめる

香港のマクドナルドには香港式ミルクティーのような香港らしさ全開のメニューもあるので、せっかくの香港なのにマクドナルドでは味気ない…という気分を吹き飛ばしてくれます。

大きな窓のある支店も多く、香港らしい風景を眺めながら作業ができるのがうれしいところ。

コーズウェイベイの風景を眺めながらのんびり作業が可能。

また香港のマクドナルドではたまに日本の楽曲がかかることもあるので、日本人としては香港と日本のギャップを楽しむことができる場所でもあります。

ただしセキュリティーには気を付けて

マクドナルドのwifiはあくまで公共wifiなので、セキュリティー面はユーザー側で確保する必要があります。機密情報を入力しない、作業中は周囲に気を配るといった最低限の注意はお忘れなく。

パソコンや貴重品を席に置いたまま離れることも避けましょう。

作業内容によっては素直にコワーキングスペースなどを利用した方が何かと問題を避けられそう…。

他のチェーン系カフェとの組み合わせがおすすめ

マクドナルドはパソコンの充電ができないという欠点がありますが、パソコンの充電を他の場所で行うという方法である程度緩和が可能です。

その候補としておすすめできるのが香港発のカフェチェーンであるパシフィックコーヒー(Pacific Coffee、太平洋咖啡)。30分しかwifiが利用できないものの、スタバと比べると充電できる場所が多いので充電目的にも最適です。

マクドナルドとは異なり、ちゃんとしたコンセントやUSB充電設備があります。日本とはプラグタイプが異なるので変換アダプター必須。

香港発らしく香港を感じられるメニューもあるので、パソコンやスマホの充電しながらスイーツ休憩をするのも最高です。

香港名物パイナップルパン(菠蘿包)はコーヒーとの相性がとても良いです。

まとめ

本記事では香港でノマドワークを快適に行うことができる場所としてマクドナルドが有力な候補になる点をご紹介しました。

筆者はこの結論にたどり着くまでにいくつかカフェを訪問しましたが、食事メニューがメインだったり最低消費額が高めだったりと個人的にしっくりくるところがなく、結局は営業時間が長くお財布に優しいマクドナルドに落ち着いたかたちです。

本記事の内容が少しでも参考になれば幸いです。

以上です。

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