日本人に大人気の旅行先タイ・バンコク。日本からバンコク行きの航空券には色々な選択肢がありますが、特に安いのがバンコクに深夜早朝の時間帯に到着する便。
今回筆者は中国・上海経由バンコク行きの非常に安い航空券(中国東方航空)を見つけたので、利用してみることにしました。
バンコク着は驚きの深夜1時50分!
空港併設のホテルや市内のホテルも検討しましたが、翌日の早い時間に友人に会う&さらにそこから地方に移動する予定があったため、比較的リーズナブルに泊まれる空港内のホテルBoxtelを利用してみました。
本記事ではその体験談をシェアしたいと思います。
深夜のスワンナプーム国際空港
市内に出るか?それとも空港に留まるか?
スワンナプーム国際空港から市内に出る方法としては以下の方法があります。
- エアポートレールリンクを利用する
- タクシー(&配車アプリ)
- レンタカー
通常ならエアポートレールリンクを利用したり荷物が多ければタクシーや配車アプリ(grabなど)を利用するところですが、深夜早朝はどうしても状況が異なります。
まずエアポートレールリンクは運行時間が5時30分~24時なので、時間的に利用できません。
タクシーは配車アプリのGrabなどを使えばぼったくりの心配なく市内の指定の場所まで移動することが可能なものの、深夜早朝料金が加算されます。
個人的に日が変わってすぐの時間帯であれば深夜早朝料金がかかっても迷わず市内のホテルに移動しますが、今回の場合、空港を出られるのがどうしても3時くらいにはなりそう。そこから空港を出ると市内着は早くて3時半になり、さらにホテルにチェックインしてベッドに入るのは4時を過ぎる計算。
滞在時間はチェックアウトまでの数時間だけということになるので、ホテル代を損した気分になりそうです。
そこで見つけた選択肢が空港内のカプセルホテルでした。4時間という制限付きではありますが、翌日早くからどこかに移動する予定であれば問題なし。
両替えや買い物はできるのか?
スワンナプーム国際空港は24時間営業です。時間帯を問わず賑わっており、両替えや買い物といったサービス関連も問題なく利用が可能!
現地SIMが購入できるカウンターも営業していますし、ATMでの現金の引き出しもできるので、空港の使い勝手は深夜早朝だからと言って著しく悪くなる、ということはありません。

常に人の往来があるからか、寝ている人は目につきませんでした。エリアによっては居るのかも。
ボクステルの予約と利用方法
空港内の経済的ホテルは2つある
空港敷地内には4つ星ホテルのハイアットリージェンシーがありますが、数時間しか居ないのに3万円を超える宿泊代を支払うのには抵抗があるので、今回は除外。
残る選択肢は2つある経済的なホテル。一つは近代的な見た目のカプセルホテルであるアバンガード・カプセルホテル。もう一つが今回利用したボクステルです。
いずれも予約は時間単位で、到着後の仮眠に使える4時間程度のプランからしっかり泊まる15時間のプランなど、利用者のスケジュールに合わせて無駄のないように設計されています。
今回はアバンガード・カプセルホテルの空きが無かったため、丁度午前4時から午前8時までの枠が空いていたボクステルを予約することに。予約はホテル予約サービス・アゴダを通じて行い、支払いは当日カウンターで改めて行いました。
宿泊費用は1,260タイバーツ(約5,500円)とタイの物価を考えると割高ですが、空港から出ずに身体を休められるというメリットを優先しました。



システム上飛び込みでも宿泊は可能なようですが、利用予定日の1週間前にアゴダで予約した段階で空きがかなり少なくなっていました。
確実に泊まりたいのであれば予約をするのが確実です。
ボクステルまでの行き方
ボクステルがあるのはエアポートレールリンクの駅の近く。
空港ホテルの表示はエアポートレールリンクの発着階まで行かないと(なぜか)ないので、ひとまずエアポートレールリンクの表示を目指して進んでいきます。


エアポートレールリンクの乗り場はかなり下の階にあるので、エスカレーターをひたすら下っていきます。


エアポートレールリンクの乗り場に到着しました。
エアポートレールリンクが運行していない時間帯は一帯が消灯されているので少し不安になります…。が、ボクステルはこの先にあるので構わず進みましょう。


しばらく進んでいくと、アバンガード・カプセルホテルのキャビンが見えてきます。ボクステルはその先。


ボクステルの木製の部屋が見えてきました。チェックインカウンターはもう少し先です。


チェックイン
予約の時間は午前4時からでしたが、この日は少し早め(午前3時過ぎ)に到着しました。チェックインまで少し待つかと思いましたが、(運よく?)すぐに部屋を使うことができました。



早くチェックインした分、利用可能時間はしっかり前倒しになりました。
支払いについては、アゴダの該当ページでは支払いは現金のみ(カードは利用不可)と書かれていたものの、チェックイン時には問題なくカードが使えました。
なおチェックイン時に宿泊代の支払いとは別に現金でデポジットを支払う必要があったので、可能であれば事前にタイバーツ現金を入手しておくのが良いかもしれません。



デポジットは500タイバーツ。タイバーツの持ち合わせが無かったので焦りましたが、日本円2,000円でもOKでした。
チェックインが完了すると、部屋のカギとペットボトルの水&おしぼりがもらえます。


部屋の使い勝手
部屋は非常に小さくシンプルで、インテリアはベッドとデスクのみという簡素なもの。コンセントは2つあるので、スマホの充電や(頑張れば)パソコン作業ができます。



2つのコンセントはお互いに位置が近いので、アダプターの形状によっては片方を塞いでしまうかもしれません。
室内の電灯は消すと中が真っ暗になるので光が気になって眠れない人にも良いかもしれません。


なおトイレやシャワーといった設備は部屋にもボクステル自体にも備え付けられていないので、空港内の設備を利用します。
深夜早朝時間帯は非常に静かで壁の薄さなどは感じずしっかりと仮眠を取ることができました(このあたりは利用時間帯によってかなり感想が異なる部分かもしれません)。



寝過ごすと怖いので、筆者はスマホのアラームを使用していました。
チェックアウト
チェックアウトはカギをカウンターに返却するだけで非常に簡単。デポジットも忘れずに返還してもらいましょう!
エアポートレールリンクを利用するなら、乗り場が非常に近いので便利です。



エアポートレールリンクの乗車券は現金でないと購入できないので、現金を用意しておきましょう!


まとめ
今回はバンコク・スワンナプーム国際空港に深夜早朝時間帯に到着する便を利用する際に便利なボクステルの利用体験談をご紹介しました。
数時間の利用で5,000円超とお世辞にもお財布に優しいとは言い難いですが、深夜早朝時間帯にバンコク市内に移動するという手間と時間を考えると、割とアリな選択肢だと思いました。
以上です。この記事が少しでも参考になれば幸いです。
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