留学にベストなノートパソコンはどれ?おすすめのスペックやオプションについて考える

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スマホのみでこなせることも増えてきたとはいえ、留学中の様々なシーンではまだまだノートパソコンが必須。

新たな機種や先進のスペックが続々と登場するので、新たに購入するにしても、買い替えるにしても、選択肢が非常に多くて非常に悩みますよね…。

しかも、手っ取り早くハイスペックのものを購入すれば全て上手くいくかと言えば、個人のニーズや使用方法によって最適なスペックが異なることもあり、これを選べば正解!と言えるものは正直ないのが現実だったり。

特にスペックと重量は両立が難しいです。

特に留学に限った場合は、日本でパソコンを使用する場合とどのように異なるのか?留学先でどのようにパソコンを使用するか?など、実際の使用シーンのイメージが湧かないという方も多いのではないでしょうか。

本記事では、筆者の留学体験や実際にパソコンを買い替えるにあたって調べたことを元に、おすすめのスペックやオプション、そしておすすめの購入場所&方法などをご紹介します。

留学に持っていくパソコンのスペックでお悩みの方や、留学の機会にパソコンの買い替えを検討している方の参考になれば幸いです。

目次

最適のスペック

まずは実際の留学生活を送るうえで最適なスペックやオプションについて考えてみます。順番は特に留学用という意味で筆者が検討の優先度が高いと考える項目から先に並べています。

WondowsとMacのどちらを選ぶべきか?

ノートパソコンを購入する際に、Windows搭載パソコンかMacbookなどのApple社製のパソコンか、どちらが良いのか考える人はかなり多いのではないでしょうか。

大学院生はMacbookを使っている人が多い印象です。

大きな違いは搭載しているOSや対応ソフト、キー配列など。一般的に汎用性がありオールマイティーにこなせるのがWindows、クリエイティブ用途であればMacといったような特徴があります。

…が、正直そこまでハッキリと違うかと言えば、パソコンガチ勢以外はあまり関係がないかもしれません。

まず対応ソフトの違いについてはWindows搭載パソコンに軍配が上がりますが、大学院で利用する標準的なソフトウェアは大抵の場合Macにも対応しているので、正直そこまでの違いはありません。

ゲーミング性能についてはWindowsの方がカスタマイズ性が高いですし対応ゲームタイトルも多い傾向がありますが、Macだと極端に制限があるかと言われるとそうでもありません。

ただし仕事でMicrosoft Officeを使う前提があるなら、Microsoft搭載パソコンを使うのが無難です。カスタマイズしたい人もMicrosoft搭載パソコンを選ぶ方が、完成されたMacよりもストレスが少ないかも。

その他の決め手はパソコンの操作性、価格(Windows搭載モデルの方が機種のバリエーションや価格幅が大きい)、他デバイスとの相性(iPhoneユーザーであればMacの方が連携がしやすい)ということになります。あとはブランドに思い入れがあるかも関わってくるでしょうか…。

参考までに、筆者はiPhoneユーザー&Windows搭載パソコン持ちですが、連携面で特段不便さを感じたことはありません。

これまでの情報をまとめると以下のような感じになります。ご参考まで。

どちらがおすすめ?WindowsMac
主な用途は?文書やプレゼンなどの作成
もしくは特定の用途なし
動画編集などクリエイティブ
カスタマイズはする?自分好みにカスタマイズしたいカスタマイズはそこまで…
要求スペックが高いゲームをプレイしたい?したいまあまあ
Microsoft Officeを使う予定がある?あるない
予算は?幅広い価格帯から選べる基本的に高め
apple製品とより便利に連携させたい?まあまあさせたい
apple製品が好き?別にそこまでは…好き!

これらの項目をそこまで気にしないのであれば、どちらを選んでもそこまで後悔することにはならないと思います。

重さ

留学生活では、学校で授業に参加したり、自宅で作業をしたり、グループミーティングに参加したりと、様々な場所でパソコンを使用することになるため、持ち運びをすることが前提の利用方法になります。そのような環境を前提にすると、パソコンはなるべく軽いものを選ぶほうが日々の身体的な負担を減らすことができます。

またヨーロッパなどでは周辺国を結ぶLCCが非常に発達しているため、留学中に何度か利用する機会があると思います。パソコンは基本的に預入荷物には入れられないので手荷物として持ち込む必要がありますが、LCCは手荷物の重量にも非常にシビア。重いパソコンはそれだけで手荷物の許容量を圧迫することになります。

ノートパソコンは一般的に1.5kg以下であれば比較的軽量な部類に入りますが、パソコン本体に加えて周辺機器も一緒に持ち運ぶことを考えると、プラス数百グラム分重くなると考えるのがベター。そのため、筆者個人の感覚としては、1kg前後かそれより軽量のモデルを選ぶのがおすすめです。

筆者はSurface Pro 7とACアダプターなどの周辺機器を持ち歩いていました。パソコン本体とタイプカバーで1.3kg程度なので十分軽いと言われる領域ですが、毎日&一日に何度か持ち歩いていると正直重かったです。

ただし重さを優先した場合、大抵の場合はスペック(主にグラフィック面)が犠牲になることが多いです。例えば高性能なグラフィックボードを搭載する必要があるなら、1.8kgくらいまでは許容しないと選択肢が極端に狭まってしまう点には注意が必要かも。

高性能のグラフィックボードは重いので、軽量のノートパソコンには搭載が難しいからですね。

サイズ

留学中にパソコンを使う場合、常に教室やミーティングルームのような広めのデスク環境で作業するとは限りません。

パソコンを使う場所は自宅や教室がメインになりますが、例えば教室であれば人数の多い授業では一人当たりのスペースが必然的に小さくなります。さらに一定の人数が一か所にまとまって作業を行うことになるグループワークでは、極端に狭い場所での作業もあります(カフェのテーブルを大人数でシェアしたり…)し、ときにはスペースがなくて膝の上でパソコンを広げて作業することも。

グループミーティングでは大抵の場合十分な作業スペースが確保できないのでスペース不足が起こります。奥行きが必要になるSurface Pro 7は足場が狭いと使いづらかったです。

さらに専攻科目やリサーチ内容によっては、飛行機や電車での移動中にパソコン作業を行うことになるかもしれません。そういった交通機関の座席テーブルは非常に狭いので、パソコンが大きいと作業に支障が出ます。

以上を踏まえ、大きく見やすいもののスペースを圧迫してしまう15型や16型よりは13型前後を選んでおくと、スペースの制限がある場所でもある程度快適に作業を行うことができそうです。

ただし動画の編集やプログラミングなど画面が大きいほうがメリットを享受できる場合もあるので、その点は専攻内容によって柔軟に考えてみてください。

本体の堅牢性

パソコンを持った移動が多いということは、それだけダメージを受けたり故障する可能性が高まることを意味します。

マナーや考え方が全く異なる人に囲まれるわけですから、誰かがアダプターに引っかかって端子が変形してしまったり(経験あり)、ちょっと貸したら雑に使われたり(経験あり)、そうでなくても飲み物や食べ物をこぼしてしまったり(飲み食いしながらミーティングすることは良くある)、海外は他人の持ち物を使う際に配慮する人は日本ほど多くはないため、日本ではおおよそ起きないようなことが普通に起きます。

変換アダプターのような付属品であれば(嫌なことには変わりませんが)買えばよいのでマシですが、パソコン本体に何かあると大変!もし日本でサポートを付けていても海外では使えないことも多いです…。そうすると、現地で買い直すか日本から発送することになりますが、本体の購入費用や輸送料などのかなりお金がかかりますし、その間パソコンが使えないのも痛いですね。

発送手続きも国によっては信頼できません。日本ではあまり起こらないことですが、郵便会社の不手際で勝手に日本に返送されてしまうことも。

お金がかかる以外にも問題があり、現地購入の場合は日本語キーボードが選べないことがあります。元々現地語のキーボードに慣れているなら問題ないかもしれませんが、日本語キーボードを選びたいなら日本から取り寄せる以外の選択肢がなくなってしまいます。

不幸なイベントを完全に防ぐことはできませんが、最悪何かがあっても影響が最小限に抑えられるよう、ある程度造りがしっかりしたパソコンを選ぶことは非常に重要です。

堅牢性で有名なメーカーとしては、富士通、NEC、パナソニック、Lenovo辺りがありますね。

堅牢性の判断基準ですが、ドイツTÜV Rheinland Group(テュフラインランドグループ)の認証を受けているかや米国国防総省MIL規格に準拠したテストをクリアしているかは一つの参考になります。

CPU

ノートパソコンのCPUは、Windows搭載パソコンの場合Intel(Coreシリーズ)AMD(Ryzenシリーズ)のどちらかから選ぶことになると思います。留学用であればそこまで高い処理能力を求められるわけではないので、どちらを購入してもそこまで差はありません。

ただ最近はAI環境に最適化されたNPUを搭載したCPU搭載のノートパソコン(AI PCと呼ばれることが多い)が登場しており、ローカル環境のAIの利用方法によって選ぶべきパソコンが変わります。例えばAI対応ソフトウェア(Copilotなど)を使用するならNPU搭載のノートパソコンを選ぶと快適に使えますし、逆にインターネットを介したブラウザ接続でAIを使う前提ならCPU搭載の有無はそこまで関係しません。

またIntelやAMDなどでNPUを搭載したプロセッサーはシリーズ名が異なります。例えばIntelの場合Intel Core Ultraシリーズが該当します。ちなみにCPU搭載プロセッサーとしてはQualcomm社のSnapdragonシリーズもありますが、2025年3月現在、一部使用できないソフトウェアがあったりと購入には注意が必要な状況。現段階ではやはりIntelかAMDを選ぶことになりそうです。

なおIntel Core iシリーズの性能を考える場合はi5よりもi7の方が何だか良さそうな気がしますが、見るべきは世代(後ろについている番号)。数字が大きいほうが新しく基本的に性能も上です。

このあたりは使用したいソフトウェアやAIとの関わり方によって最適解が変わるので、ぜひ調べてみてください。

GPU

軽量のノートパソコンを選ぶ場合、GPUをカスタマイズできることは少なく、ほぼ確実に内蔵グラフィックになります(グラフィック性能はそこそこ)。ゲーミングノートパソコンであればGeForceの高性能なGPUを搭載したものもありますが、重量は確実に増えるため、ノートパソコンのメリットである携帯性が大きく損なわれます。

1kg前後でGPUを搭載したノートパソコンがないわけではありませんが、それだけでちょっと割に合わないレベルで価格が跳ね上がることを考えるとちょっと現実的ではありません。

そのため、留学中の学業やその後の仕事に比重を置くのであれば、GPU性能はある程度妥協した方が良いというのが筆者の考えです。

ゲーム目的のパソコンはデスクトップにするか、あまり持ち歩かない前提で重めで性能の良いゲーミングノートを別に購入するのが順当と言えるでしょう。

メモリ&ストレージ

作業効率に直結するのがメモリ(RAM)。現在主流のメモリは8GB、16GB、32GBあたりで、ノートパソコンは購入後にメモリを増設できないことも多いので慎重に選択する必要があります。

メモリの目安としてよく言われるのが、文書作成がメインであれば8GB、複数のブラウザを起動しながら作業することが多いなら16GB、本格的な動画編集などを行うなら32GB。

留学中の利用方法は文書作成が多くなりますが、プログラミングソフトを利用する機会があったり、複数の文書を参照しながら論文を執筆するといった具合に同時に複数の作業を行うことも多いこと、テレビのない学生寮のような環境ではノートパソコンが動画視聴などの娯楽も兼ねることを考えると、最低限の8GBよりも少し余裕のある16GB以上を選ぶのが安心です。そのうえで高負荷なデータ分析や画像編集を行うなら32GBを。

ストレージはOSを始めとするノートパソコンの必要なデータを保存するための記録媒体で、容量は128GBから2TBまで様々。文書作成がメインであれば256GBでも足りるとは思いますが、日常的に扱うデータ量によっては512GB以上あると安心。

ストレージの種類にはHDDとSSDがありますが、データへのアクセス速度を考えるとSSDを選んでおくのが無難です。

バッテリー駆動時間

ノートパソコンを持った移動が多いということは、電源をつないで作業する時間が比較的少なくなるという意味でもあります。

教室やカフェで作業をする場合であっても電源のある席を確保できないことがあるため、バッテリーの駆動時間は長いに越したことはありません。できれば最低8時間以上、可能なら10時間以上は欲しいところです。

途中で充電できないLCCでも中距離路線(飛行時間6時間前後)くらいなら問題なく作業ができるレベル。時間を効率的に使えますね!

液晶画面はグレア(光沢)?ノングレア(非光沢)?

続いては液晶画面の表面処理の違い。

グレアは鮮やかな画面発色が楽しめるため映像を観るには最適ですが、大量のリーディングをこなしたりレポートを書いたりと画面を見続ける時間が長くなる留学生活では、ノングレアのほうがおすすめ。グレアに比べて映り込みも少なく、目の疲れがかなり緩和されます。

筆者はグレアとノングレアをいずれも経験しましたが、文書作成目的であればノングレアの方が圧倒的に快適だと感じました。

Microsoft Office付きモデルを選ぶべき?

Microsoft搭載ノートパソコンを購入する際に考えるのがMicrosoft Officeをどうするか。

留学先の教育機関がライセンス契約を結んでいる場合は在学中無料でMicrosoft Officeを使えるため、Microsoft Office付きのノートパソコンを購入する必要はありません。不明な場合は教育機関に確認を。

無料ライセンスを使えない場合の対応策とそれぞれのメリット&注意点はこちら。

対応策メリット注意点
Microsoft Office付きのノートパソコンを購入する。手続きがほぼ不要で、使用開始が簡単。ノートパソコンの購入料金が割高になる。
アカウントが持ち運べないので、他のパソコンに移行できない。
Microsoft Office for the webを利用する。無料でも使える。容量が限られる。
使える機能が限られる。
オフライン環境だと使えない。
Microsoft Officeパッケージ版(買い切り)を購入する。アカウントが持ち運べるので、他のパソコンに移行できる。4万円弱となかなか高額。
Microsoft Officeのサブスクリプションを利用する。アカウントが持ち運べるので、他のパソコンに移行できる。
支払い期間(月払い・年払い)やプランが選べる。
毎月費用がかかる。

キーボードの言語はどうする?

日本語キーボードが必要なら日本でノートパソコンを購入するのが安全。USキーボードがオプションで選べる場合も多いので、メーカーなどに確認を。

なおタッチパネル対応機種の場合は、バーチャルキーボードを利用すればどの言語であっても言語を切り替えることで問題なくタイピングすることができます(打鍵感は違いますが…)。

タッチパネルは必要?

前述のとおり、言語の切替を頻繁にする場合であったり、授業中にペンを使ってメモを取るといった使い方をしたい場合は、タッチパネルを選択すると作業がしやすいと思います。

また図表やグラフを描くような機会がある場合でもタッチパネルは有用です。

逆にそういった使い方をあまりしない場合は無理にタッチパネルにしなくても良いかもしれません。

サポートは必要?

サポートの要否についてはサポートの内容と渡航のスケジュールや滞在期間の組み合わせに左右されるところが多いですが、すぐに渡航するのであれば最低限で良いと思います。

渡航先で修理サポートなどが確実に利用できるのであれば長期サポートを検討しても良いかもしれませんが、渡航先が欧米だとちょっと厳しいかも。

こちらも購入時に詳細に確認してサポートを付けるか判断するのがおすすめ。

各種メーカーの学割を有効活用する

各種メーカーでは2月から3月あたり(大学入学前にパソコンを購入する人が多い時期)を中心に学割キャンペーンをやっていることがあります。ノートパソコンの購入時に学生証や入学許可証などの書類を提示することで学割価格で購入することができるので、この機会を有効活用しましょう!

ただし学割ありきというスタンスより、あくまでスペックやコスパを検討基準にすることはお忘れなく。

メーカー公式ストアの多くは学割ストアを用意しているので、欲しい機種が対象になっているかチェックしてみるのがおすすめです。

学割キャンペーンを利用するにあたり注意すべき点は以下のとおり。

海外の教育機関の学生は対象外のことがある

日本で実施している学割キャンペーンには、対象が日本国内の指定教育機関の学生に限られることがあります。

例えばappleの学割キャンペーンがその例で、海外の大学生や大学院生は対象外。この場合は教育機関が所在する国・地域で適用を受けるしかありません。

appleに問い合わせましたがダメでした。スイスの大学院生だと日本語キー配列のapple製品を学割で購入するのは厳しいみたいです(スイスは日本語キー配列選択不可)。

指定の機種のみ対象になっていることがある

学割キャンペーンの適用対象が特定の機種のみになっていることもあります。

「大学生におすすめ!」などの宣伝文句が付いていることも多いですが、値段に踊らされずにスペックやオプションが自分のニーズを満たすかよく確認しましょう。

欲しいスペックに満たなかったり、逆にオーバースペックだったり、不要なオプションが付いているようなことがあれば、潔く通常価格のノートパソコンを購入するのが賢い選択です。

家電量販店であればダメ元で交渉してみるという手もありますが、学割キャンペーン対象モデルだとちょっと厳しいかも。

どこで買うのが正解?

希望のスペックが大体分かったら、どこで買うのかも検討しましょう!

まずは欲しい機種の絞り込みを価格.comで

欲しいスペックのノートパソコンが大体いくらくらいになるのか、どのメーカーが出しているのか、といった情報を手っ取り早く知るには、価格.comで絞り込み検索をかけてみるのがおすすめです。

メーカー、シリーズ名、画面サイズなどかなり細かく指定しながら購入候補になりうる機種を絞り込めるので、購入時の参考にすることができます。

検索結果によっては高望みしすぎていることも分かります。笑

基本的にオンライン直販サイトがおすすめ

ノートパソコンを購入する先の有力な候補になるのが、オンラインでの購入。さらに自由にカスタマイズができて実店舗のようなコスト(人件費やら広告費やら)が乗らないメーカーの直販サイトがおすすめです。

タイミングによっては直販サイト独自のキャンペーンを展開していたりするので要チェック。

ただその場合でも可能であればどこかで実機に触れてみるのがおすすめです。理由は後述。

家電量販店での購入が良いケース

ノートパソコンを買うぞ!と言うと家電量販店に行くことをイメージする方も多いと思いますが、基本的な知識や具体的に欲しいスペックがあやふやなまま行くと、店舗側の利益の乗った割高なノートパソコンを購入することになる可能性が高いです。

ただし店舗側が利益を乗せられない直販モデルであれば話は別。店舗のポイントが付かない代わりに直販サイトと同じ価格で購入することができます。また家電量販店であれば、実際に持ってみた際の重量感など直販サイトでは分からないことも確認できるというメリットもあります。

家電量販店で購入する前提でなくても、訪問してみると新たな発見があるかもしれません。

もしノートパソコンを購入する目的で家電量販店に行くなら、価格の交渉権を持つ販売員がいる大規模店舗や周辺に競合の多い店舗に行くのがおすすめ。価格交渉が上手くいけば、直販サイトよりも安価に購入できることもあります。

候補機種と筆者の選択

ここからは筆者が新しいノートパソコンを購入する際に候補に挙がった機種をご紹介します。

筆者の要求スペック
  • 持ち運びたいので、なるべく軽量であること(1kg前後)
  • CPUはこだわりなし
  • メモリ容量は16GB以上
  • ストレージ容量は512GB以上
  • バッテリー駆動時間が長い物
  • Microsoft Officeは不要
  • 予算は15万円くらいまで

上記のスペックを前提として考えた結果、以下の機種が候補になりました。

  • Pavilion Aero 13 Ryzen 7
  • IdeaPad Slim 5 Light Gen 10 AMD
  • ThinkPad X13 Gen 5

Pavilion Aero 13 Ryzen 7

非常に軽量かつ駆動時間も長いモバイルノート。ストレージ容量も1TBあって申し分なし。耐圧テストに合格しているので堅牢性にも問題はなく、持ち運びにも安心。メーカーも特設サイトを作っています。

項目数値
CPUAMD Ryzen 7 8840U 3.3GHz/8コア
画面サイズ13.3 型(インチ)
表面処理ノングレア
メモリ容量16GB
ストレージ容量M.2 SSD: 1TB
駆動時間11.5時間
重量0.99kg
PassMark(CPUスコア)23493
参考価格(価格.com)127,800円

実機を触ってみましたが1kgを切っているので非常に軽かったです。軽量で本体はかなり薄いものの、すぐ壊れそうな感じはしませんでした。

HPの学割ストアを利用すればHPのパソコンや周辺機器を学割料金で購入することができるので、試してみるのも手。

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IdeaPad Slim 5 Light Gen 10 AMD

超軽量かつ駆動時間も長め、メモリやストレージ容量も申し分ないレベルのモバイルノート。平均的にスペックが高いのに10万円ちょっとで買えるほど価格が抑えめなのが嬉しいところ。

以下はMS Offfice搭載モデルですが、見た目はこんな感じ。

項目数値
CPUAMD Ryzen 5 7535HS 3.3GHz/6コア
画面サイズ13.3 型(インチ)
表面処理ノングレア
メモリ容量16GB
ストレージ容量M.2 SSD: 512GB
駆動時間11.5時間(動画再生時)/ 22.8時間(アイドル時)
重量1.15kg
PassMark(CPUスコア)18176
参考価格(価格.com)109,890円

1kgを切っている超軽量パソコンと比較すると少しずっしりした感じですが、その分駆動時間が長いというメリットがあります。個人的にデザインはこちらの方が好み。

ThinkPad X13 Gen 5

これまで10万円前後で購入できるノートパソコンを中心に検討してきましたが、もう少し費用を掛けられる場合はカスタマイズ可能な直販モデルを検討してみるのもおすすめです。

理由は以下のとおり。

  • 必要な機能を追加したり、不要な機能を削ってコストダウンすることができる。
  • キャンペーンのクーポンを適用することで比較的安価に購入できる。

さらにカスタマイズ版のThinkPad X13 Gen 5を選んだ理由は以下のとおりです。

  • モバイルノートとしては十分すぎる性能。
  • フラッグシップ機であるX1 Carbonシリーズと似たようなスペックでも、こちらはかなり安価に購入できる。
  • 以前仕事でThinkPadシリーズを使っており、使いやすさは知っていた。

留学という用途を考えると紹介したパソコン2機種と大差ないため、最後まで悩みました。個人的に決め手になったのは、スペックというよりも操作性と上位機種と比較した際のコスパの良さです。

購入機種(カスタマイズ後)のスペックは以下のとおり。これで14万円ちょい(クレイジーキャンペーンで周辺機器も付属して合計14万円台後半)でした。

項目数値
CPUIntel Core Ultra 5 125U
画面サイズ13.3 型(インチ)
表面処理ノングレア
メモリ容量16GB
ストレージ容量M.2 SSD: 512GB
駆動時間約12.4時間(動画再生時)、約31.2時間(アイドル時)
重量1.12kg

今回筆者はレノボ販売員のいる都心の大型家電量販店で購入しましたが、近隣にそのようなお店がない場合、コスパを考えると公式ストアでの購入が順当だと思います。直販モデルは基本的にどこで買っても値段は同じなので…。

なお学生であれば学生ストアを利用するという手もあります。

学割の対象にならない場合であっても、レノボはよく割引キャンペーンをやっているので定期的にチェックするとお得に購入することができるかもしれません。

まとめ

本記事では留学に必須のノートパソコンについて、最適なスペックや選び方を考えてみました。

総合すると以下のようなことを意識して選べばそこまで大きな失敗はしないはず。

  • 用途を明確にする。学業以外に動画視聴など日常生活でも使うことを考えておく。
  • 携帯性と堅牢性は留学生活では非常に重要。スペック重視で重い機種を選ぶと後々困ることになるかも。
  • 留学が目的ならそこまでハイスペックの機種は不要。コスパで選んでOK。
  • Microsoft officeは教育機関から提供されるならオプションとして付ける必要はない。
  • 学割やキャンペーンは利用できたら利用するくらいのスタンスでOK。
  • 可能であれば購入前に実機に触れてみると後悔が少ない。

以上です。

本記事が少しでも参考になれば幸いです。

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