イスタンブールで詐欺&ぼったくり被害に遭わないためにやったこと4選【筆者の体験談も紹介】

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年間を通じて世界中から観光客が押し寄せるイスタンブール。

楽しい思い出を作る人が大半を占める一方で、詐欺やぼったくりに遭い最悪の滞在になってしまったという話も残念ながらよく聞きます。

筆者もそのようなエピソードは耳にしていたので、今回イスタンブールに滞在するにあたりいくつか対策をしていき、結果として危ない目には遭わずイスタンブール滞在を楽しく終えることができました。

本記事では、筆者がイスタンブールを訪問するにあたって心がけていた点をご紹介します。イスタンブール滞在のヒントにしていただけると幸いです。

目次

よくある詐欺&ぼったくりの手口を知っておく

まずは何と言ってもコレ!詐欺やぼったくりの内容は地域によってかなりパターン化されているので、典型的な手口や注意すべきシチュエーションを知っておくだけでかなりの確率で被害を防ぐことができます。

筆者も詐欺&ぼったくり未遂のような状況に何度か陥っていますが、全て被害に遭うことなく切り抜けられています。

絨毯詐欺

恐らく最もイスタンブールで典型的な詐欺&ぼったくり。

発生場所:観光地
ターゲット:外国人観光客全般
犯罪の流れ:日本語もしくは英語で話しかけられる→お茶やお菓子をごちそうになる→お土産屋や絨毯屋に連れていかれる→購入するまでお店から出られない→高額なお土産を購入してしまう

対策:道端で話しかけてくる人はとにかく無視する

観光地で親切を装って日本語や英語で話しかけてくるパターンが多いです。

コロナ禍を経て日本人観光客がかなり減ったらしいので、英語で話しかけられるパターンのほうが多いかも。

無料で観光案内をしたりお茶やお菓子をごちそうしたり、色々な手段でこちらと関係を築いてきます。そのうえで(知人や親戚がやっている)お土産屋や絨毯屋に行かないか?と誘ってきます。こちらは仲良くなった気でいるので、この段階で断るのは難しいでしょう。

自分のお店ではなく知り合いのお店に誘導する、というのも油断させるポイントだと思います。

結局誘われるままにお店に入り、高額な商品を買わされることになります。このパターンの場合、商品を買わない限りお店から出られない状況に陥ることが多いようです。

イスタンブールの商品は定価がないことが多いですし、絨毯のような手工芸品は非常に高額なものもあるので、ぼったくりか正規の価格かが見分けにくいため、ぼったくりかどうか見分けがつかないのも厄介。

筆者の体験談

筆者はスルタンアフメト・モスク(ブルーモスク)を出たところで、横浜に住んでいたというトルコ人に英語で話しかけられました。

少し雑談しましたが、アヤソフィアに行く途中で「途中でアヤソフィアは今日はお休み」と言われたので速やかに離れました(筆者はスルタンアフメト・モスクに行く直前にアヤソフィアの料金を確認しにゲートの前まで行っていたため営業中なのを知っていた)。

話しかけられた時間帯が昼間だったので、おそらくぼったくりバーではなく絨毯詐欺系でしょう。

靴磨き詐欺

こちらもかなり典型的な詐欺&ぼったくり手口。

発生場所:観光地
ターゲット:外国人観光客全般
犯罪の流れ:靴磨きセットを持った人が目の前に現れる→詐欺師がわざとブラシを落とす→こちらがブラシを拾って渡してあげる→ありがとう!と靴を磨いてくれる→お金を請求される

対策:ブラシを拾わない

比較的若い男がやっていることが多い詐欺で、靴磨きセットを持った人物が目の前に現れたら要注意!ブラシを落とすシチュエーションがかなり分かりやすいので避けるは簡単です。

筆者の体験談

筆者は滞在中、目の前でブラシを落とされたことが2度ありました。いずれも昼間の出来事です。

1回目はガラタ橋の上で。

イスタンブールで靴磨きをしてほしい場合は?

イスタンブールにおけるちゃんとした靴磨き屋さんは、靴磨きセットを持って歩いているというスタイルよりも、人通りの多い場所でお店を広げているスタイルのほうが多いです。

カドゥキョイの船着き場近くの靴磨き屋さん。靴紐のようなグッズも売っています。

ぼったくりバー

最近話題の?詐欺&ぼったくり。こちらは被害額も多く(数十万単位になることも)かなり凶悪。

発生場所:観光地
ターゲット:外国人の一人旅(特に男性)
犯罪の流れ:英語で話しかけられる(旅行客という設定)→旅行客同士ということで意気投合する→一緒に軽く飲む→さらに仲良くなる(ように偽装する)→ぼったくりバーに誘導される→高額な費用を払わされる

対策:道端で話しかけてくる人はとにかく無視する。言葉を交わすのは最小限にして、相手の勧めるお店には絶対に行かない

こちらの詐欺&ぼったくりのシグナルも絨毯詐欺のように「道端で話しかけられる」ことですが、こちらの手口は絨毯詐欺がローカルトルコ人であることを前面に押し出してくるのに対し、詐欺師が(ターゲットと同じ)一人旅の旅行客を装ってくるという点が特徴的です。

ネットで情報収集した限り、出身地(もちろん嘘)のパターンはドバイ、ギリシャ、スペインあたりが多いようです。こちらが日本人の場合は、安心させるために日本企業(鹿島建設など大手ゼネコンが多い)で勤務しているという設定を付け加えることもあるようです。

詐欺師が話しかけてくる際の典型的なセリフは、「タバコの火を貸してくれないか?」「写真を撮ってくれないか?」です。相手が一人の場合、このセリフで話しかけられたら要警戒!

実際にタバコの火が欲しい場合や一人旅で誰かに写真を撮ってもらいたいという場合もあり得るので、無視するのが忍びない場合は多少であれば対応してあげても良いかもしれません。

ただ、用事が済んだ後に国籍や個人情報を聞かれたら黄色信号。さらにお店に誘われたら赤信号です。速やかに離れましょう!

筆者の体験談

筆者は滞在中、「写真を撮ってくれないか」→「飲みに行こう」のコンボに遭遇したことがあります。

場所はアヤソフィアの前。夜9時頃でした。

イスタンブールカード購入詐欺

こちらもかなり典型的な詐欺。旅慣れない旅行者を狙い、親切を装って近づいてきます!

発生場所:観光地にあるイスタンブールカードの自動販売機
ターゲット:カード購入に手間取っている外国人観光客
犯罪の流れ:自動販売機で話しかけられる→代わりに機械を操作される→カードで料金を払え→クレジットカードが使えない(嘘)→別のクレジットカードは持っていないか?→別のクレジットカードを出す→またカードが使えない(嘘)→詐欺師のカードを買わされるもしくはイスタンブールカードは買えるが使えなかったはずのクレジットカードで複数回決済されている

対策1:イスタンブールカードの買い方を予習しておく
対策2:観光地から離れた自動販売機を利用する
対策3:現金でイスタンブールカードを購入する
対策4:自動販売機を他人に操作させない
対策5:クレジットカードは絶対に他人に渡さない

こちらはイスタンブールカードの購入方法を覚えておけば簡単に防げる詐欺です。

その他の対策も割とシンプルで、まずは観光客が多く利用する観光地に近い駅でイスタンブールカードを購入しないこと。また現金で購入するのも、最悪被害に遭っても被害額が現金の金額に抑えられるという意味では効果ありです。

やむを得ず観光地近くの駅でイスタンブールカードを購入する場合は、メトロ駅やトラム駅よりも船着き場のほうがローカル客の利用が多いのでおすすめ。

もし観光地に近い駅でクレジットカードやデビットカードを利用してイスタンブールカードを購入する場合は、とにかく他人に機械の操作やクレジットカードを委ねないこと!詐欺師の持っている機械にクレジットカードをタッチされたりしてお金を盗み取られる危険性があります。

さらにapple payのような物理カードを介さない購入方法も、カードを奪い取られる心配がないという点では良いですが、この場合もスマホを詐欺師に渡さないように注意する必要があります。

その他のよくある詐欺

その他のよくある詐欺としては以下のとおり。

  • 病気を装って路上でいきなり倒れ、助けようと駆け寄った人に金品を要求する人
  • 頼んでいない料理を提供し、後で高額請求するレストラン
  • 路上で商品や紙を配り、受け取った人に金品を要求する人

またイスタンブールでの典型的な詐欺以外に、海外諸都市で発生している詐欺&ぼったくりの手口を知っておくのは効果的です。

特に近年タイのバンコクで多発しているお金見せて詐欺もイスタンブールに上陸しているようなので、注意が必要。

今度日本に行くから日本円を見せて!と言いお金を盗み取る手口です。

詐欺&ぼったくりが多い場所と治安が微妙なエリアを知っておく

イスタンブールで詐欺が多い場所を知っておくと、警戒スイッチをONにするのに役立ちます。

旧市街:スルタンアフメト地区

イスタンブールで最も外国人観光客が足を運ぶ場所といえばスルタンアフメト地区。外国人観光客を狙った詐欺師が非常に多いです。

特に声掛けが多いのはアヤソフィアとスルタンアフメト・モスクの間にある広場。イスタンブールらしい風景が見られるので、写真撮影をお願いされる機会もよくあります。

写真撮影からぼったくりバーという流れがあるので要注意。

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