【フランス留学生におすすめ!】フランス国鉄SNCFが割引になるCarte d’avantageのメリットと使い方【注意点も解説】

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ヨーロッパ旅行の醍醐味といえば長距離鉄道の旅!主要都市間は鉄道ネットワークで結ばれており、飛行機よりも気軽に利用できます。

特にフランスを鉄道で旅行するなら、フランス国鉄(SNCF)が提供する割引カード「Carte d’Avantage(カルト・ダヴァンタージュ)」が非常に便利。運賃の割引が受けられるこのカードを上手に活用すれば快適でお得な鉄道旅が楽しめます。

このブログでは、Carte d’Avantageの概要や割引ルール、購入方法、さらに実際の割引例まで詳しく解説していきます。

27歳までの留学生ならもはや必携!28歳~59歳に該当する場合は利用条件がちょっと厄介なので、購入前に自分のスタイルに合うか確認を!

目次

Carte d’Avantageとは?

まずはCarte d’Avantageの特徴から簡単にご紹介します。

Carte d’Avantageは割引が使えるカード

Carte d’Avantageはフランス国内およびヨーロッパ各地を鉄道で旅行する際に割引を受けられる便利なカード。具体的な割引内容の一例は以下のとおりです。

  • フランス国内:TGV、TGV INOUI、INTERCITÉS、TERといった種別の電車の運賃が最大30%割引
  • 国際線:隣国への列車も同様に割引が適用
  • プライスキャップの適用(TGV INOUIおよびINTERCITÉS):チケット種別と旅程に応じて最大価格が設定
  • SNCFのサービスが15%割引

この通り、このカードがあれば旅費を大幅に節約することができます。フランス国内やフランスと隣国を結ぶ鉄道を利用する機会が多いなら作っておいて損はありません!

Carte d’Avantageの種類

カードの価格は一年間有効で49ユーロ(2024年9月現在)。

カードは電子化されており物理カードは発行されません。その代わり注文が確定するとメールでカード番号が通知されるので、SNCFのアカウントに紐づければすぐに割引を受けることができます。

価格設定は一律ですが年齢に応じて以下の3種類に分かれており、種類によって利用ルールが微妙に異なる点に注意が必要です。

  • Carte Avantage Jeune(12〜27歳向け)
  • Carte Avantage Adulte(28〜59歳向け)
  • Carte Avantage Senior(60歳以上向け)

それぞれの割引ルールについては後述します。

利用可能な列車・範囲

Carte d’Avantageの特徴のひとつが、フランス国内だけでなく隣接するヨーロッパ諸国への鉄道旅にも適用されること。TGVやインターシティに加え、フランスからドイツ、スペイン、イタリアなどへの国際線でも割引が利用可能です。

フランスとスイスを移動する国際列車でもSNCFの電車であれば割引が使えるので、ジュネーブに訪問するのもおすすめです。

また、大人1名につき同行者1名まで(同行者が4歳~11歳の子供なら3名まで)が同様の割引を受けられるので、家族連れやグループ旅行にも最適です。

カード別の割引内容

前述のとおり、年齢に応じてカードの種別が異なり、割引ルールも微妙に異なります。

最大の違いは割引が適用になる曜日で、JeuneとSeniorであればいつ利用するかは考えなくてもOKですが、Adulteでは週末を含む旅程のみ割引が適用されます。

Carte Avantage Adulteの具体的な割引適用ルールは以下のとおり。

  • 片道旅程の場合、土曜日または日曜日である必要がある
  • 往復旅程の場合、少なくとも金曜、土曜、日曜の夜を含む必要がある(往路と復路の最大期間は61日)

28歳~59歳の方で鉄道を利用するのが主に平日のみの場合は、カードを作ってもあまり恩恵は受けられないかもしれません。

購入方法

購入はオンラインか窓口で可能。おすすめは言語も選べて決済までがスムーズなオンライン購入です。

年齢ごとに購入可能なカードが異なるという特性上身分証明証が必要なので、手元に用意しておきます。

オンライン購入

日本からでもSNCF公式サイトや専用アプリを通じて簡単に購入可能です。支払いはクレジットカードかデビットカードで行い、eチケットとして発行されます。

現地購入

フランス国内の主要な駅の窓口や券売機、旅行代理店でも購入が可能です。

パスポートを持参しましょう。

フランスの地方ではフランス語ができないと厳しいですが、パリなら英語対応の窓口がある可能性があります。

実際の割引例

ここではCarte d’avantageを使った場合の具体的な運賃例をご紹介。カードの割引が適用された場合は、割引額が緑字で表示されるので一目で分かります。

割引運賃が適用できる週末に片道利用するという設定で検索しました。

リヨン~パリ間(TGV)

まずはリヨンからパリまでの運賃。当日券ですが30%オフが適用できました。

  • 通常運賃:49ユーロ → 割引後:34ユーロ(約30%オフ)
お得にフラッとパリに行けちゃいます。

ジュネーブ~リヨン間(TER)

続いて我らがジュネーブからリヨン。なんと半額になりました!

  • 通常運賃:33.40ユーロ → 割引後:16.70ユーロ(50%オフ)
半額は大きいですね!

注意点

ここでいくつか注意点もご紹介。

利用可能な曜日に注意

繰り返しになりますが、Adulteのカードは平日のみの利用ができません。購入前はもちろん旅行の計画時もこのことを頭に入れておく必要があります。

またそれぞれの年齢枠を超えた場合は種別の変更が必要です。例えば28歳になったら「Jeune」から「Adulte」への切り替えを忘れないようにしましょう。

最低運賃が設定されている場合がある

Carte d’avantageを持っていても全ての電車で割引が適用されるとは限りません。座席の空き状況によっては、割引が適用されない最低運賃が設定されている場合があります。

このようなリスクを避けるためにも日程をずらせない旅行の場合は早めに乗車券を確保しましょう!

有効期限の確認

カードは1年間有効で期限を過ぎると割引が適用されなくなるため、更新を忘れないようにしましょう。

チケット変更・返金の制限

割引チケットには変更や返金に制限がある場合があるため、予約時に確認が必要です。

まとめ

SNCFのCarte d’Avantageは、フランス国内およびヨーロッパ各国を鉄道で旅する際に、最大30%の割引を受けられる非常にお得なカードです。

12歳から60歳以上まで、年齢に応じたカードが用意されており、旅行スタイルに合わせて活用することができます。運賃割引や同行者の割引もあるため、個人旅行はもちろん、家族や友人とのグループ旅行でも大活躍します。

購入もオンラインや駅窓口などで簡単にできるため、鉄道旅の計画を立てる際はぜひ活用してみてください。

気が向いたらぜひジュネーブにも足を延ばしてみてくださいね。

詳細や購入方法については、SNCFの公式サイト(https://www.sncf.com)で確認できます。

以上です。

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