シンガポールから本帰国して数ヵ月が経ち、色々な記憶があいまいになってきた今日この頃。
ジュネーブの滞在許可申請や退職関係の手続もひと段落し、思い立ったのが再びシンガポールを訪れることでした。留学前ということで費用を抑えたい気持ちもあり、往復の足はスクートを選択。7時間のLCCは初めての体験です。
今回の記事では、そんな私の経験をご紹介します。シンガポールに渡航予定の方の参考になれば幸いです。
スクートの予約は非常に簡単
アプリで予約
今回は予約したのは、東京(成田)とシンガポールの直行往復便です。サービス料や各種税金込みで5万円程度という安さでした。予約手続もアプリを利用してスムーズに完了!
搭乗数日前にはオンラインチェックインとSG Arrival Cardの提出の案内がメールで送付されました。
アプリはこちらからダウンロードできます。
早朝発のため前泊ホテルも予約
運賃が安いからか往路が早朝に成田空港(ターミナル1)を出発する便のため、「成田エアポートレストハウス」に前泊することにしました。Booking.comで7,000円ほど。
室内の施設は古めではありましたが、快適に過ごすことができました。
ターミナル1から徒歩で移動できる場所ではありますが、途中に屋根がないところが多いので、大きな荷物がある場合はシャトルバスの利用がおすすめ。
手荷物の事前購入でトラブル
往路分の預け入れ荷物が購入できない
旅行前に避けられない荷物のパッキング。スクートは手荷物のルールが厳格らしいということが事前のネット検索で分かっていたため、試しにパッキングしてから重量を測ってみました。
結果、筆者のチケットの機内持ち込み重量制限10kgを少しだけ超えていました。このままだと空港で超過料金を支払うことになるため、事前に20kgの預け入れ手荷物を購入することに。
しかし、なぜか帰りの便の分しか購入できない。でも時間的に締め切られているわけでもない。
何度か試してみて決済するところまで行け、「復路に20kgの受託手荷物」のオプションで手荷物の追加購入が完了しました。
空港のカウンターで念のため申告
出発日当日、チェックイン時に空港カウンターで往路の分が購入できなかった旨を地上係員に伝えました。往路分の購入が必要かと思いましたが、荷物を目視で確認のうえ特段問題なくチェックインできました(預け荷物はなし)。
ちなみにこのときの手荷物は、小さいスーツケース1個・リュック1個・お土産の袋1個でした。荷物の重量(10kgまで)と許容数(2つまで)を超えていましたが、指摘なし。
搭乗前のチェックは特段なし
以前別のLCCを利用した際に搭乗ゲートの直前で個数がNGになったことがあったため、今回も指摘されることがあったら小さな荷物を大きな荷物に入れる想定でいましたが、搭乗ゲートでも特段確認はありませんでした。
【往路】チェックイン~搭乗
成田空港の朝は遅め
当日の搭乗時間は7:30。保安検査場も7時にならないと開かないため、7時までにどこかのレストランで朝食を済ませて搭乗口に向かう計画でしたが、成田空港内のレストランは早くて7時から。
レストランの開店時間まで待っていると搭乗時刻に間に合わなくなりそうだったので、レストランは諦めてコンビニで朝ごはんを済ませました。
座席に電源はない
LCCということもあり、座席に電源を取る場所はありません。そのためモバイルバッテリーは必須です。
また(当然ながら)エンターテインメントもありません。筆者はKindleに小説をダウンロードしておき、それで時間を潰しました。
座席の配置とスペースは狭め
座席の配置は3列・3列・3列で、筆者の席は通路側。座席間のスペースは若干狭いかなと感じましたが、息苦しいほどではなかったです。
筆者個人としては、7時間のフライトでも特段気になりませんでした。
【往路】シンガポール入国
SG Arrival Cardの提出が済んでいない場合はこのタイミングで
SG Arrival Cardの提出がまだ完了していない場合は、到着後のタイミングでも提出できます。
アプリを利用した提出方法についてはこちらの記事で。
提出用の端末もあるようなので、この時点でインターネット接続がまだない場合は係員に指示を仰いでもいいかもしれません。
日本人は自動ゲートを通過できる
シンガポールでは特定の国が自動ゲートを利用した入国制度(Automated Clearance Initiative)の対象になっています。そこには日本も含まれるので、日本のパスポートを持っていれば自動ゲートを通過することができます。
【復路】チェックイン・荷物預け
簡単オンラインチェックイン
搭乗48時間前にはスクートからオンラインチェックインのメールが届きます。特段面倒なこともなく、案内に従ってスムーズに手続きが完了しました。
QRコードが発行されたので、スマホの写真フォルダに保存しておきました。
チャンギ空港で荷物を預ける
チャンギ空港第1ターミナルから成田に向けて出発です。
チャンギ空港は荷物預けが自動なので、自動チェックイン機を利用して荷物タグを印刷します。チェックインはオンラインで済ませているので、搭乗券の印刷は不要。
荷物タグを入手したらスーツケースに巻き付け、ベルトコンベアのある機械に預けたい荷物を載せ、指示に従います。
【復路】チャンギ空港制限エリア~搭乗
チャンギ空港の充電スポットは限られる
チャンギ空港は24時間営業かつ出発客と到着客が同じフロアを利用するので、充電スポットは埋まりがち。スマホ等の電子機器については、可能であれば空港到着前にフル充電にしてしまうことをおすすめします。
飲み物の機内持ち込みにはテクニックが必要(ターミナル1)
チャンギ空港ターミナル1では、最終の手荷物検査は搭乗ゲートごとに行われます。
つまり免税店で購入した飲み物は搭乗ゲートを通過する段階で廃棄することとなり、機内には持ち込めません。ゲートを通過してしまうと店舗や自動販売機はないので、飲み物の購入は不可。ただ水やお湯を補給できる設備があるので、機内で水分補給をしたいのであれば、ぜひタンブラーなど水が補給できる容器を持参してください。
シンガポール人は常に水のボトルを持ち歩いており、空港内や街中で水を汲んでいる人もよく見かけます。
なおペットボトルは空であれば廃棄せずにゲートを通過できる(多少水滴がついていても大丈夫)ので、自前のタンブラーなどがない場合は免税店で買った飲み物を全て飲むか中身を捨てるかして空の容器を確保するという方法もあります。
スクートで寝るのはちょっと厳しいかも
今回の復路は深夜発早朝着の便を利用しました。割り振られた座席は通路側でした。
機体・機内のスペックは往路と同様ですが、正直寝るのは厳しかったです。足を思いきり伸ばすこともできませんし、左右の座席間隔も狭いため寝返りを打つこともできません。かなり疲れました。
3列の中央の座席だったらもっときつかったと思います。
いっそ寝ないという選択肢を考えた方がよかったかな、とも思いました。
まとめ
以上、筆者が初めてLCCを利用して成田とシンガポールを往復した体験をお伝えしました。
個人的な感想としては、窓側か通路側で(3列の真ん中でなく)かつ機内で寝る想定でなければ問題なく7時間耐えられると感じました。ここは課金すべきところかもしれません。
シンガポールの交通機関で使えるアプリを紹介した記事もあるので、シンガポール到着後の足の参考にどうぞ。
この記事が少しでも参考になれば幸いです。
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