【体験記】台北・瀧乃湯でひとっ風呂!水着不要の日本式温泉が最高すぎた

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温泉地があることでも有名な台湾!台北近郊にもいくつか温泉地があり、特に「新北投温泉」は市街地から近くMRTでも簡単にアクセス可能です。

筆者自身、台湾の温泉のことは以前から耳にしていましたが、今まで体験したことはありませんでした。理由は基本的に混浴で水着着用必須というスタイル。水着を着用しなくて済む温泉ももちろんありますが、基本的に宿泊者向けの家族風呂だったりして気軽に体験できる感じではありません。

しかし今回日本の銭湯スタイル(男女別&水着不要)で温泉が楽しめるという場所を聞きつけ、思い切って体験してきました。それがMRT新北投駅から徒歩数分の場所にある「瀧乃湯」です。

今回は瀧乃湯に行ってきた感想や気づいた点などをシェアしたいと思います。

目次

瀧乃湯とは?

来歴と泉質

瀧乃湯は北投温泉博物館の東にある日帰り温泉。
浴室は男女別になっており、日本の銭湯と同じような感覚で利用することができます。

瀧乃湯が現在のようなかたちになったのは、日本統治時代に軍人が療養のために利用することになったのがきっかけ。当初は男湯のみでしたが、その後何度かの改修を経て今に至ります。女湯が増設されたのは1950年前後のこと。

男湯は特に往時の雰囲気を色濃く残していることで有名で、筆者はそこにも興味を惹かれました。

泉質は「青磺泉」。強酸性(pH1.2から1.6程度)の硫黄泉であり、北投温泉の他には秋田県の玉川温泉でしかみられない非常に希少なもの。

公式ウェブサイトによると、6歳以下、妊婦、生理期間中や心臓疾患をお持ちの方などは入浴禁止。傷口のある方や肌が敏感な方は入浴非推奨となっています。

入浴時間は3分程度に留めることが推奨されています(浴室に注意書きあり)。

入館料や営業時間など

入館料は一人150NTD。タオル類は料金に含まれないため持参推奨ですが、50NTDで現地購入も可能です。
その他、ボディーソープ、シャンプー(各15NTD)やミネラルウォーター(600ccで20NTDなど)の販売もあります。
支払いは現金のみで、カード類は使用できません。

営業時間は午前(6:30~11:00)、午後(12:00~17:00)、夜(18:00~21:00)に分かれており、最終入場時間はそれぞれの時間帯で終了1時間前までです。定休日は毎週水曜日。

瀧乃湯への行き方

瀧乃湯の最寄り駅はMRT新北投線新北投駅
MRT淡水信義線の北投駅から分岐した支線の終点です。

北投駅の新北投方面行きプラットフォームにはこんなモニュメントもあり、旅気分を盛り上げてくれます。

さらにMRT新北投線は観光案内のディスプレイも設置されている観光列車仕様。通常のMRT車内とは異なる木目調の車内も非日常感を演出しています。

新北投駅の前には大きなゲートが。夜はライトアップされて幻想的な雰囲気になります。

新北投駅から瀧乃湯へは、北投公園を左に見ながら東にゆったり10分程歩くとたどり着けます。

実際に行ってみた!

ここからは実際に行ってみた体験談をご紹介します。

雰囲気はひなびた温泉宿みたい。入り口すぐのところに番台があり、料金を支払います。

日本人のお客さんが多いのか、日本語で書かれた料金表や注意書きが用意されていました。
料金を支払って鍵や購入品を受け取り、脱衣室に入ります。このときは左が男性用で右が女性用でした。

なお筆者は手ぶらで訪れたので、タオルとボディーソープ&シャンプーを購入しました。
タオルはフェイスタオル程の小さ目サイズ、ボディーソープとシャンプーは使い切りサイズでした。

脱衣場(男性用)はこんな感じ。渡された鍵に対応するロッカーを利用します。

浴室は洗い場(3か所)と湯舟(2つ)の構成。洗い場にはシャワーと鏡があり、洗面器が備え付けられています。湯舟は45度程度の高温浴槽(高温池)と42度程度の中温浴槽(中温池)の2種類があり、好みに応じて使い分ける方式。

洗い場はキャパシティーに比べて少ない印象でしたが、筆者訪問時はそこまで混雑していなかったためすぐに利用することができました。

温泉は硫黄泉のため温泉独特の香りが強めです。
木組みの建物と石造りの温泉は本当に日本の温泉そっくりで、台湾にいることを忘れそうでした。

源泉は高温浴槽にまず入り、中温浴槽に流れているようでした。高温浴槽は本当に熱い!草津のような熱めのお湯が好きな筆者は大好きな温度ですが、そうでないとちょっと厳しいかもしれません。基本的に暖かい台湾では日本の冬のようなヒートショックは起きづらいとは思いますが、とにかく熱いので浴槽に入る前に十分なかけ湯が必須。

一方の中温浴槽は公式ウェブサイトによると42~43度あるようですが、水が入っていたためかもう少し温度が低いように感じました。こちらはゆったりとある程度長く入っていられそうです。

強酸性なので顔や身体を掻いたりしないように注意。筆者は入浴中にうっかり目をこすってしまい、しばらく激痛に苦しみました。

浴室には長椅子が設置されており、そこで休むことができます。
筆者訪問時にはほぼ満席。談笑する人やミネラルウォーターを飲みながら休憩する人など、それぞれに思い思いの時間を過ごしていました。

筆者は30分程で上がりましたが、その間に出る人はあまりいなかった印象。
割と長居する人が多いのかもしれませんね。

10月中旬でも台北はまだ暑かったので湯上りには再び汗だくになりましたが、不思議と心地よかったのを覚えています。新北投駅周辺にはカフェやレストランも結構あるので、湯上りにそういった場所でのんびりするのも素敵かもしれません。

台北市外から30分程度で来られることを考えると驚きの体験でした。

注意点

ここからは実際に利用してみて感じた注意点をいくつかご紹介します。

荷物は最小限!

筆者は思い立ってふらっと訪れたため、準備はゼロ。しかもパソコン類の入ったバックパックを持っていました。
ロッカーが小さいわけではありませんが、結果として荷物を入れるのに少々苦労することに…。

しかも風呂上りでまた大き目のバックパックを背負うことで、湯上りの爽やかさが若干減少したような気分にもなりました。

やっぱり持参する荷物は少ないほうが良いです。

本格的に洗うならボディータオルなどを持参

ボディーソープやシャンプーを持ち込んで本格的に身体を洗うなら、ボディータオルなどを持参すると便利です。

ボディータオル類は瀧乃湯では販売していませんが、近所に日系の薬局や商店もあるので購入できるかもしれません。

ビニール袋を持参すると役立つかも

風呂上りに使ったタオルはかなり硫黄の臭いが残ります。濡れたタオルなどをそのまま鞄に入れると臭いが移る可能性がありますし、金属と接触させると腐食するおそれもあります。

ビニール袋に濡れたタオルを入れればそのような心配がないので、可能なら持参するのがおすすめ。

まとめ

新北投温泉には初めて行きましたが、温泉旅館が立ち並ぶ光景は思った以上に日本の温泉郷のよう。
しかも筆者訪問時は愛媛県の道後温泉とコラボしていたようで、さらに日本のような光景が広がっていました。

今回筆者はそこまで準備をせずにふらっと訪問しましたが、気軽な癒しスポットと言った感じで結構楽しめました。
新北投には他にも博物館や泉質の異なる温泉があるようなので、次回はじっくり時間を取って楽しみたいですね。

瀧乃湯の詳細はこちらの公式ウェブサイトも参考にしてください。

北投温泉エリアには、「瀧乃湯」以外にも大浴場や個室温泉でゆったり過ごせる人気スポットも数多くあります。
心ゆくまで温泉を堪能したい方や、少し贅沢な時間を過ごしたい方は、Klookで予約できる入浴券も是非チェックしてみてください。

Klook.com

湯上がりのあとは、地元グルメやカフェ巡りもおすすめです。
下の記事では、台北をもっと深く楽しむためのローカル情報を紹介しています。

台北旅行の必需品「悠遊卡」の使い方を詳しく解説。これさえ押さえておけば、瀧乃湯へのアクセスもスムーズです。

ローカルと観光夜市の魅力を徹底比較!風呂上がりの散策プランの参考にもどうぞ。

温泉帰りに立ち寄りたい、落ち着けるカフェ特集。ゆったり過ごせる「文青系」カフェを紹介します。

台湾のどローカルなホテルってどんな感じ?台北郊外の雰囲気もまとめてレビューしました。

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