【タイLCC】格安で成田から台北へ!タイ・ライオン・エア搭乗記【手荷物ルールが超厳しい】

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日本から気軽に行ける海外といえばやっぱり台湾!
成田からおよそ3時間半ほどで到着するため、週末だけでもサクッと海外旅行ができてしまうのが魅力です。

成田〜台北間のLCC路線は、ピーチ・アビエーション、スクート、タイガーエアなどがメジャーな選択肢ですが、実はタイのLCC・タイ・ライオンエア(Thai Lion Air)も同区間を運航していることをご存じでしょうか?

今回筆者は、実際に成田発バンコク行き(台北経由)に搭乗しました。

この記事では、手荷物チェックや機内の座席設備やサービスのレビューを中心に、実際に利用した感想や注意点をまとめます。タイ・ライオン・エアを利用する予定のある方や、利用を迷っている方の参考になれば幸いです。

目次

タイ・ライオン・エアで成田から台北へ!

最初に予約からチェックインまでの様子をレポートします。

出発案内
タイ・ライオン・エアの搭乗案内。バンコク(ドンムアン)行きになっています。

今回のフライト概要(便名・出発時刻・機材・運航日)

今回利用したのは、タイ・ライオンエアSL395便(成田→台北→バンコク)
成田空港と台北・桃園国際空港はいずれも第1ターミナル発着です。

使用機材はボーイング737型機(3-3配列)
座席数が多くコンパクトな機体で、LCCらしいシンプルな内装が特徴です。

機内安全のしおり
安全のしおりは英語・タイ語・中国語(簡体字)で書かれていました。

便の出発時刻は夕方(17時30分発)、台北到着予定時刻は20時20分。所要時間は4時間弱の予定でした。
※週数便の運航で、曜日によって出発・到着時刻は前後します。

航空券の予約方法と料金

今回の航空券はスカイスキャナーで日程を検索した後、Trip.com経由で購入。受託手荷物容量はついていないものの、身の回り品と機内持込手荷物が付いて片道で15,000円ほどと非常にリーズナブルでした。

Trip.comは予約後の便変更や受託手荷物などのオプションの追加購入もオンラインで手続きできて便利でした。

また今回は別の便もTrip.com経由で予約したのですが、別予約であっても一つのページにまとまって表示される点も、旅程管理のしやすさという点でありがたかったです。

成田空港でのチェックイン:手荷物チェックは厳しい?

タイ・ライオンエアでは、運賃タイプによって手荷物の上限や預け荷物の可否が異なります。

今回購入したのは、手荷物オプションに機内持ち込み手荷物(キャリーケース)と身の回り品(リュック・ハンドバッグなど)を合わせて7kgまでという制限が付いたもの。最もミニマルなオプションです。

これまでは機内持ち込み手荷物の重さしか計られたことがなかったので、実際に成田空港でチェックインした際にキャリーとリュックの両方を計量器に載せるよう指示されてちょっとビックリしてしまいました。

LCCによっては「計量は機内持ち込み手荷物のみ」というケースもありますが、このようにタイ・ライオンエアでは合算でしっかり計測されます。合算した重量が基準になるため、LCCでよくある手荷物の配分を変えて手荷物チェック制限を潜り抜ける、という手段は使えないのでご注意を。

手荷物制限は航空会社や利用クラスによってかなり違うので、パッキング前にしっかり把握しておきましょう!(当たり前ですが…)

なお今回、キャリーケースの寸法は測られませんでした(規定のサイズに収まるサイズです。念のため)。以前香港エクスプレスで見かけた荷物を入れる枠(枠に収まらない場合はオーバーサイズで追加料金を徴収される)のようなものも見当たりませんでした。

サイズについてはそこまで厳密ではなく、目視でOKだったのかもしれません。

機内レビュー

続いて機内の雰囲気やサービスなどについてレビューします。

座席の広さ・リクライニング・USB電源の有無

機内は3-3配列の単通路タイプ(ボーイング737型機)で、LCCらしいシンプルな造りです。
座席はやや硬めで厚みが少ないものの、短距離路線であれば問題なく過ごせます。

前後の座席間隔(シートピッチ)はおよそ28〜29インチ程度
平均的な身長の人なら前の座席と膝の間に握りこぶし一つくらい余裕がある感じ。リクライニング角度は意外と深めでした。

シートピッチ

また、USBポートや電源コンセント、シートモニターなどの設備はありません。
またシートテーブルにはスマホをセットするような設備もありません。

座席
極めて簡素な座席シート。

ブランケットや枕の貸し出しも行われていないため、機内が冷える夜便では上着やスカーフを持参しておくと安心です。

機内の清潔さ・静かさ・雰囲気

機内全体は清掃が行き届いており、LCCとしては十分に清潔な印象。
搭乗客はタイ人や中華系がメイン(台湾人が多いと思っていましたが簡体字使用者もそこそこ多かったです)。雰囲気は落ち着いていました。

機内アナウンスや安全説明はタイ語と英語のみで行われ、日本語や中国語はありません。
前述のとおり、座席ポケットの安全のしおりは英語・タイ語・簡体字中国語で表記。内容もイラスト中心で分かりやすく、英語が苦手な人でも理解しやすい構成です。

なお客室乗務員はタイ語話者が多いように見受けられました。英語は問題なく通じますが、日本語対応はちょっと厳しそうです。

機内サービス

タイ・ライオンエアでは、機内サービスはすべて有料です。
無料のドリンク提供はなく、飲み物や軽食はメニューから注文します。

メニュー
機内サービスのメニュー。

販売メニューは英語・タイ語併記で、軽食(Light Meal)・スナック(Snacks)・ドリンク(Drinks)の3カテゴリー。内容はタイらしいもので、トムヤム味のカップヌードル(約60THB)やカオソーイ(約100THB)など。ドリンク類は水・コーラ・お茶・コーヒー(60〜90THB)のほか、ビール(150THB前後)も選択可能です。

機内でちょっとだけタイ旅行気分が味わえますね。

支払いはタイバーツ・中国元・米ドルによる決済が基本で、カードや日本円が使えるかどうかは不明です。

客室乗務員の接客はタイっぽいな、と感じました。
端的に言えば、フレンドリーで温かみのある接客、といったところでしょうか。

LCCとしての注意点とコスパ検証

さてここまでの体験を経て、タイ・ライオン・エアが果たして良い選択肢になるのか?
いくつかの要素から考えてみたいと思います。

航空券の本体価格と追加料金

今回の航空券は15,000円ほどでした。
片道&受託手荷物はありませんが、正直新幹線より安いです。

LCCのため基本運賃に含まれるのは座席(オプションによっては手荷物も)だけ。預け荷物、座席指定、機内販売などはすべて追加料金が発生します。他のLCCと同様に予約時に一緒に申し込む方が空港カウンターで追加するよりも割安なので、あらかじめ荷物の重量やサイズを把握しておくのはマストです。

座席指定など、「自分がどこにこだわらないか」を決めておくと、余計なコストを抑えやすくなります。

また、タイ・ライオン・エアもLCCのご多分に漏れず機内販売の軽食や飲み物がすべて有料です。
搭乗前に飲み物を買っておくのも一つの方法ですが、機内で食べたり飲んだりすることはできないので、可能な限り搭乗前にお腹に何か入れておくことをおすすめします。

とはいえ、メニューには日本や台湾では見かけないタイ独自の商品も多く、あえて購入して「プチ・タイ旅行気分」を味わうのも楽しいところ。このあたりは日系や台湾系LCCにはない魅力といえるでしょう。

手荷物が少なく座席にも特別なこだわりがない場合には、総じてコスパの良い選択肢と感じました。

手荷物制限と重量チェックの厳しさ

タイ・ライオンエアでは運賃タイプによって手荷物ルールが異なります。
筆者が利用したのは、機内持ち込み手荷物+身の回り品の合計が7kgまでという一番ライトなプラン。成田空港でのチェックイン時には、キャリーケースとリュックの両方を計量器に載せるよう指示されました。

LCCによっては「リュックはノーチェック」という場合もありますが、タイ・ライオンエアは合算でしっかり計測されます。

・身の回り品含めて合計で7kgまで
・チェックイン時に測定される
・制限を超えると追加料金が発生する

今回はありませんでしたが、搭乗ゲートで再計量される可能性も否定できません。
追加料金の徴収を避けるためにも、繰り返しになりますが事前に荷物の重さを確認しておくのがおすすめです。

定時運航?遅延はある?

今回のフライトは定刻通りの運航
出発・到着ともにスムーズで、台湾・桃園国際空港には現地時間20時20分(予定通り)に到着しました。

また、今回はバンコク行きの乗客も含め、全員が台湾で途中降機。
バンコクまで乗り継ぐ乗客は、搭乗時に配布されたステッカーで区別され、客室乗務員の案内に従って移動していました。

なお、台湾到着後の入国や手続きの流れについては、
👉 (関連記事:「台湾入国カード電子化」記事) を参照してください。

まとめ

成田から台北までのLCC路線は数多くありますが、タイ・ライオンエアは「安さ重視+タイらしさ」を感じられるので、なかなか穴場の選択肢なのではないでしょうか。

片道15,000円ほどというリーズナブルな運賃ながら、機内は清潔で落ち着いており、定時運航で到着もスムーズ。
LCCとしての基本はしっかり押さえつつ、どこかタイの明るさを感じる雰囲気が印象的でした。

手荷物チェックの厳しさや有料オプションの多さには注意が必要ですが、荷物が少なく、座席にも特別なこだわりがないなら、コスパの良い移動手段タイや東南アジアの雰囲気好きな人には特におすすめできると感じました。

台北に行く途中で少しだけ「タイ気分」を味わえるのも、この便ならではの魅力です。

以上です!

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