香港滞在中に中国深圳と行き来する機会がありました。
この記事では、2025年4月に香港と中国を行き来した経験をもとに出入境に必要な手続きやかかった時間をご紹介します。

香港と中国本土が行き来できる場所は主に羅湖(Lo Wu)と落馬洲(Lok Ma Chau)の2か所があり、筆者は行き帰りの両方で羅湖を通りました。
今回の内容をまとめると以下のような感じです。
- 香港・中国いずれの居住者でもない旅行者は居住者とは別のレーンを通る
- 空いていれば15分程度で出入境が完了する
- 2025年4月現在、日本パスポート保有者はいずれもビザ不要
- 入国カードは香港から中国本土へ移動時のみ必要
香港と中国本土を移動する予定のある方の参考になれば幸いです。
香港から深圳へ
まずは香港から深圳への移動方法から紹介します。
境界への行き方
香港から中国本土へ行くために、まず東鐵綫(East Rail Line)で羅湖(Lo Wu)まで移動します。東鐵綫は時間帯によってはかなり込むので、香港島から行くのであれば始発の金鐘(Admiralty)から乗車するのがおすすめ。
羅湖で降りるとホームに深圳という表示が現れるので、指示に従って移動します。




出口が香港居民(Hong Kong Residents)と訪港旅客(Visitors)に分かれているので、訪港旅客の方へ進みます。




香港出境
オレンジ色の表示の先に香港側の出入境カウンターがあるので、そこでパスポートを提示して出境手続きを行います。
手続きが完了すると免税店があります。


中国入境
中国本土に入るためには、中国本土側の出入境カウンターでパスポートと入国カードを提示する必要があります。以前は日本人もビザの取得が必要でしたが、現在は免除になっています。
入国カードは中国本土側の出入境カウンターの直前に備え付けられているので、ここで入手のうえ記入します。記載台があるので利用しましょう。



筆者の場合、Arrival Flight No.は該当がないので空欄、中国の住所には日帰りのため香港のホテル名を記入しました。


筆者は滞在日数と訪中目的を聞かれましたので、日帰りで観光する旨を伝えました。
中国本土側の出入境カウンターでパスポートにスタンプをもらったら、中国本土への入境手続きは完了です。



入境カードを半券をもらえるので、失くさないように注意。
所要時間と所感
筆者が出入境手続きを行ったのは平日の午前中でしたので、特段混雑もなく15分程度で香港出境と中国本土入境に関する手続きを終えることができました。これは入国カードの記入時間も含みます。
手続きの中身に関しては、香港側では何も聞かれず、中国本土側では滞在日程を聞かれただけ。かなりスムーズだと感じました。
深圳から香港へ
続いて深圳から香港への移動方法。こちらは香港から深圳よりも簡単です。
中国出境
中国の出境に関しては、香港から出境時と同様に外国人は異なるカウンターが設置されているので、案内に従って進み外国人用の出入境カウンターで手続きを行います。
なおこの際行きで記入した入境カードの半券については特段チェックや回収はされませんでしたが、確認される可能性を考慮して提示できるようにしておくのを推奨します。
香港入境
香港入境時には入国カード等の記入は不要なので、パスポートを提示するだけでOK。香港入国時と同様に滞在期限を示す紙がパスポートに差し込まれます。
香港入境後は、そのまま進めば東鐵綫の羅湖駅に到着します。
所要時間と所感
境界を通過したのは夜8時頃。このときの所要時間も行きと同様に15分程度。中国本土側でも香港側でも特段会話によるやり取りはありませんでした。
羅湖駅はかなり人が多かったです。
まとめ
今回は香港から深圳に移動した際の体験談をご紹介しました。
香港から中国本土への移動方法としては、他に鉄道(西九龍駅)や越境バスを利用する方法があるようですが、今回は利用しませんでした。こちらも実際に体験したら記事にしたいと思います。
以上です。
コメント