【体験談】一時帰国中のネット環境どうする?mineo・airalo・楽天モバイルを使った感想

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海外在住中の一大イベントといえば一時帰国。

日本滞在中はやることが多いですが、手続きや作業に欠かせないインフラといえば、やっぱりネット接続環境です。日本の電話番号が必要になる場面もあれば、パソコンで作業をすることもあり、今やなくてはならない存在ですよね。

しかし、一時帰国で実家に滞在すると「自宅にネット回線(Wi-Fi)がない」というケースも少なくありません。
筆者の実家も同様で、毎回自前で通信手段を準備する必要がありました。

両親世代だとスマホの操作も怪しいくらいなので、仕方ないのかもしれません…。

自分の場合、スマホとパソコンの両方で使うためにある程度の速度とデータ容量は必須。でも短期滞在なので光回線を引くのは非現実的だし、旅行者向けSIMを自分の国で使うのもしっくりこない…。

そこで私はmineoで日本の番号を維持→airaloでデータ通信&テザリング→本帰国のタイミングで楽天モバイルに乗り換という流れを辿ることになりました。

この記事では、実際に使ってきた3つのサービスの料金やメリット・デメリットを比較しながら、一時帰国中のネット環境の確保方法を紹介します。

一時帰国のネット接続方法全般について知りたい方はこちらをどうぞ。

目次

mineo:コスパ良く日本の電話番号を維持できる手段!

最安クラスで日本の電話番号を維持できる

海外在住中、私は日本の電話番号を維持するためにmineoを契約していました。最小プランにしておけば他社よりも安く番号を残せるので、銀行や行政手続きで必要になるSMS認証用としてとても便利です。

実際、駐在・大学院留学を通してほぼ全期間利用し、解約時には約9年間も契約していたことが分かりました。日本の会社という安心感もあり、SMS認証が確実に使える点は大きなメリットでした。
海外滞在中は最小プランに変更し、月々1,300円程度で運用していました。

月々費用が掛かるのは嫌でしたが、必要経費と割り切っていました。

初めて一時帰国で使ったのは大学院留学中(駐在中は一度も帰国せず)。
滞在中は追加パケットを購入し、データ通信やテザリングに対応していました。

途中で「povoなら0円で番号を維持できる」と知り乗り換えも検討しましたが、180日以上有料トッピングを購入しないと利用停止になるという条件があり断念。
留学中にそこまで管理する余裕はなく、結果的にmineoを使い続けました。

一時帰国中に感じた不便さ

mineoは「最低限のコストで日本の電話番号を維持できる」という点では非常に優秀です。
しかし、実際に一時帰国中のメイン回線として使うと、不便に感じる部分もありました。

まず大きな難点は、プランを即時に変更できないことです。翌月のプラン変更を反映させるには前月25日までに申し込む必要があります。一時帰国の日程は直前に決まることも多く、慌ただしさの中で手続きを忘れ、帰国後に「容量が足りない…」と気づくことが何度もありました。

もちろん回避策はいくつかあります。

  • データ追加購入(100MB=55円) → ただし月15GBまでの上限あり
  • パケット放題Plus(データ無制限) → 3日で10GBを超えると速度制限がかかり、テザリング利用には不向き
  • 24時間データ無制限(198円/日) → 毎日利用するとコストが積み上がり、長期滞在では割高に

私の場合は実家で常にテザリングをしていたため、パケット放題Plusでもすぐに制限に引っかかり、思うように使えませんでした。24時間無制限プランも「毎回手続きが必要なのが煩わしい」「積み重なると高い」と感じ、気軽に使うにはハードルがありました。

海外との切替では地味なストレスが

海外と日本を行き来するなかで、もう一つ不便に感じた点があります。
これはmineoに限らず国内MVNO全般に共通する問題なのですが、通信にはプロファイル設定が必要です。

このプロファイルが、海外SIMやeSIMを使う際に干渉してしまい、現地SIMがうまく動作せず焦ったことが何度かありました。逆に日本に帰国してからも、mineo用にプロファイルを入れ直す手間が発生します。大きなトラブルではありませんが、毎回の切り替えが地味なストレスになっていました。

番号維持という点ではmineoは最適解でしたが、単独で快適に運用するのは難しい―そんなふうに感じ始めていました。

そこで次に試したのが、データ通信専用のeSIMサービスairaloです。

airalo:手っ取り早く快適なネット環境が作れる救世主!

airaloで自宅のネット環境が改善!

mineoだけでは不便を感じる場面が増えてきたため、一時帰国中は データ通信専用のeSIM・airalo を導入しました。

良かったのは、少額から柔軟にデータを購入できること。一時帰国はスケジュールが流動的なことも多いため、無駄なく使えるのは大きな魅力でした。

料金は国内格安SIMに比べれば割高ですが、短期滞在向けと考えれば十分許容範囲。アプリからの購入やトップアップも簡単で、即日利用できる点も大きなメリットでした。

airaloはデータ通信専用で番号は持てませんが、音声通話やSMS認証はmineoで使えるため問題なし。
実際筆者もネット通信はairaloに頼り、音声通話やSMS認証が必要なときはmineoを使うと役割分担しており、滞在中のストレスはmineo単独利用のときと比較して大幅に減りました。

開通工事も不要ですぐにネット環境を整えることができるので、当面のネット環境を整備するという用途であればeSIMはかなり便利です。

airaloのその他の体験談はこちらの記事で紹介していますので、eSIMに興味がある方は是非チェックしてみてください。なお今なら本ブログの限定特典が使えますので、興味があればどうぞ。
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とはいえやっぱり問題もあって…

一時帰国の日程は流動的…ということは、思ったより短くなることがある一方で、想定よりも長くなることもあるわけで。一時帰国が長くなると、料金面の負担が気になってきます。

例えばairaloの日本プランの場合、20GB(15日間有効)で24USD(約3,500円)。少しの利用なら十分ですが、ネット環境のない実家で常にテザリングをしていると消費が早く、容量がすぐ尽きてしまいます。

加えて、最近はChatGPTなどの生成AIを日常的に使うようになり、データ使用量が激増。
大容量の20GBですら数日で消費してしまうこともありました。
数日おきに3,500円のトップアップを繰り返すのはさすがに不経済です。

その結果、airaloは短期滞在なら快適・便利なものの、ネット接続のほぼ全てを長期間依存するという使い方にはどうしても不向き、という結論に至りました。
これは旅行用のeSIMという特性上、仕方ないことですね…。

このときの一時帰国は、結局mineoとairaloの役割分担で終わりました。

そしてついにやってきた留学終了&本帰国。
日本滞在がある程度長期になることを見越して次に選んだのが、楽天モバイルです。

楽天モバイル:実家テザリング勢の最適解!

残りデータ容量や細かいプラン変更を気にしたくない!

本帰国のタイミングで、常用回線として楽天モバイルに乗り換えました。

良かった点は、データ利用量に応じた料金設定になっており、基本的にデータ量がテザリングも含めて無制限に使えることです。
これまでデータ制限を解放するためにちょくちょくプラン変更をしたりトップアップを繰り返したりしていたことを考えると、どれだけデータを使っても3,000円ちょいで済む(しかも追加の手続きや作業が不要)というのは非常に安心感があります。

データ使用量が少なければそこそこ安く済む点も個人的に高評価です。
このシステムなら、また再び海外に長期滞在することになっても、費用をある程度抑えて日本の電話番号を維持できますからね。

加えて、毎月2GBまで海外ローミングが無料で使えるのも便利。
短期の渡航やトランジット時であれば便利に使えそうです。

ちょっとしたデメリットと注意点

楽天モバイルは非常に使い勝手の良い選択肢ですが、一応いくつかデメリットもあります。

まずは都市部以外でのカバー率が他の通信会社と比較してやや劣ること。
筆者の生活圏では問題ありませんが、利用環境によっては大きな弱点になるかもしれません。mineoのように大手キャリア回線を借りているサービスと比べると、この点は差が出やすいです。

また海外在住者や海外への移動が多い人にとって、海外ローミング2GBは「無いよりはマシ」レベルであり、現地での通信ニーズを全てカバーするのは難しいです。

とはいえ現地SIM購入までの繋ぎやトランジットでの利用を考えると十分に利用価値がありますし、月2GBを超えた分をairaloのようなeSIMでカバーするようにしておけば、このデメリットは十分にカバーできますね。

まとめ:どう選ぶのがベスト?

一時帰国中のネット環境は、「日本の番号が必要かどうか」「滞在期間が短期か長期か」で選ぶのがポイントです。

日本の番号を維持したい場合
音声通話やSMS認証が必要なサービスを利用する人はこちら。

  • 安く番号だけ残したい:mineo(約1,300円/月)
  • もっと安く済ませたい:povo(0円維持可/半年ごとに有料トッピング必須。利用停止リスクあり)
  • 番号維持も快適なネット環境もほしい(長期滞在):楽天モバイル(無制限データ+料金上限あり)

日本の番号は不要な場合
音声通話はLINEやWhatsAppで十分、SMS認証も不要な人はこちら。

  • 短期滞在でサクッとネット確保:airalo(即日利用可、アプリ操作だけで完結)
  • 長期滞在で番号なし・節約重視:airalo+公共Wi-Fi活用

自分の滞在スタイルに合わせて柔軟に組み合わせることが、コストと快適さを両立するポイントです。

以上です。本記事が少しでもお役に立ちましたら幸いです。

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