リヨンのメトロ・トラム・バス・フニキュレルの路線図と乗り方まとめ【乗車券の買い方&注意点も】

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フランス屈指の美食の街リヨン。

フランス第二の都市だけあり公共交通機関も充実していますが、市街地はそこまで広くなく路線図もシンプルなので、一度覚えてしまえば割と簡単にどこでも移動が可能です!

2024年9月現在、リヨン市街地の移動時に利用できる公共交通機関は以下の4種類。

  • メトロMétro:Mが目印のいわゆる地下鉄。4路線あります。
  • トラムTramway:Tが目印のいわゆる路面電車。7路線あります。
  • フニキュレルFuniculaire:Fが目印のいわゆるケーブルカー。2路線あります。
  • 路線バスBus:約130路線あります。フランス語読みだと「ビュス」。

本記事では乗車券の買い方からそれぞれの公共交通機関の利用方法、注意点などをご紹介します。

目次

リヨンの公共交通機関の路線図と乗車券の種類

リヨン都市圏の公共交通機関は、TCL(Transports Communs Lyonnais)ネットワーク(リヨン都市圏とローヌ県のほぼ全域をカバーする広域交通ネットワーク)の一部として、SYTRAL Mobilités (Syndicat Mixte des Transports pour le Rhône et l’Agglomération Lyonnaise、ローヌ・リヨン都市圏混合輸送シンジケート)により運行されています。

少々ややこしいので利用者としてはTCLの名前だけ覚えておけばOK。

リヨンで公共交通機関を探す際は、TCLの表示を目標にすると分かりやすいです。

リヨン市街の公共交通機関はてっきりリヨン都市圏の交通局のような組織が運営しているのかと思っていましたが、違いましたね。

リヨンの公共交通機関の路線図はこんな感じ

まずは路線図を使って簡単にリヨンの公共交通機関のイメージをお伝えします。

メトロ、トラム、フニキュレル、バス(主要路線)の路線図。出典:https://www.tcl.fr/plans-du-reseauに筆者により一部追記

まず交通の起点になるのが路線図の中心にあるリヨンパールデュー駅Lyon Part Dieuと右下のリヨンサンテグジュペリ空港Aéroport de Lyon-Saint-Exupéry

ピンク、青、オレンジ、緑色の太線で示されているのがメトロ、紫色の線がトラム、黄緑色の線がフニキュレル、灰色の線が路線バス(※この路線図には一部のみ掲載)を示しています。

またリヨンサンテグジュペリ空港とリヨンパールデュー駅を結ぶ赤線は空港鉄道ローヌエクスプレスです。

ローヌエクスプレスはTCLとは運営母体が異なるため、TCLネットワーク用の乗車券は使えません。

公共交通機関で使える乗車券と種類

2024年現在リヨンでは非接触式のカード式乗車券が採用されており、一枚でTCLの全ての公共交通機関が利用可能です。なお以前あった切符タイプの乗車券は2024年3月を以て廃止されました。

以前の切符式からの移行措置が2024年7月まで取られていたようです。

乗車券には記名式と無記名式があり、短期滞在者が購入可能なのは身分証明証の不要な無記名式の方。

無記名式カードのカードフェイス。

無記名式の場合は初回購入時には0.20ユーロがかかりますが、一度購入してしまえばあとは必要なだけそのカードにチャージして使うことができるので便利です。

無記名式のカードはICカードというより厚紙のような感じなので、うっかり捨ててしまったりしないように注意!

無記名式のカードの特色
  • 10回までチャージ可能
  • 有効期限は3年間

乗車券の種類は以下のとおりです。

乗車券の種類説明と料金設定
Ticket à l’unité(一回券)使用開始から1時間有効の乗車券。
料金:2.00ユーロ(バス運転手から購入すると2.50ユーロ)
Carnets de tickets(10回券)一回券が10回分セットになった乗車券。一回券を10回買うよりもお得。
料金は以下のとおり。年齢や利用者の属性によって変わります。
19.50ユーロ(通常料金)
16.80ユーロ(26歳未満もしくは26歳~27歳の学生)
14.60ユーロ(家族連れ用チケット)
Ticket famille(家族チケット)2~5名で利用できる一日乗り放題券。大人1人に子供4人まで、大人2人に子供3人までの組み合わせの場合に購入可能。
料金:6.70ユーロ
Ticket longue durée(長期間チケット)一定の時間内乗り放題になる乗車券。
種類と料金は以下のとおり。
2時間:3.60ユーロ
24時間:6.70ユーロ
48時間:12.90ユーロ
72時間:17.50ユーロ
Pass 7 jours(7日間):22.70ユーロ
Soirée(19時~終電まで有効):3.60ユーロ
※2024年9月現在の情報です。

また上記以外にも色々な種類の乗車券があります。こちらでは旅行者が使う乗車券をご紹介。

乗車券説明
Ticket funiculaire(フニキュレル乗車券)フニキュレルの往復乗車(1回)につかえる乗車券。同日のみ有効。
料金:3.60ユーロ
Ticket TCL en fête(イベント用乗車券)特別なイベントのある日に売り出される乗車券。
料金:3.60ユーロ
※2024年9月現在の情報です。

TCLの公共交通機関は4歳未満は運賃無料で利用できます!

詳細についてはTCLの公式ウェブサイトも合わせてご確認ください。

クレジットカード&デビットカードでも乗れる!

非接触型決済に対応しているクレジットカードやデビットカードがあれば、専用の乗車券を購入しなくてもリヨンの公共交通機関を利用することができます。

料金は1回2.00ユーロ(乗り換えを含め1時間有効)で、乗り換えの際もその都度同じカードを専用の端末にタップする必要があります。3回以上利用すると上限(6.70ユーロ)が適用され、それ以上は課金されなくなります。

6.70ユーロは一日券と同じ料金ですね。

利用できるカードの国際ブランドはVISAかMASTER。ApplePayやGooglePayなどにも対応しています。乗車券をタッチする端末とは異なる端末を利用する点に注意。

乗車券の購入可能な場所と具体的な買い方

続いては乗車券の購入方法を紹介します。

乗車券はどこで買える?

TCLの乗車券は、券売機、窓口、サービスポイントの3種類の場所で購入することができます。

スクロールできます
購入場所いろいろ説明注意点
メトロとトラムの各駅に設置されている券売機で買うメトロとトラムの運行時間内であればいつでも利用でき、購入方法としては一番簡単。言語の切り替えもできるので、フランス語ができなくても利用可能。券売機の扱いに慣れないと戸惑うかも。
市内に5カ所あるTCL直営の窓口で買う係員に相談しながら購入できるので、長期滞在者やどの乗車券を購入したらいいか分からない場合におすすめ。営業時間内にしか利用できない(日曜日は休業)。
混雑していると待ち時間が発生する。月末月初は特に混雑するのでおすすめできません。
英語が通じない場合あり。
TCLの乗車券を扱う市内のサービスポイント(タバコ屋など)で買う駅に出向かなくても街中で乗車券が購入できる。フランス語が話せてある程度土地勘のある人向き。フランス語ができないとハードルが高い。

筆者のおすすめは券売機で買う方法。混んでいなければすぐに買うことができます。

旅行者にとってはフランス語を使わなくても良いのもメリットかもしれません。

サービスポイントの看板。この看板のあるお店ではTCLの乗車券を販売しています。

券売機で乗車券を買う(新規購入)

ここでは券売機を使った乗車券の購入方法をご紹介します。

STEP
券売機を見つける

改札口の前にある券売機を見つけます。以前はスライダーを回す形式でしたが、今はタッチパネルディスプレイが採用されています。

券売機の外観。
STEP
(フランス語以外の言語を選択したい場合)言語を変更する

券売機はフランス語の他に英語、スペイン語、イタリア語、ドイツ語に対応しています。

下にある国旗マークを押すと言語が変更できます。

カードの場合は600ユーロまで、現金の場合は40ユーロまで決済ができるようです。

対応する言語の一覧が表示されました。希望する言語を選択します。

今回は英語を選択してみます。

言語選択画面。

次はいよいよ乗車券を購入します。

STEP
乗車券を選ぶ

まだTCLのカードを持っていないので、左側の「BUY your TCL Ticket」を選択(他の言語でもボタンの位置は同じです)。

トップ画面の選択肢は2つ。

購入できる乗車券の一覧が表示されます。必要な乗車券を選択。

iをタッチすると各乗車券の内容説明を見ることができます。

乗車券を選択すると選択内容と金額が表示されるので、問題がなければ支払い方法を選びます。

もし間違えた乗車券を選択していたら、右端のゴミ箱ボタンで削除することができます。
STEP
料金を支払う

画面に支払金額が表示されるので、画面の指示に従って支払いを行います。

画像はカード決済を選択した場合。支払金額と指示が中央の画面に表示されています。

現金は投入口へ、クレジットカードやデビットカードは画面の案内に従って暗証番号入力(ICチップを使用する場合)や端末にタッチ(非接触型カードの場合)をします。

STEP
カードを受け取る

決済が完了すると下からカードが出てくるので回収します。

チャージ内容の確認&チャージ

手持ちのカードにチャージされている乗車券の内容を確認したり、再度チャージする場合にも、券売機が使えます。

STEP
券売機の指定の場所にカードを置くと乗車券が表示される

今度は右側の「REROAD your TCL Card or Ticket」を選択し、券売機の所定の場所にカードを置きます。

カードを持っているなら右の選択肢を。

すると現在カードにチャージされている乗車券の種類が確認できます。

定期券の場合は有効期間も表示されます。

チャージ内容を確認したいだけならここで終わり。カードを回収します。

もし追加購入が必要な場合、同じ内容の乗車券を購入したいなら表示されている乗車券の右端にある矢印マークにタッチ。支払い手続きに進みます。

異なる種類の乗車券を買いたい場合は右下の「Other products」へ。するとこのカードで購入できる乗車券が表示されます。

STEP
購入可能な乗車券が表示される

このカードで購入できる乗車券が表示されたので、購入したい乗車券を選択します。

ここで表示される選択肢は所有しているカードの種類によって異なります。
STEP
料金を支払う

初回購入時と同様に支払いを行います。

STEP
カードに乗車券がチャージされるまで待つ

決済が完了するとカードに乗車券がチャージされるので、チャージが完了されるまでカードを動かさずに待ちます。

チャージが完了したら忘れずにカードを回収しましょう。

長期滞在者なら記名式が便利

仕事や留学などの理由でリヨンに数ヵ月単位で滞在する場合は、定期券のように使える記名式のカード(La Carte TCL)を作るとお得です。

初回購入時は身分証明証を見せる必要があるため、券売機での購入はできず、窓口か公式ウェブサイトを利用することになります。

記名式カードは無記名式とは異なりICチップが登載されており、裏面には顔写真や利用者の氏名などの情報が記載されています。

公式ウェブサイトはフランス語のみの対応かつカードの受取作業が必要なので、その場で全ての手続きが完結する窓口での購入が便利でおすすめ。

料金設定は以下のとおり。初回購入時はカード作成料金5.00ユーロが別途かかります。

年齢一カ月当たりの料金年間の料金
4歳~10歳10.00ユーロ100.00ユーロ
11歳~17歳24.30ユーロ243.00ユーロ
18歳~25歳(+26歳~27歳の学生)25.00ユーロ250.00ユーロ
26歳~64歳72.60ユーロ
65歳~(+60歳以上の退職者)36.30ユーロ
※他に家族料金の設定あり ※2024年9月現在の情報です。

1ヵ月の定期券の有効期間は毎月1日~月末までの固定制。月の途中で購入する場合でも日割り計算はできないので、1週間券と併用するなどの工夫が必要になります。

購入時に持参が必要なものは以下のとおり。

  • 身分証明証(パスポートなど)
  • 証明写真
  • カード作成料金5ユーロ

写真はその場で写真を撮ってもらえるので、証明写真は最悪なくても可。

定期券の更新はどうする?

月末が近くなると次月分の定期券が購入できるようになります(具体的にどのくらい前から購入可能なのかは不明)。月末月初は窓口がかなり込み合うので、券売機の利用がおすすめです。

なお券売機で更新する場合はカード決済のみで、現金は使用できません。また初回購入時に使用したカードで決済する必要があるため、もし別のカードで決済したい場合は窓口に行く必要があります。

公式ウェブサイトでは窓口の予約を取ることもできるようなので、もし窓口の方が良いのであれば予約して行くのも手かもしれません。

次のパートからは各公共交通機関について詳しくご紹介します。

メトロ Métro

リヨンのメトロは非常にコンパクト。運転手もいません。

概要

いわゆる地下鉄。2024年9月現在4路線が運行中です。運行時間は概ね朝5時から深夜0時

路線の概要は以下のとおりです。

路線運行区間主な通過駅
APerrache
Vaulx-en-Velin La Soie
Perrache:国鉄駅
Bellecour:市内中心部の広場、メトロD線乗換駅
Hôtel de Ville:リヨン市庁舎、リヨン美術館
BCharpennes
Saint-Genis-Laval Hôpital Lyon Sud
Gare Part-Dieu:国鉄駅、Westfield(ショッピングモール)
CHôtel de Ville
Cuire
Hôtel de Ville:リヨン市庁舎、リヨン美術館
Croix-Rousse:クロワルースの丘
Henon:カニュの壁(リヨン名物のだまし絵)
DGare de Vaise
Gare de Vénissieux
Vieux Lyon:リヨン旧市街
Bellecour:市内中心部の広場
※2024年9月現在の情報です。

運行スケジュールは公式ウェブサイトをご確認ください。

利用方法

STEP
メトロの駅を見つける

まずはメトロの駅を見つけましょう。Mの文字が目印です。

メトロ駅のフランス語
  • Direction:方面(終点駅を表示)
メトロ駅の外観。MとTCLが目印です。

また駅の構造によってはホーム間の行き来ができないことがあります。

入口に片方の方面しか記載されていない場合はホーム間の移動ができない可能性が高いので、行きたい方面が書かれた入口から入りましょう。

メトロB線の駅の表示例。この入口からはSaint-Genis-Laval Hôpital Lyon Sud方面のホームにしか行けません。
STEP
改札を通過する

緑色の矢印が表示されている改札口を通って駅構内に入ります。

改札通過後にどちらに行くかは方面表示を参考に。

TCLのカードを持っている場合は、手前の白い部分にカードをタッチ。

改札口。カードの絵が描いてあるのが分かります。

クレジットカードやデビットカードを使う場合は、赤い縁取りのある部分にカードをタッチ。

改札口。VISAやMASTERのロゴが見えます。
STEP
ホームで電車を待つ

行きたい方面の電車が来るホームで待ちます。

あと何分で電車が来るのかなどの情報は駅の掲示板で分かります。

メトロ駅のフランス語
  • Direction:方面(終点駅を表示)
  • par:経由地(もしあれば主な経由地を表示)
  • Prochain:次の電車が来るまで何分?がわかる
  • Suivant:2本目の電車が来るまで何分?がわかる
乗車目標の近くで電車を待ちましょう。
STEP
電車が来たら乗車する

電車が来たら乗車します。

入口付近に立っているとスリの標的になることがあるので、なるべく奥に入りましょう。

ラッシュアワーはかなり込み合うので、状況によっては何本か見送るのも手です。

STEP
目的地で降車する

車内には路線図が表示されているので降車駅を確認します。

リヨンは英語でもアナウンスが流れるので安心です。

D線の車内。路線によって表示の外観は微妙に違います。
STEP
出口から外に出る

電車を降りたら「出口」を意味するSortieに向かっていきます。

出口の表示には、出口の面している通りの名前や、乗り換え可能なバス路線があればその番号が書かれているので参考に。

出口の案内は緑色。「一方通行」表示の改札口は入場専用なのでここからは出られません。

出口では乗車券をタッチする必要はないので、そのまま改札から出ます。

トラム Tramway

リヨンのトラムはモダンです。

概要

トラムはいわゆる路面電車で、2024年9月現在全部で7路線あります。運行時間はメトロと同じく概ね朝5時から深夜0時まで。

路線の概要は以下のとおりです。

路線運行区間主な通過駅
1Debourg
IUT Feyssine
Gare Part-Dieu:国鉄駅、Westfield(ショッピングモール)
Perrache:国鉄駅
Musée des Confluences:コンフリュアンス博物館
2H. Region Montrochet
St Priest Bel Air
Perrache:国鉄駅
3Gare Part-Dieu Villette
Meyzieu Z.i.
Meyzieu Les Panettes(平日のみ)
Gare Part-Dieu Villette:国鉄駅
4La Doua G. Berger
Hôpital Feyzin Venissieux
Gare Part-Dieu Villette:国鉄駅
5Grange Blanche
Parc du Chêne-Eurexpo
6Debourg
Hopitaux Est Pinel
7Vaulx-en-Velin La Soie
Décines-OL Vallée
※2024年9月現在の情報です。

運行スケジュールは公式ウェブサイトをご確認ください。

利用方法

STEP
トラムの駅を見つける

まずはトラムの駅を見つけましょう。

Tの表示が目印です。

ちょっと小さいですがTのマークがあります。

トラムの駅にも券売機があるので、乗車券が購入できます。

使い方はメトロの駅に設置されている券売機と同じです。

電光掲示板には行き先や次の電車が来るまでの時間が表示されています。行きたい方面に向かうトラムのホームで待ちましょう。

ホームの様子。
STEP
乗車する

目的のトラムが来たらいよいよ乗車。

トラムのドアは乗り降りする人が必要に応じてボタンを押してドアを開ける方式。もし降車してくる人がいなければ、外側から開閉ボタンを押してドアを開け乗車します。

ドアについている開閉ボタン。
STEP
乗車券を機械にタッチ

トラムに乗り込んだら、車内にある機械にカードをタッチします。

TCLの乗車券用の端末(画像は路線バスですが、トラムにも同形の機械が使用されているので掲載します。)

TCLのカードを利用する場合とクレジットカードやデビットカードを利用する場合でタッチする機械が異なるので間違えないよう注意!

クレジットカード等用の端末(画像は路線バスですが、トラムにも同形の機械が使用されているので掲載します。)
STEP
下車する

目的の駅に着いたらドアの開閉ボタンを押してドアを開け、そのまま下車します。

下車時には乗車券をタッチする必要はありません。

フニキュレル Funiculaire

モダンな見た目のフニキュレル1号線。
観光列車のような見た目のフニキュレル2号線。

概要

フニキュレルはいわゆるケーブルカー。高低差のある場所の移動に用いられています。2024年9月現在Vieux Lyonを起点に2路線が運行中。

Vieux Lyonの駅。2方向のフニキュレルが見えます。左が1号線、右が2号線。

路線の概要は以下のとおりです。

路線運行区間運行時間主要駅
1Vieux Lyon
Saint-Just
5:23~0:00Minimes:ローマ円形劇場
2Vieux Lyon
Fourvière
6:00~23:00Fourvière:フルヴィエール大聖堂
※2024年9月現在の情報です。

運行スケジュールは公式ウェブサイトをご確認ください。

利用方法

フニキュレルの利用方法はメトロと全く一緒で、カードをタッチして改札を通り乗車します。

乗車用ホームと降車用ホームが分かれている点だけ注意。

向かって右側のホームが乗車専用。

メトロD線のVieux Lyon駅から乗り継ぐ場合は、改札を通過せずにそのままフニキュレルのホームにアクセスできます。

路線バス Bus

白い車体の路線バス。

概要

リヨンの路線バスは2024年9月現在130路線以上が運行中。市街地の様々な地点をくまなく結んでいます。

リヨン市街地を走る路線は運行頻度などに応じて幹線路線(Ligne Majure)通常路線(Ligne de bus standart)といった分類がされており、幹線路線の方が運行本数が多めに設定されています。

幹線路線は路線番号が灰色の白抜き、通常路線の場合は赤色で示されます。また幹線路線の場合はC、通常路線はBUSの表示が、それぞれ路線番号の前に付けられています。

路線バスには他にも特定の地域のみを走る路線や鉄道駅間を結ぶ路線などの種類がありますが今回は割愛します。

詳しい路線や運行スケジュールは公式ウェブサイトをご確認ください。

利用方法

STEP
バス停を見つける

まずは利用したいバスが停車するバス停を見つけます。

ちゃんとした待合スペースのようなタイプから…

雨が降っているときには嬉しいタイプ。

標識だけが立っているようなタイプもあります。

コンパクトですが必要な情報が全て分かるようになっています。

なかには電光掲示板でバス到着までの時間が分かるようになっているものもあります。

STEP
合図をしてバスを止める

目当てのバスが来たら合図してバスを止めます。

合図をしないと素通りされてしまうことがあるので注意!

STEP
前の扉からバスに乗車する

リヨンのバスは前の扉から乗車する方式なので、前に移動して乗ります。

トロリーバス(複数の車両が連結された長いバス)はどこからでも乗車できます。

乗車したら機械にTCLのカードをタッチ。

クレジットカードやデビットカードで乗車する場合は、TCLのカードをタッチする機械とは別の専用の機械にタッチします。

こちらがTCLのカードをタッチする機械。

カードのイラストがある位置にカードをタッチします。

そしてこちらがクレジットカードやデビットカードをタッチする機械。

VISAやMASTERといった国際ブランドのロゴが書かれています。
STEP
下車したい停留所に近づいたら

乗車中は念のためGoogle Mapなどで現在位置を把握しておくと安心です。

下車したい停留所が近づいたらボタンを押して運転手に知らせます。

赤い下車ボタン。

ボタンを押すとARRET DEMANDEが点灯し、これが次のバス停に停車する合図になります。

乗車中は次の停留所の名前や終点までの所要時間などが表示されます。
STEP
後ろの扉から下車する

停留所に着くとドアが開くので、そのまま下車します。再度カードを機械にタッチする必要はありません。

注意点&備考

ランダムで検札がある

乗車中にランダムで係員による検札があります(特に改札を通過せずに利用できるトラムやバス)。

もし検札の係員が巡回してきたら、TCLのカードを利用している場合はそのカードを、クレジットカードやデビットカードで乗車している場合は該当のカードを提示します。

無賃乗車は高額な罰金の対象。乗車時には忘れずに専用の端末に乗車券やカードを読み込ませましょう!

注意が必要なエリア

リヨン自体はそこまで治安の悪い都市ではありませんが、ギヨティエールGuillotière駅周辺国鉄ペラーシュPerrache駅周辺は治安があまり良くないので注意が必要です。

ギヨティエール駅の周辺は移民街となっており、昼間から中東・アフリカ系の若者が何をするでもなくウロウロしており異様な雰囲気。トラムの利用客にタバコを売ろうとする若者もいます。

日本食材を扱うお店やアジア食材店があるので立ち寄る日本人も多いと思われますが、なるべく日が高い時間帯に訪問するなどの工夫が必要になりそう。

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