【2025年最新版】台北の交通カード悠遊卡を徹底解剖!買い方・チャージ・払い戻しまで解説【一卡通との違いも】

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台北でMRTやバスを使うときに欠かせないのが交通カード!

台湾でメジャーなのは「悠遊卡(EasyCard)」と「一卡通(iPASS)」の2種類。
どちらも地下鉄や路線バスなどの交通機関から買い物まで幅広く使える非常に便利な存在です。

以前は台北といえば悠遊卡一択でしたが、一卡通も相互利用が広がってほぼ同じような位置づけになってきました。

この記事では、交通カードの種類と違い、購入場所、使い方、チャージ方法をわかりやすく解説。
さらに限定デザイン版の悠遊卡が買えるスポットもご紹介します!

これを読んでぜひ快適な台北滞在をエンジョイしてください。

目次

台北で使える交通カードの種類

台北をはじめ、台湾の都市では日本のSuicaやICOCAのようなIC交通カードが広く普及しています。

主に利用されているのは前述のとおり「悠遊卡(EasyCard)」と「一卡通(iPASS)」の2種類。どちらも各種交通機関やコンビニでの支払いなど、日常生活のあらゆる場面で使える万能カードです。余程の短期滞在でない限りはいずれかのカードを持っておくのがおすすめ。

悠遊(EasyCard)とは

「悠遊卡(EasyCard)」(読みはヨウヨウカー)は、台北市を中心に最も普及している交通カードです。

一般向け悠遊卡のカードフェイス例。出所:普通卡-悠遊卡股份有限公司

台北MRT・新北市バス・桃園空港MRTなどの公共交通に加え、コンビニをはじめとする特約店での買い物にも利用可能な台湾旅行者の定番カード。台北市の公共レンタサイクル「YouBike」や一部観光地の入場料支払いにも対応しています。

限定デザインやキーホルダー型などバリエーションも豊かなので、コレクションとしてもおすすめです。

限定デザイン(例)。出所:酷洛米變身金運達摩!「酷洛米達摩造型悠遊卡」登場 可愛與好運一次到位-悠遊卡股份有限公司

購入場所(一例)とカード料金はこちら。
空のカードを100NTDで購入し、必要な金額をチャージして利用します。

項目内容
購入場所(台北)各MRT駅(窓口・自動券売機)
コンビニ(セブンイレブン、ファミリーマート、Hi-Life、OK Mart)など
カード料金100NTD

一卡通(iPASS)とは

「一卡通(iPASS)」(読みはイーカートン)は、高雄を拠点に南部を中心に展開する交通カードです。

一般向け一卡通のカードフェイス例。出所:Adult card – iPASS一卡通

高雄発のカードですが、現在では台湾全土での共通利用も広がっており、台北でも悠遊卡とほぼ同じように使えます。カード発行元が異なるため、チャージ機やデザイン、キャンペーン内容などに若干の違いがあります。

高雄や台南など南部の都市にも足を延ばす予定がある人には、この一卡通を選んでおくと便利です。

こちらも負けず劣らずユニークなデザインのカードが販売されています。

限定デザイン(例)。出所:【iPASS 一卡通】哈利波特《嘿美》3D造型一卡通 代銷(Harry Potter)-momo購物網 – 好評推薦 – 2025年10月

購入場所(一例)とカード料金はこちら。
悠遊卡と同様にカードを100NTDで購入し、必要な金額をチャージして利用します。

項目内容
購入場所(台北)各MRT駅(窓口・自動券売機)
コンビニ(セブンイレブン、ファミリーマート、Hi-Life、OK Mart)など
カード料金100NTD

どちらを選ぶべき?

旅行者レベルなら差を感じないレベルで一緒ですが、台北中心の旅行なら悠遊卡のほうが購入場所が多いので、悠遊卡一択で問題ありません。

比較表は以下の通り。

項目悠遊卡(EasyCard)一卡通(iPASS)
発行者悠遊卡股份有限公司(台北)一卡通票證股份有限公司(高雄)
利用範囲台湾全域の交通機関&飲食店など多数
一覧はこちら
※沖縄県でも一部の場所で使えます。
台湾全域の交通機関&飲食店など多数
一覧はこちら
購入・チャージ方法MRT駅窓口・券売機・コンビニなどMRT駅窓口・券売機・コンビニなど
限定デザイン非常に豊富豊富だが悠遊卡よりも若干少ない

結論として、

  • 台北のみを観光 → 悠遊卡を購入しておくほうが無難
  • 台湾南部にも行く予定 → 一卡通も検討候補に。でも悠遊卡も多くの場所で使える。

在住者であれば細かい差がありますが、旅行者が使う範囲であれば機能的には大きな差はないというのが実際のところ。そのため、手に入りやすい方を選べばOKです。

購入場所と価格

悠遊卡や一卡通は、台北市内のいたるところで簡単に購入できます。

空港到着直後からコンビニまでどの方法でも入手可能ですが、場所によって価格やデザインのラインナップが異なるため、旅行スタイルに合わせて選ぶのがポイントです。

購入できる場所は色々あります。

  • 空港:多くの店舗で取扱あり(詳細は該当の項目で解説)。
  • MRT駅構内:窓口や自動券売機で購入・チャージが可能。
  • コンビニ:種類にばらつきはあるが大抵は購入可能。
  • 公式ショップ:限定デザインやキーホルダー型が買えるかも。
  • オンライン予約:日本で予約し、現地到着後に受け取り。

到着空港で買う

最も簡単なのが台湾到着直後に空港で購入する方法

空港はカードの購入を考えている旅行者が多く到着するので、とにかく取扱店が多いのが特徴。絶対に限定デザインが欲しい!という人でなければほぼ確実にカードを入手できるはずです。

MRTの自動券売機や窓口、コンビニ(セブンイレブンやファミリーマート)といった市内でもカードが購入可能な場所のほか、通信会社のカウンターや雑貨店でも交通カードを販売していることがあります。

購入場所説明注意点
MRTの窓口・自動券売機鉄板。悠遊卡と一卡通の両方を取り扱っている。営業時間に注意。デザインは選べないことが多い。現金しか使えない。
コンビニ限定デザインのカードが手に入ることがある。24時間営業が多い。悠遊卡メイン。在庫状況によっては買えない場合がある。
旅行代理店・旅行用品店限定デザインのカードが手に入ることがある。営業時間に注意。在庫状況によっては買えない場合がある。
通信会社カウンターSIMカードを買うときについでに買えて一石二鳥。悠遊卡と一卡通の両方を取り扱っている。営業時間に注意。

桃園空港MRTの自動券売機。青い自動券売機でカードが購入できます(紫の自動券売機は1回券販売用)。
駅では悠遊卡と一卡通の両方が購入可能です。

IC Card Vendingと書かれているので分かりやすいです。

桃園空港MRTに向かう通路にある旅行会社や旅行用品販売店でも買えます。

こちらでもカードを販売しているみたい。

空港にある通信会社でもカードを販売していることがありますが、カードだけを買うのはちょっと微妙かも…?

カウンターにカードの写真が2種類貼られているので、悠遊卡と一卡通の両方を取り扱っていることが分かります。

価格は販売場所によってまちまちですが、通常のカードを購入する場合はカード本体100NTDとチャージ金額を足した合計金額が支払額になります。桃園空港MRTに空港から台北駅まで乗る場合は運賃160NTD+カード代100NTDで最低でも260NTDはかかる計算です。

なお限定デザインやキーホルダー型の本体代金は通常のカードよりやや高く設定されていることが多いです。

MRT駅で買う

台北市内のMRT駅では、改札近くの窓口や自動券売機でも悠遊卡や一卡通を購入できます。

多くの駅には詢問處(Information)カウンターがあり、英語が通じることも多いです。
カードのみを購入する場合を考えると、チャージも一緒にできるのが非常に楽。

こちらは桃園空港MRTのインフォメーションカウンター。

自動券売機を使えば、タッチパネルに従って操作して現金を投入するだけでカードが発行されます。

こんな感じの自動券売機が設置されています。

窓口で購入する場合は空のカードが購入できますが、自動券売機を利用する場合は本体代金+チャージ金額の合計額が購入金額として設定されている場合がほとんどです。

コンビニで買う

セブンイレブン、ファミリーマート、OK Mart、Hi-Lifeといった主要コンビニチェーンでも悠遊卡(や一卡通)を販売しています。

台北市内のコンビニだと悠遊卡はよく見ましたが、一卡通はあまり見かけたことがないような…?公式ウェブサイトによると販売しているみたいなんですけどね。

こちらは松山空港のセブンイレブン。このようにコンビニでは限定デザインのカードが売られていることが多いので、ちょっと変わったカードが欲しい方は要チェック。

珍しいデザインの悠遊卡がいっぱい!一卡通はこの写真だと見当たりませんね…。

またコンビニではカードの購入の他にチャージも可能なので、購入と同時にチャージをお願いするとすぐに使用できて便利です。

MRT公式ショップで買う

MRTの運営会社が運営している公式ショップで購入するのもおすすめ!
台北の場合は台北捷運商品館で限定版の悠遊卡がゲットできます。

高雄MRTの公式グッズは高雄にある高雄捷運商品館で購入できます。

2025年10月現在、台北捷運商品館は台北市内に3店舗あります。

  • 中山店(中山地下街内)
  • 忠孝復興店(MRT文湖線構内)※改札内
  • 南京復興店(松山新店線乗り換えコンコース5番出口近く)※改札内

こちらは唯一改札外にある台北捷運商品館中山店。

キャラクターとのコラボ商品なんかもあるので要チェック。

こちらは台北捷運商品館中山店で見つけた心中山南段開幕紀念バージョンの悠遊卡!かざすと光るギミック付きです。
このようにユニークな悠遊卡はお土産にもぴったり。

非常に実用的かつ面白いグッズ。

なお、既に別の悠遊卡を使用している場合は、窓口で新しい悠遊卡に残高とカード本体代金相当の金額を移してもらうことができます(古い悠遊卡は返却することになります)。

日本で買う

インターネットを利用すれば、日本でも悠遊卡を購入することができます。

まずは旅行系のECサイト。
インターネットで購入し現地到着後に受け取る形式がメインで、価格は現地とほぼ同じ。

たとえばkkdayなら空のカードが500円。市内での購入価格が100NTDなので1NTD=5円と考えれば同じ金額です。
到着後に空港の指定カウンターで受け取ります。

またAmazonなどでも悠遊卡を購入することが可能です。

こちらは設定価格がやや高めですが、台湾では既に入手困難な限定バージョンが入手できることもあるので、欲しいデザインがある方台湾渡航前にカードを入手したい方におすすめです。

以下はデザインの例。

チャージ方法と金額の目安

購入方法の次はチャージのやり方とチャージすべき金額の目安をご紹介。

チャージできる場所

悠遊卡や一卡通はMRT駅やコンビニ(セブンイレブンやファミリーマートなど)でチャージが可能です。
通常のカードは現金チャージのみ対応しています。

購入時にあわせてチャージしておくとすぐにMRTやバスが使えて便利です。

説明と注意点はこちら。

チャージ場所説明注意点
MRT駅駅構内の窓口か自動券売機を利用。現金のみ利用可能。
自動券売機では高額紙幣(500NTD~)が使用不可。
自動券売機ではお釣りが出ないので要注意。
コンビニチャージ金額を渡してチャージ。現金のみ利用可能。
場所によっては英語が通じにくいことがある。

チャージ金額の目安は?

初回チャージの目安は、滞在日数と移動スタイルによって変わります。

MRTやバスを使って台北市内を中心に観光する場合は、MRT一回あたりの運賃が25NTD前後であることを考えると、1日に使う交通費はおおよそ100〜150NTD程度という計算になります。

そのため、3日間の滞在なら300〜500NTDのチャージが目安。桃園空港MRT(片道160NTD)を利用するなら、往復分320NTD+300TWDで、トータルで600NTD程度になる計算です。買い物にも利用する場合、目安の額はさらに数百NTD程度多くなるでしょう。

ただし、悠遊卡や一卡通はいずれもMRT駅やコンビニで簡単にチャージできますし、チャージごとの手数料もかからないため、初回は少な目の金額(300NTD程度)をチャージし、状況に応じて適宜追加チャージしていくのがおすすめです。

なお、カードのチャージ上限は約10,000NTD(約5万円)です。

残高確認

カードの残高はMRT駅にある自動券売機かアプリで調べることができます。

自動券売機を使う

一番簡単なのはMRT駅にある自動券売機を使う方法。
悠遊卡や一卡通を読み取り機にカードを置くだけで残高が表示されます。

チャージしないなら何の操作もしなくてOKです。

アプリで確認する

悠遊卡の場合、公式アプリ「Easy Wallet」にカードを登録することで、アプリでリアルタイムに残高が確認できるようになります。

アプリを使えば旅行者でも残高確認ができますが、一部の機能は在住者向けです。

まずはこちらからアプリをダウンロード。

Easy Wallet 悠遊付
Easy Wallet 悠遊付
開発元:EasyCard Corporation
無料
posted withアプリーチ

次に「悠遊卡」タブを開き、右上の「點擊新增悠遊卡(タップして悠遊卡を追加する)」をタップ。

物理カードをアプリと紐づけるために必要な内容を入力します。

  • 請輸入悠遊卡自訂名稱(限16個全形字):悠遊卡のニックネームを入力してください(全角16文字まで)
    →自分で識別しやすい名前を付けます。
  • 請輸入悠遊卡外觀卡號:悠遊カードの外観カード番号を入力してください
    →カード裏面に印字されている番号をここに入力します。

この画面が出れば追加成功です。

  • 新增成功!是否要幫這張悠遊卡記名?:追加が完了しました!この悠遊卡を記名式にしますか?
    →登録する場合は我要記名、しない場合は先不要を選択。

記名式にするには台湾の電話番号などが必要です。短期滞在者であれば登録しなくてもOK。

このように現在のカード残高が表示されます。
プルダウンで表示する期間を選択し、過去に遡って利用履歴も確認できます。

自動券売機の操作方法

ここで自動券売機の操作方法をご紹介。日本語表示はありませんが、慣れればとても簡単です。

カードを購入する

続いては自動券売機での購入方法をご紹介。
タッチパネルを操作していきます。

MRT駅に設置されている自動券売機。

まずは購入するカードの種類を悠遊卡と一卡通から選択します。

こちらの販売価格は200NTDでした。

本機不找錢,勿投入超過應付金額的紙鈔(この機械はお釣りを出しません。支払金額を超える紙幣を入れないでください)と表示されているとおり、支払金額はぴったりである必要があります。

カードを選択すると「統一編號」(企業の納税者番号)に遷移します。
不要な場合は右の「不需要」(不要)を選択。

旅行者は不需要を選べば問題ありません。

カード料金と初期チャージ額の合計200NTDが金額として表示されました。現金で支払います。

紙幣は100NTD札と200NTD札しか使えないので注意。

チャージする

続いてはチャージの方法。

カードを読み取り部に置くと残高が表示されるので、チャージしたい金額を投入して画面の「下一歩(NEXT)」を押します。現金のみ利用可能。

チャージするのも非常に簡単です。

投入した金額がカードにチャージされます。
チャージ中にカードを動かさないように注意。

デポジット・返金・注意点

悠遊卡や一卡通はチャージ式のICカードですが、購入形態や返金可否にはいくつか注意点があります。
旅行者が混乱しやすい「デポジット」「返金」「紛失時の対応」などを、ここで整理しておきましょう。

カード代金は返金されるのか?

以前悠遊卡はカード代金は保証金(デポジット)という扱いだったため、カードを返却するとその分も返金されましたが、2025年現在カードは買い切りとなっており、返金対象外です。

返金方法(払い戻し)

悠遊卡は台湾各地の主要MRT駅(台北捷運、桃園捷運など)や悠遊卡カスタマーセンターで残高を払い戻すことができます。

  • 返金時には手数料20NTDが差し引かれます。
  • 手数料を引いたチャージ残高が返金されます。
  • コンビニ販売の限定デザイン版などは払い戻しできません。
  • 有効なカードは台湾全域で払い戻し手続きが可能ですが、故障したカードは台北の一部の場所(悠遊卡臺北市政府轉運站客服中心など)でしか手続きができません。

手数料は少額ですがはカード繰り返し利用できるので、無理に払い戻さず次回の旅行や記念品として持ち帰るのも手です。

払い戻しに関する規定等の詳細はこちらも合わせてご確認ください。

一卡通も仕組みはほぼ同じです。詳細はこちらへ。

紛失・破損時の対応

無記名カードの場合、紛失・盗難時の返金や再発行はできません。

破損・磁気不良の場合は、MRT各駅の窓口で相談してみるのがおすすめ。
保障があるわけではありませんが、デポジットと残高を移行してもらえる可能性もあります。

その他の詳細は以下の公式ウェブサイトをご確認ください。

使い方と使用時の注意点

具体的な使い方を知っておくとさらに便利に使えます。

MRTやバスで使う

公共交通機関での使い方は基本的にSuicaやPASMOと同じなので、タッチする位置やタッチのタイミングを覚えておけばOK。

MRTの改札は、黄色いICと書かれた場所にタッチ。
改札を入るときと出るときの両方のタイミングでタッチします。

桃園空港MRTは各種支払い方法に対応しているのでちょっとごちゃごちゃしていますが、台北MRTはもっとすっきりしています。

バスの場合は、写真のような端末にタッチ。
路線によって乗車時のみタッチする場合と下車時にもタッチする場合の両方があります。

画像の場合は乗車時と下車時の両方のタイミングでカードを端末にタッチ。

端末の見た目はバスによっても異なりますが、使い方はほぼ同じ。

バスの車内にこのような表示がある場合もあります。
この場合は「下」が消えているので、乗車時のみカードを端末にタッチすることが分かります。

漢字が読める人だけしか意味が分からないのがちょっと惜しいかも…?

買い物で使う

買い物で利用する際には、専用の端末にカードをかざして決済します。
使えるかどうかはカードのロゴがあるかを確認。

ただし、台湾では支払い時に必ず「悠遊卡(一卡通で支払います」と口頭で伝える必要があります。
こんな感じのフレーズを使ってみてください。

日本語中国語(繁体)ピンイン発音イメージ
悠遊卡で払いたいです我要用悠遊卡。wǒ yào yòng Yōuyóu kǎウォ ヤオ ヨン ヨウヨウカー
一卡通で払いたいです我要用一卡通。wǒ yào yòng Yī kǎ tōngウォ ヤオ ヨン イーカートン

使用時の注意点

その他注意すべきことをQA形式でまとめます。

他の人と一緒に使えますか?

いいえ、悠遊卡・一卡通はいずれも1人1枚が原則です。改札やバスで複数人分をまとめて支払うことはできません。

クレジットカードでチャージできますか?

在住者向けのオプションとしてはクレジットカードでチャージする方法がありますが、旅行者でも使える通常カードは、現時点では現金のみ対応です。

残高がマイナスになった!どうすればいい?

悠遊卡では、MRTやバスの利用時に60元以内の立替(マイナス残高)を1回のみ許可します。そのまま利用しようとするとエラーになるので、必ずマイナス分を含めた利用料金をチャージするようにしましょう。

カードに期限はある?

カードの有効期限は20年です。

おまけ:役立つ中国語フレーズ/主要単語のピンインと声調表記

役立つ中国語フレーズ

ここでは交通カード関係の便利なフレーズをいくつかご紹介します。

台湾華語では発音表記に通常、注音符号(ㄅㄆㄇㄈ、ボポモフォ)が用いられますが、本記事では便宜上、中国語の普通話で一般的な拼音(ピンイン)を使用しています。

まずは購入時に使えるフレーズ。

日本語中国語ピンイン補足
悠遊卡を買いたいです我要買悠遊卡。wǒ yào mǎi Yōuyóu kǎ最も基本の購入フレーズ。
一卡通を買いたいです我要買一卡通。wǒ yào mǎi Yī kǎ tōng高雄など南部で有効。
悠遊卡はどこで買えますか?悠遊卡在哪裡買?Yōuyóu kǎ zài nǎlǐ mǎi
限定デザインはありますか?有限定版嗎?yǒu xiàndìng bǎn ma?

次にチャージしたいときのフレーズ。

日本語中国語ピンイン補足
チャージしたいです我要儲值。wǒ yào chǔzhí
○元チャージしてください幫我儲值○元。bāng wǒ chǔzhí ○ yuán○に金額を入れる
(例:100元=「yì bǎi yuán」)。

払い戻しやトラブル時に使えるフレーズも。

日本語中国語ピンイン補足
返金できますか?可以退卡嗎?kěyǐ tuì kǎ ma?
残高を払い戻したいです我要退餘額。wǒ yào tuì yú’é
カードをなくしました我掉卡了。wǒ diào kǎ le
カードが使えません卡不能用。kǎ bù néng yòng

交通系中国語単語帳

続いて台湾で使われる交通系の単語をいくつかご紹介。参考までにどうぞ。

中文ピンイン日本語訳・意味補足説明
儲值chǔzhíチャージ(残高を追加)台湾の主要な「チャージ」表現。
加值jiāzhíチャージする(ボタン表記)機械上ではこちらも併用される。
不找零bù zhǎolíngお釣りは出ませんMRT券売機の赤文字警告。
投幣口tóubì kǒu硬貨投入口券売機で使う口の名称。
紙鈔投入口zhǐchāo tóurù kǒu紙幣挿入口「紙鈔口」と略されることも。
收據shōujùレシート(領収書)列印收據=レシートを印刷
退卡tuì kǎカード返却/払い戻しMRT窓口の返金申請で使われる。
餘額yú’é残高画面で「餘額○○元」と表示。
轉乘zhuǎnchéng乗り換え(transfer)乗換案内や割引制度説明に出る語。

まとめ

悠遊卡や一卡通は、台湾で公共交通を利用するうえで欠かせない基本アイテム。
MRやバスはもちろん、コンビニや自販機など幅広い場所で使えるため、1枚持っておくだけで滞在が快適になります。

購入場所やチャージ方法、返金ルールなどは一見ややこしく感じるかもしれませんが、仕組みを知っていれば迷うことはありません。特に、現金でのチャージや残高不足時のルール、そしてマイナス残高の制限(代墊60元)などを把握しておくと、現地でのトラブルを防げます。

台湾旅行では、まず到着直後に空港やMRT駅で交通カードを入手し、最初に十分な金額をチャージしておくのがおすすめです。日本で事前に予約することもできるので、ご自身に合った方法で入手してください!

以上です。

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台湾桃園国際空港と台北市内の移動方法についてはこちらの記事をどうぞ。

台北の現地SIMの価格等についてはこちらの記事を。

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