【2025年最新】台北・国立故宮博物院に路線バスで行く方法【おすすめ路線&帰り方も解説】

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台北旅行のハイライトといえば国立故宮博物院(National Palace Museum)。
玉で造られた白菜や角煮のような石が特に有名で、世界中から観光客が押し寄せます。

重要な美術品を多く所蔵する世界に名だたる博物館の一つですが、ちょっと問題なのがアクセス。
MRTの最寄り駅からバスを利用することになりますが、日本の路線バスとは勝手が違うため戸惑うことがあるかもしれません。

この記事ではいくつかある国立故宮博物院に行くバス路線の利用方法を解説します。

目次

国立故宮博物院のアクセス概要

まずは国立故宮博物院にアクセスできる路線をおさらい。
こちらが公式ウェブサイトで紹介されている案内図です。

出所:国立故宮博物院 故宮参観 > 交通案内 > 公共交通サービス

国立故宮博物院の最寄りのバス停は、国立故宮博物院B1直結の「故宮博物院(正館)」と国立故宮博物院前の「国立故宮博物院」の二つあり、それぞれ複数のバス路線が利用可能です。

一部をざっとまとめるとこんな感じ。多くの路線が士林駅を通ることが分かります。

バス路線国立故宮博物院最寄りバス停主な経由地
紅30(R30)故宮博物院(正館)※終点捷運士林站(中正)
捷運劍潭站(北藝中心)
棕20(BR20)故宮博物院(正館)※終点捷運劍南路站
815国立故宮博物院捷運士林站(中正)
304国立故宮博物院捷運士林站(中正)
藍7(BL7)国立故宮博物院捷運劍南路站
松山車站(八德)
捷運市政府站
棕13(BR13)国立故宮博物院捷運大直站

さてどの路線を選ぶか?ですが、台湾は年間を通じてかなり蒸し暑く、国立故宮博物院到着後には敷地内をかなり歩くことを考えると、国立故宮博物院の入り口まで直接行けるバス路線(紅30か棕20)の利用がおすすめです。

故宮博物院(正館)のバス停。外をあまり歩かずにアクセスすることができるのが助かります。

一方で国立故宮博物院バス停を利用する場合は、庭園を通って国立故宮博物院に向かうことになります。
国立故宮博物院はやや高い場所にあるため、階段やスロープを使ってアクセスすることになり、多少体力を使います。

雄大な雰囲気を味わうには良いルートだと思いますが、朝か夕方の時間帯以外は結構疲れるのでおすすめしません。

国立故宮博物院へ向かう

ここからは具体的に国立故宮博物院に向かう方法を画像を交えてご紹介します。

MRT士林駅からバス【最短ルート!王道の選択肢】

まずは一番メジャーなMRT淡水信義線(レッドライン)・士林駅から向かう方法から。

バス停は士林駅1番出口(北側の出口)の近くにあります。

士林駅の構内にも国立故宮博物院への行き方に関する表示があるので、参考に。

士林駅にもしっかりとした案内があります。これなら迷うことはなさそう。

出口を出て北に向かうと、通りのやや東側にバス停があります。見た目はこんな感じ。

バス停の周辺は繁華街。周辺のカフェで時間を潰すこともできます。

該当のバス停には国立故宮博物院の写真と該当の路線一覧が掲出されているので一目で分かります。

国立故宮博物院に行くのがはっきり分かる表示。

画像ではちょっと分かりづらいですが、該当のバスには前面に日本語や韓国語などで「故宮博物院行き」と書かれています。非常に明快ですね。

ひらがなで「こきゅうはくぶついん」と書かれている場合もあります。本当に親切。

この駅から国立故宮博物院に向かう人は非常に多いので、他の観光客の流れに従えばたどり着けるはず。
ここから紅30に乗れば国立故宮博物院のB1入り口に直接アクセスできます。

MRT劍潭駅からバス【始発狙い!座れて快適】

紅30の始発バス停はMRT淡水信義線(レッドライン)劍潭駅。所要時間は士林駅から向かうよりも少し長くなりますが、ほぼ確実に座れます。国立故宮博物院が終点なので乗り過ごす心配もありません。

バス停は劍潭駅の西側にあります。

バス停も非常に分かりやすい場所にありますが、日差しを遮るものがほぼない&周辺に気軽に休めるお店があまりないので、日中に利用する場合は暑さ対策が必須です。

目の前の施設は臺北表演藝術中心。中にはカフェがあるので休憩できます。

バスはだいたい30分に1本の運行頻度で出ています。

バス停の表示。

御覧の通り、車内はガラガラです。

バスの車内。

MRT劍南路駅もしくは大直駅からバス【ちょっと外した穴場】

故宮博物院(正館)バス停が利用できるもうひとつの路線・棕20MRT文湖線(ブラウンライン)の劍南路駅から出ています。
士林駅と比較するとマイナーな路線なので混雑を避けたい人に適しているほか、MRT文湖線沿いや台北市街東側に宿を取っている人にもおすすめ。

国立故宮博物院行きのバス停は劍南路駅のやや西にいったところにあります。

バス停の周辺。

バス停に掲出されている路線図はこんな感じ。藍7バスも国立故宮博物院に行きますが、こちらは「国立故宮博物院」バス停に到着する路線です。

劍南路駅バス停に掲出されている路線案内。

劍南路駅の周辺には観覧車が印象的なショッピングモールMiramar美麗華百楽園もあるので、立ち寄ってみるのもおすすめです。

さらに同じMRT文湖線の大直駅から棕13バスを利用することでも国立故宮博物院にアクセスが可能。
大直駅3番出口から出て北安路を東方向に進むと該当のバス停があります。

周辺にはローカル色満載な商店街が広がっています。

これぞ台湾!という雰囲気の通り。

バス停の表示はこんな感じ。国立故宮博物院は途中駅なので乗り過ごさないように注意!

結構本数が多いので、あまり待たずに使えそう。

なおバス停の目の前には人気のお店「愛弟豆花」があります。
看板メニューの豆花は50元ほど。懐かしい感じのシンプルな豆花が楽しめます。

昔ながらの飾らない感じが素敵です。

故宮博物院から帰る

続いて国立故宮博物院から台北市内に戻る方法をご紹介。

バス停「故宮博物院(正館)」からバス【楽だが混雑覚悟】

まずは故宮博物院(正館)バス停を利用する方法。
紅30(士林站経由劍潭站行き)棕20(捷運劍南路站行き)が利用可能です。

故宮博物院(正館)バス停から出る2本のバス路線についてはB1のインフォメーションカウンターに時刻表があるので参考に。

帰りのバスの時間に合わせて予定を組むとスマートに博物館が見学できます。

故宮博物院(正館)バス停はB1出口を出てすぐ。案内板もあるので非常に分かりやすいです。

B1出口を出てすぐにある案内に従って進めば簡単にたどり着けます。
バス停の案内。

ただし便利なのでめちゃくちゃ混みます。ほぼ座れません。

国立故宮博物院の目の前にあるバス停ということで大混雑確実。

バス停「故宮博物院」からバス【おすすめ!選択肢多し】

帰りのバスでなるべく混雑を避けたい場合は、少し歩いて故宮博物院バス停からバスを利用するのも手。
こちらは複数のバス路線が使えるので乗客が分散しやすいというメリットがありますし、藍7バスのように市政府方面に抜けるバスもあります。

西方面&南方面に向かうバスが発着する故宮博物院バス停はここ。

国立故宮博物院の前庭を抜けていくとバス停があります。

割と分かりやすい場所にあります。

到着情報や経由地の案内は電光掲示板に表示されているので、参考に。

到着案内や途中の停留所も分かるのが親切です。

国立故宮博物院の簡易データ

バスでアクセスする方向けに国立故宮博物院の簡易データを掲載します。参考までにどうぞ。

開館日・開館時間・入館料

開館時間は午前9時から午後5時まで、閉館日は月曜日です。
入館料は外国人観光客は350台湾ドル(団体は320台湾ドル)。18歳未満は国籍を問わず無料です。

詳細については公式ウェブサイトも参照してください。日本語ページもあります。

チケットの購入方法

チケットは現地で購入可能。チケットブースと自動券売機が選べます。

こちらはチケットブース。

チケットブース。オーディオガイドを借りることもできます。

こちらは自動券売機。

自動券売機。

自動券売機の使い方

自動券売機の使い方は非常に簡単です。有人窓口が行列の場合はこちらのほうが早いかも。

まずは4つある赤い枠から「日本語」を選択。

中央に言語を選択できるボタンがあります。

次にチケットの種別を選択。日本人旅行者(個人)の場合は、右側の「一般チケット」を選択。

一般チケット(非ROC市民)を選択します。

続いて詳細な種別と枚数を選択します。

各種チケットタイプの詳細な説明も見ることができます。

最後に決済方法を選択して支払いを済ませます。
クレジットカードの他、各種交通カードなどによる支払いも可能です。

決済方法がたくさんあるので、ご自身に合うものを選択してください。

荷物預けについて

国立故宮博物院には無料のロッカーがあるので、大きなカバンなどを預けて観覧することができます。
鍵があるロッカーを利用しましょう。

時間帯によっては空きが少ないので、なるべく身軽に行くのがベター。

まとめ

本記事では台北にある国立故宮博物院にバスを利用してアクセスする方法をご紹介しました。

情報をまとめるとこちらです。

往路おすすめ:国立故宮博物院最寄りの「故宮博物院(正館)」バス停に到着する紅30棕20
復路おすすめ:混雑が多少避けられる「国立故宮博物院」バス停から出る路線。

この記事が少しでも参考になれば幸いです。

以上です。

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