【保存版】ヨーロッパAirbnb利用の持ち物リスト:意外な必須アイテム11選と持っていかなくても良かったもの

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ホテル代の高いヨーロッパでお得に旅するために有力な選択肢といえばAirbnb。
基本的にホテルよりもリーズナブルかつ自由度が高く、暮らすように快適に過ごすことができます。

キッチン付きの物件も多く、スーパーで買った食材を使って現地の暮らしを楽しめるのも魅力のひとつ。

ですが、いざ泊まってみると「これ、無いの!?」と驚くこともしばしば。
よく使うものほどなぜか意外と無かったりするから厄介です。

筆者はこれまで10年以上にわたってヨーロッパ各地でAirbnbを利用。
持ち物について「あれを持ってくればよかった…」や「これ要らなかったな…」という経験をたくさんしてきました。

この記事では、そのような経験をもとにヨーロッパのAirbnbに持っていくべきもの・持っていかなくてもいいものを「滞在スタイル別」に分けて徹底解説します。

旅の荷物を最小限にして身軽にしつつ、でもニーズは満たせるように。
この記事を持ち物の検討に役立てていただけると幸いです。

目次

ホテルとは違うAirbnbの持ち物事情

Airbnbは「暮らすように旅する」には最高の選択肢ですが、ホテルとは設備・サービスの前提がまったく違います。

ホテルのような毎日のルームクリーニングが無いことはもちろん、ホテルであれば当たり前のようにあるものがAirbnbでは置かれていないことも多々あります。

例えば、以下のような違いがあります。

  • 歯ブラシや歯磨き粉といった消耗品→基本的にありません。
  • シャンプー・ボディソープなどのアメニティ→あったりなかったり。
  • 洗剤や調味料などの日用品→これもあったりなかったり。
  • コンセントの位置や数といった生活動線への配慮→物件によって大きな差があります。

つまり、「あって当然」と思っていたものが無かったことで、旅の快適さが地味に損なわれたり、余計な出費がかさんだりするのがAirbnbあるある。

もちろん、予約前にホストへ「何が備え付けられているか」を問い合わせるのが理想です。
とはいえ、宿探しに時間がなくて確認できなかったり、「聞かなくてもあるだろう」と思い込んでいたり、
あるいはAirbnbのようにホストの承認が必要な予約システムの場合、「あまり質問しすぎて相手に悪い印象を与えたくない…」と遠慮してしまうこともありますよね。

だからこそ、「何を持っていくべきか」「何を持っていかなくていいか」を、自分の滞在スタイルに合わせて事前にしっかり考えておくことが重要なのです。

【生活編】あると快適に過ごせるもの

Airbnbでの滞在は、ホテルと違って「生活の延長線上」にある旅になります。
そのため「無くても死にはしないけど、あると快適度が段違いに上がる」という持ち物がいくつかあります。

ここでは、全スタイル共通で「あってよかった」と思えるアイテムをご紹介します。

長めのUSB充電ケーブル(2〜3m)

ベッドでスマホを充電しながら使いたいのに、コンセントが遠い…。
テーブルでパソコンを使いたいのに、コンセントが見当たらない…。
Airbnbでは意外とこういうことが起こります。

特にヨーロッパの古い建物では、コンセントの位置が高すぎたり遠すぎたりして、ベッド周り・テーブル周りでの充電がかなり不便なことがけっこうあります。

そんなときは長めのUSB充電ケーブルを用意しておくと、スマホやパソコンを使う場所の自由度が格段に上がります。

おすすめは2〜3mの柔らかくて絡みにくいUSBケーブル(Lightning / USB-AかC)。
Amazonなどで1,000円前後と比較的安価ですが、1本あるだけで滞在快適度が劇的に変わります。

こういったケーブルは現地でも買えますが、日本より高額です。
筆者もフランスで買い足しを検討したことがありますが、諦めました(日本の3倍くらいはしていた記憶があります)。日本で買えるならあらかじめ買っておくのが正解。

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洗濯ネット

長めの滞在では現地で洗濯するのが前提になります。
ヨーロッパはドラム式洗濯機が主流で非常にパワフルで、日本ほど気の利いた設定ができる洗濯機が非常に少なかったり、水が硬水だったり、と使い勝手や仕上がりがかなり違います。

丈夫な生地の下着を洗うだけならあまり気になりませんが、「デリケートな衣類を傷めたくない」「洗濯槽の衛生面が気になる」という人には、1枚あると安心感がかなり違うアイテムです。

特に女性用の下着、薄手のTシャツ、ニット類などは、洗濯中に型崩れや絡まりが起きやすく、現地でネットなしのまま洗うのは少しリスキー

ヨーロッパでも洗濯ネットは購入可能ですが、日本で売られている物と比べて造りが良くないうえに、品質に比べて非常に高価でコスパが最悪です。

洗濯ネットを使って洗濯をする衣類を持参する場合は、日本から洗濯ネットを持参するのをおすすめします。

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スリッパ

ヨーロッパでは土足で生活するスタイルの物件がほとんど。
ある程度のホテルであればスリッパが用意されていますが、Airbnbで用意されていることはほとんどありません。

土足での生活に慣れている人や素足でも気にしない人であれば支障はないかもしれませんが、室内で靴を脱ぐ習慣がある多くの日本人は「室内で靴を脱いでリラックスしたい」と感じるでしょう。

そんなときは軽くてコンパクトな室内履き(折りたたみスリッパなど)を1足持っていくだけで、滞在の快適さが大きく変わります。

スリッパも現地調達できるアイテムではあるものの、見つかるのは大抵普通のルームスリッパ。
かさばるうえにお値段もそこそこします。

折り畳みができる旅行タイプを持っておくと、Airbnb物件だけでなく飛行機の中などでも使えて便利です。ただし、ヨーロッパでこうしたタイプを見つけるのは至難の業。必要な人は日本で事前に調達しておくのがおすすめです。

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ボックスティッシュ(もしくはポケットティッシュ)

ヨーロッパのAirbnbでは、ボックスティッシュが置かれていることはまずありません。
現地購入は可能ですが、価格は1箱2ユーロ(約350円)ほど。日本の2倍以上と、かなり割高です。

一応トイレットペーパーはあるので代用も可能ですが、

  • 鼻をかむとボロボロになる
  • メイク直しには不向き
  • 食事のときに見た目も扱いもイマイチ

…と、どうしても完全な代わりにはなりづらいのが現実だったり。
さらにヨーロッパで売られているティッシュは分厚くて硬めのものも多く、人によっては使い心地に違和感を覚えるかもしれません。

ボックスティッシュを箱ごと持っていくのはさすがにかさばるので、必要な枚数だけ持ってジップロックに詰め替えたり、ポケットティッシュをいくつか持っていくのが便利です。

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【キッチン編】スタイル別に持って行くと便利なもの

Airbnbの魅力のひとつは「キッチン付き」であること。
ヨーロッパ旅行では、外食に加えてスーパーやマルシェで食材を買い、ちょっと自炊を楽しむというスタイルも人気です。現地の生活を味わいながら節約にもなり一石二鳥ですね。

ただし、キッチン付きとはいえ設備は物件によってまちまちですし、料理をするかどうか&どの程度するかによっても、必要になる持ち物は大きく変わってきます。

そこでこの記事では、滞在スタイルを3つに分けて解説します。

  • 外食派
    基本は外食中心。キッチンはほとんど使わない。
  • 軽めの自炊派
    パスタを茹でたり、朝食を簡単に用意したり。週に数回だけ気が向いたときに自炊するスタイル。
    スーパーやマルシェで買った惣菜をアレンジする人もここに含まれます。
  • しっかり自炊派
    ほぼ毎日キッチンを使い、和食を含めてしっかり料理を楽しみたい人向け。
    調味料や道具もある程度必要になります。

自分のスタイルに合わせて持ち物をチェックしてみてください。

外食派

キッチン付きの物件であれば、カトラリーや食器は基本的に揃っています。
外で買ってきた惣菜やパン、チーズなどを部屋で食べるくらいなら、備え付けのもので十分対応できます。

また、もし足りないものがあったとしても現地のスーパーで簡単に調達可能です。
外食中心で「ほとんど自炊はしない」というスタイルであれば、日本から特別に持っていくものはほぼ不要と考えて差し支えないでしょう。

自炊派(軽め)

Airbnbのキッチンを少しだけ使う「軽めの自炊派」は、外食をベースにしつつ、ときどきパスタを茹でたり、電子レンジを使ったり、火を使わない朝食を用意したりするならこのスタイルです。

スーパーやマルシェで買った惣菜にちょっと手を加える程度で、調理も洗い物も最小限。
あくまで旅を楽しみつつ、「外食ばかりでは飽きる」「コストを抑えたい」という気分のときだけキッチンを使う、という人が当てはまります。

このスタイルでは、基本的に備え付けの調理器具で間に合うことが多いです。
そのため、この項目では最低限あると助かるアイテムをご紹介します。

食器用洗剤

スポンジは新品が置かれていることが多いですが、洗剤が備え付けられていない宿は珍しくありません。
洗剤は現地で安価に購入できますが、容量が多いため余らせてしまう可能性が高いです。少量のボトルを日本から持参すると安心。

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筆者おすすめはこちら👇200mlくらいなら余裕がありつつも大きすぎず、荷物に入れても気になりません。

よく切れる小型ナイフ

Airbnbの物件には大抵の場合包丁が備え付けられています。
しかし、安全対策やメンテナンス不足など様々な要因で、切れ味が悪いことも多く、パンやチーズ、フルーツを切るだけでもストレスになります。
日本製の切れ味の良い小型ナイフが1本あると快適です。

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筆者おすすめはこちら👇安定の関孫六ブランド。

包丁の持ち歩きには要注意!新聞紙やタオルなどを使ってしっかり梱包しましょう。誤って機内持ち込み荷物に入れたりしないようにも注意が必要です。

缶切り

ヨーロッパで売られている缶詰はプルトップなしのものも多く、缶切りが無いと開けられません。
それなのになぜか缶切りが備え付けられていない物件がほとんど…。

缶詰を買うときにプルトップがあるか注意するという手ももちろんありますが、そこまで気が回らないことも多いですし、プルトップがないからといって試したい缶詰をスルーするのも何だか機会損失になりそうでもったいないです。

筆者はうっかりプルトップなしの缶詰を買ってしまい途方に暮れたことがあります。缶切りも現地調達できますが、安くはありません。

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筆者おすすめはこちら👇このタイプは滑らず安全に缶詰を開けられるのでお気に入り。

自炊派(しっかり)

Airbnb滞在中にほぼ毎日料理をしたい人和食を含めてしっかり自炊したい人は、軽めの自炊派よりも必要なアイテムがぐっと増えます。

このスタイルでは「食費を抑える」「食生活を安定させる」ことが目的なので、計量や保存などの細かい部分まで対応できる準備が重要になります。

Airbnbの物件では基本的な調理道具しか備えていないことが多いので、調味料類も含め必要なものを吟味しましょう。

しっかりと自炊をするなら、軽めの自炊で必要な持ち物に加えて以下のグッズがあると便利です。

よく切れる包丁

小型ナイフがあれば最低限の調理は可能ですが、本格的に肉や野菜を調理するなら、やっぱりちゃんとした包丁が必要。日本製のよく切れる軽量包丁を1本持参しておくと、自炊の効率も快適さも段違いです。

おすすめは持ち歩きに便利な軽量モデルです。ヨーロッパのAirbnb物件には食洗器が設置されていることも多いので、食洗器対応のものを選ぶのもポイント。

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包丁の持ち歩きには要注意!新聞紙やタオルなどを使ってしっかり梱包しましょう。誤って機内持ち込み荷物に入れたりしないようにも注意が必要です。

計量カップ&軽量スプーン&キッチンスケール

ヨーロッパでは料理をするときにあまり細かく分量を量らないので、計量に関係する調理器具は備え付けられていないことがほとんど。正確な計量が味を左右する和食などには、やっぱりこれらのグッズがあると安心です。

  • 計量カップ・スプーン → 液体や粉類を正確に測りたいときに必須
  • キッチンスケール → パスタやお米などを「グラム単位」で正確に量るのに便利

これらは現地調達も可能ですが、特にキッチンスケールは日本よりも高い割に品質が微妙なことが多いので、日本製がひとつ手元にあると自炊が捗ります。

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筆者おすすめはこちら👇1,000円くらいでここまで正確に量れるキッチンスケールはヨーロッパには存在しません!

筆者はパスタの計量も含めてほぼ毎日キッチンスケールを使います。一時期スイスで買ったやつを使っていましたが、3,000円くらいするくせに動作が不安定で結構ストレスでした。

小分け和風調味料(みりん、日本酒、だしの素など)

料理で必要な各種調味料。種類によっては現地調達も可能ですが、高価&大容量で使い切れません。

筆者の経験上、ヨーロッパのAirbnbに用意されていることが多い調味料は以下の通り。
なお醤油は用意されていることはほぼありませんが、ヨーロッパであればスーパーマーケットで手に入ります。

  • 油(オリーブオイル、サラダ油)
  • 胡椒※
  • 砂糖※

このなかで用意されている割合が少ないのが胡椒と砂糖。現地でも安く買えますが、基本的に大容量なので、料理で使うなら小分け容器に入れて持参するのが無駄がなく便利です。
なお砂糖はカフェでコーヒーを飲んだ時などについてくるスティックシュガーをストックしておくという手もあります。

逆にヨーロッパであまり見かけない、もしくは非常に高価なのが以下の調味料。

  • みりん
  • 日本酒
  • めんつゆ
  • だしの素
  • 鷹の爪(なぜかフランスではほぼ見かけない)

参考までに、こちらはパリで売られていた「だしの素」。48gで4.50ユーロ(約800円)します…。

だしの素(パリ)
現地価格はかなり割高です…。強気すぎでは…?

ちなみに日本では同じ商品64g×3袋セットで950円ほど。日本が安すぎるのかパリが高すぎるのか…?

このように現地調達は非常に高くつくので、これらの調味料を使う予定があるなら小分け容器に入れて持参するのがおすすめ。小分け容器は調味料用のほか化粧品用でも代用可能です。
小分けボトルは現地調達が意外と難しいアイテムのひとつです。

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菜箸

ヨーロッパには菜箸のような「長い箸で調理する文化」が基本的にないため、Airbnbにも当然菜箸は備え付けられていません。

箸そのものはたまに置かれていることもありますが、菜箸が備え付けられていたことは一度もありません。

炒め物や麺料理をするなら必須アイテムですが、筆者は個人的にパスタトングがうまく使えないのでスパゲッティを掴むときにも菜箸を愛用しています。

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持っていかなくても良かったもの

ここまで持っていかないと後悔するレベルの持ち物を紹介してきましたが、逆に「わざわざ日本から持って行く必要はなかったな」と感じたものもあります。
参考までに、筆者が実際にヨーロッパのAirbnbで不要だと感じたアイテムを挙げておきます。

ワインオープナー

ヨーロッパはワインの消費が日常的な地域なので、備え付け率は非常に高いです。
フランス・イタリアなどワイン大国では「無い方が珍しい」くらい。

栓抜き

ほぼ100%備え付けられています。
ヨーロッパはビール文化圏でもあるで、Airbnbでも忘れられることはまずありません。

塩・胡椒・油

どの家庭でも必須の調味料なので、Airbnbにも置かれていることが多いです。
万一無かったとしても、スーパーで少量サイズ(BBQ用ミニセットなど)が簡単に手に入ります。

「絶対にお箸で食べたい」という人以外は不要。フォークやスプーンで大抵の料理は食べられます。
どうしても使いたい場合だけ、軽量の割り箸を持参する程度で十分です。

タオル類

ヨーロッパの場合、大抵は備え付けられています。
清潔感に不安があったり、バスタオルなどにこだわりがある場合のみ持参すればOK。
筆者はタオル類が一切備え付けられていない物件には今のところ遭遇していません。

ボディーソープ・シャンプー

ヨーロッパの場合、Airbnbを事業の一環としてやっていることが多く、少量パックがアメニティーとして備え付けられていることも多いです。
現地調達するのが楽しいアイテムでもあるので、こだわりがなければ基本的に持参は不要です。

まとめ

ヨーロッパでAirbnbを利用する際に必要な持ち物は、ホテル滞在の延長線で考えると意外な落とし穴が多いです。

特に「生活必需品」や「キッチンまわりのアイテム」は、ホテルには当たり前のように備え付けられている物であっても、備え付けが無かったり現地調達が割高だったりするので、日本から持っていくと安心できるものがあります。

今回紹介したアイテム(持っていくべきもの)を整理すると、以下の通りです。

アイテム備考
長めのUSBケーブル
洗濯ネット大切な衣類を持っていく場合は必須
スリッパ
ボックスティッシュかポケットティッシュ
食器用洗剤軽めの自炊派に
よく切れる小型ナイフ軽めの自炊派に。取扱注意
缶切り軽めの自炊派に
よく切れる包丁しっかり自炊派に。取扱注意
計量カップ&軽量スプーン&キッチンスケールしっかり自炊派に
小分け和風調味料しっかり自炊派に。持参するなら小分け容器も必須
菜箸しっかり自炊派に

Airbnbは「暮らすように旅する」には最高の選択肢ですが、準備の差がそのまま快適さの差につながります。

今回のリストを参考に自分の滞在スタイルに合わせて取捨選択すれば、ヨーロッパでのAirbnb滞在はきっともっと快適で安心できるはずです。

以上です!

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