【一桁数字は全角がルール?】ブログで使う英数字。半角がいいか?全角がいいか?

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日本語環境で文書を書くときに悩ましいのが、全角・半角の英数字をどうするか問題。実社会では半角に統一されているケースもあれば混在しているケースもあり、絶対的な正解はなさそう。

ウェブ上でも何か明確なルールがあるわけではないので、ブログ記事やビジネス文書を書く際に英数字を全角で使うか半角で統一するか迷ったことがある方も多いのではないでしょうか。

筆者はこれまで一桁数字については全角を使用していたのですが、文章の一貫性やユーザーの利便性を考えると実は半角英数字で統一することには大きな利点があることに気づき、現在では半角を使うようにしています。

これまで執筆した記事についても、可能な限り全角数字を半角数字に直しました。

本記事では、筆者が一桁数字に全角数字を使っていた理由、半角への統一を決意した理由、さらに全角を使い続けることにより想定されるデメリットについてもご紹介します。

目次

筆者が一桁数字を全角にしていた理由

まずはなぜ筆者が一桁数字を全角にしていたか?というところからお話しします。

紙文書・縦書きなら綺麗に揃う

かつて一桁の数字やアルファベットを全角で記載することが多かった理由のひとつに、紙媒体での視覚的な整然さがありました。

日本語の文章は通常、文字数や縦書きの配置によって全体のバランスが整えられます。特に新聞や雑誌のように縦書きの文書では、全角数字やアルファベットが視覚的に揃いやすく、見た目が整った印象を与えます。逆に半角を使うと文章の終わりが綺麗に揃わずちぐはぐな印象を与えてしまうことに。

このため、私も一桁の数字やアルファベットは自然と全角で記載することが習慣化していたのです。

前職のクセも大きい

もう一つの理由が、上記の理由に基づく前職(公務員)時代のクセ。

行政文書を作成する際は一桁英数字は全角にすることが文書規程で定められており、このルールを外れるとその文書は決裁を通りません。そのため自然とそのルールが体に染みついていました。

つまり特に意識せずに、ブログ執筆でも無意識に全角を使用することが多くなっていたのです。

半角に統一することにした

しかし、Webでの文章やブログ記事を書く機会が増えるにつれ、全角英数字の使用に少しずつ違和感を覚えるようになりました。

まずフォントが微妙に違っていますし、紙媒体のように綺麗に揃ってくれるどころか何だか浮いて見えるのが次第に気になるように…。

同じトピックを扱った解説記事やブログ記事をいくつか読み全角と半角を混ぜることで生じるデメリットを知ったことも、半角への統一を考えるきっかけとなりました。

【余談】半角カタカナは使わない

全角英数字は半角英数字に改めることにしましたが、カタカナについては全角を継続することにします。

単純に読みづらいですし、自動翻訳機能(後述)にも影響しそうなので…。

半角英数字で統一すべき理由

ここからは半角英数字で統一すべき具体的な理由をいくつかご紹介します。

統一感が出て単純に見やすい

まず最も重要な要素がブログの生命線とも言える視認性

文章に統一感があることは読者にとって読みやすさに直結します。

このときに全角と半角が混在すると、ページ全体の視覚的なリズムが乱れて読みにくくなってしまいますが、半角英数字で統一することで文章が整然として見え、ユーザーにとっての読みやすさが向上します。

さらに半角は一行に収まる文字数が多いため、同じ文字数で見た目がスッキリとした印象を与えます。

単語の途中で改行されるのを防げる

全角で英数字を記載すると単語の途中で改行されることがあり、特にURLや技術用語では視認性が悪くなることが少なくありません。

半角英数字に統一することで単語がひとかたまりとして認識されるようになるため不要な改行を防ぐことができ、リンク先へのアクセス性や用語の理解を助けます。

また改行に関するストレスを減らすことで文章全体の流れが滑らかになるというメリットもあります。

リンクや電話番号がクリック可能になる

Web上では、半角で表記した電話番号やURLがユーザーにとって「そのままクリックできるリンク」になります。

全角で記載した場合はリンクとして認識されないため、わざわざコピーして別のブラウザで開くなど、ユーザーに手間をかけさせる結果となります。

半角に統一することで、読み手がワンクリックでアクセスできるようになり利便性が向上します。

飲食店やサービスを紹介する記事で電話番号などが直接クリックできないのは割と致命的かも。

文字数制限を有効に使える

SNSなど文字数制限があるメディアでは、全角英数字を使うことで貴重な文字数が消費されてしまいます。

その点ワードプレスは比較的自由度が高いですが、タイトルやディスクリプションなど文字数制限があったり既定の文字数までしかユーザー側に表示されない項目があるので、やはり文字数を上手く使うスキルが求められます。

半角英数字で統一すれば無駄な文字数消費を抑えられ、限られたスペースにより多くの情報を収められます。

これはコンテンツの価値を最大限に引き出すために非常に重要なポイント!

全角英数字を使うデメリット

次に全角英数字を使うことによって起こりうる問題をご紹介します。あくまでも「起こりうる」という不確かなレベルなので気にしすぎかもしれませんが…。

翻訳時のユーザビリティに影響するかも

本ブログは海外事情を取り扱っているからか海外からのアクセスが割と多く、アナリティクスを見ていると自動翻訳プラグインの機能を使い外国語で記事を読んでいただく機会も一定程度あることが分かっています。

日本語のまま記事を読むであれば全角と半角が混在していても気にならない人がいるかもしれませんが、全角と半角の混在は機械翻訳機能に不要な負担を与えますし、不具合を引き起こす可能性も否定できません。

多言語環境におけるユーザビリティを考えて、全角英数字ではなく半角英数字を使用することにしました。

検索への影響

検索エンジンは全角英数字と半角英数字を区別しないようですが、検索でヒットした際に視認性の低さから記事を読んでもらえない可能性があることを考えました。

アルファベットを日常的に使用している人々にとっては、全角英数字はかなり読みづらいらしいです。

特に、重要なキーワードや商品名を全角で記載するとユーザーの検索意図と合致せず、結果として閲覧機会を逃してしまう恐れがあるのです。

SEOへの影響

全角英数字を使うことはSEOにも影響を及ぼす可能性がある…らしいです(見解が割れているので実際のところは不明)。

全角英数字と半角英数字でデータ処理の方法が異なるのは事実ですし、全角英数字を用いることで検索エンジンが正しく認識できずに検索結果での順位低下を招くリスクもある…らしいので、念のため揃えます。

まとめ

本記事では、筆者がかつて全角英数字を使っていた理由と半角で統一することを選んだ理由について、全角英数字を使うことで生じるおそれのあるデメリットとともに解説しました。

Web上での視認性やユーザビリティを考慮すると、半角英数字の方がメリットが多く見た目も整った印象を与えやすくなりますし、海外のユーザーに見つけてもらいやすくなる…かも?

余談ですが、本記事のタイトルは某有名映画の題名をもじってみました。気づきましたでしょうか?

以上です。この記事が少しでも参考になれば幸いです。

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