【2025年制度変更対応】パリの公共交通チケット&パス徹底比較【旅行者・在住者別に解説】

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パリの公共交通機関はかなり複雑ですが慣れると便利。地下鉄もバスも、行き先のほとんどをカバーしてくれて、旅行者にも在住者にも頼れる存在です。

ただ、その便利さにたどり着くまでがなかなか一筋縄ではいきません。その理由は複雑な運賃システム。パリは日本のように必要な金額をチャージすればどの交通機関でも自由に使えるようにはなっておらず、一日券やら融通の利かない一週間券やらとにかく馴染みないルールが目白押し…。

旅行者にとっては悩みの種だったそんな交通システムですが、2025年から仕組みが大きく変わりました。

メトロやバスで共通で使えたTicket t+がなくなり、ゾーン制度も廃止。Navigoパスの使い方や選び方も変化していて、昔パリに来たことがある人ほど注意が必要な状況です。

仕組みが変わって全て改善されたかと言うと…そうでもなかったりします。一筋縄ではいかないのがパリというもの。

この記事では、そんな新しいパリの交通チケット事情を、旅行者と在住者それぞれの立場に合わせてまとめました。

パリを訪れる方に少しでも参考になれば嬉しいです。

本記事の内容は公式サイトなどの情報をもとに正確性を期しましたが、誤りや制度変更もありえます。ご自身でも必ず最新情報をご確認ください。

目次

制度変更のまとめ(2025年1月以降)

まずは制度変更の重要点をまとめます。大きな変更は以下のとおり。

  • ゾーン制が廃止され、運賃が一律になった
  • 新たなチケットやパスが導入され、乗り継ぎのルールも変更された
  • Ticket t+とカルネが販売終了

ゾーン制の廃止と運賃の一律化

パリおよびイル=ド=フランス地域の公共交通においてゾーン制が廃止され、運賃体系が一律に改定されました。これにより、乗車距離やゾーンに関係なく、以下の料金で統一されています。

  • Ticket Métro-Train-RER(2.50ユーロ):地下鉄やRERなどで利用可能な一回券。モンマルトルのフニキュレルも同じチケットで利用可能です。
  • Ticket Bus-Tram(2.00ユーロ):バスおよびトラムで利用可能な一回券。

この改定によりそれぞれ運賃は上がりましたが、利用者は移動距離やゾーンを気にせずシンプルに公共交通を利用できるようになりました。

紙のチケットの廃止とデジタル化の推進

制度改正に伴い、紙のTicket t+およびカルネ(10枚綴りの回数券)の販売が終了。紙のTicket t+は、2025年12月31日まで利用可能ですが、それ以降は完全に廃止されます。

今後はNavigo Easyカードやアプリなどを使った非接触型のチケット購入・利用が基本となります。

Navigo Easyのカードフェイス。記名式の他のカードの場合は後ろに証明写真が入ります。

Navigo Easyカードにチャージ可能な新しいチケット

Navigo Easyカードにチャージ可能なチケットの種類が拡充されました。

チャージ可能なチケット一覧

  • Ticket Métro-Train-RER(2.50ユーロ):メトロなどで使える一回券。
  • Ticket Bus-Tram(2.00ユーロ):バスなどで使える一回券。
  • Navigo Jour(1日乗車券)(12.00ユーロ):1日間、イル=ド=フランス地域内の公共交通機関を無制限に利用できます。
  • Paris Région <> Aéroportsチケット(13.00ユーロ):パリ市内とシャルル・ド・ゴール空港またはオルリー空港間の移動に対応します。
  • RoissyBusチケット(13.00ユーロ):オペラ座とシャルル・ド・ゴール空港間を結ぶRoissyBus専用チケットです。
  • Paris Visiteパス:1日、2日、3日、5日間の期間で、観光客向けに公共交通機関を無制限に利用できるパスです。

空港アクセスの新たな料金体系

パリ市内と空港間のアクセスに新たな料金体系が導入されました。

Paris Région <> Aéroportsチケット

  • 料金:13.00ユーロ(大人)、6.50ユーロ(子供)
  • 対象路線:シャルル・ド・ゴール空港およびオルリー空港とパリ市内を結ぶ、RER、メトロ、トランジリアン、Orlyvalなどの公共交通機関。ロワシーバスでは利用不可。
  • 有効期間:最初の検札から2時間以内で、乗り換えを含む移動が可能です。

注意点:これらの空港アクセス用チケットは、Navigo Easyカードやスマートフォンアプリにチャージして利用することができます。ただし、Navigo Easyカードの場合、他のチケットと同時にチャージすることはできないため、利用目的に応じてチャージ内容を選択する必要があります。

オルリー空港とパリ市内を結んでいたオルリーバス(Orlybus)は、メトロ14号線の延伸に伴い2025年3月をもって廃止されました。

【注意】2024年以前に訪れた方へ

2025年の制度改正により、パリの公共交通に関する運用ルールが大きく変わりました。
以前の経験に基づいて行動すると、チケットの取り扱いや乗り換えの際に戸惑う可能性があります。ここでは、2024年以前パリを訪問したことのある方に向けて、注意すべき点を整理します。

Ticket t+やカルネは販売終了

前のセクションでも触れましたが、駅の券売機やキオスクで販売されていた紙のTicket t+およびカルネは、2025年の制度改正に伴い販売が終了。以前カルネで適用されていたまとめ買い割引も消滅しました。

また新しいチケットの導入により、乗換が可能なのは同一のチケットで利用できる交通機関のみになりました(メトロとRERの乗り継ぎなど)。これまではメトロやバスを1枚のチケットで乗り継ぐことができましたが、新しい料金体系では別のチケットが必要なので注意が必要です。

従来のTicket t+が2.50ユーロで販売されていたことを考えると、2.00ユーロで路線バスを利用できるようになったことは朗報かも。

未使用のTicket t+は利用可能

購入済みの未使用Ticket t+は2025年12月31日まで利用可能です。

新しい料金体系の枠外なので、乗り換えも従来通りの方式で可能ですが、同時に従来のゾーン1(パリ市内)の範囲でしか利用できない点に留意が必要。

もしパリ市外へ行くなら、新しいチケットを購入する必要があります。

自分に合うチケット・パスはどれ?【滞在タイプ別】

パリの公共交通機関では、滞在期間や利用頻度に応じて最適なチケットやパスを選ぶことが重要です。以下に、滞在タイプ別のおすすめチケット・パスをご紹介します。

各媒体とチャージ可能なチケット・パスの対応表

まずは色々とややこしい各種パスやチケットと、各媒体の対応関係を見てみます。現状アプリが一番便利と言えそう。

カードなどの媒体にチャージできる在住者向けの定期券(Forfait Navigo JourやNavigo Liberté+など)はひっくるめてLe Passe Navigoと呼ばれます。

スクロールできます
チケット・パスの種類Navigo Easy
(カード)
Navigo Découverte
(カード)
Navigo Liberté+
(カード)
Navigo Annuel
(カード)
スマートフォンアプリ
記名式/無記名、対象者無記名。旅行者向け記名式(氏名・写真必要)。旅行者向け記名式(銀行口座登録必要)。在勤者向け記名式(氏名・写真必要)。在勤者向け記名式(アカウント登録必要)
Ticket Métro-Train-RER(2.50ユーロ)
Ticket Bus-Tram(2.00ユーロ)
Roissy Bus Ticket(13.00ユーロ)
Navigo Jour(1日券)(12.00ユーロ)
Navigo Semaine(週券)(31.60ユーロ)
Navigo Mois(月券)(88.80ユーロ)
Navigo Annuel(年券)(976.80ユーロ)
Navigo Liberté+(後払い式)
Paris Visiteパス(観光客向け1〜5日券)
※2025年5月時点の情報です。変更になることがあるので、必ずご自身でもご確認ください。
補足説明
  • Navigo Découverte:記名式のICカードで、週券や月券、1日券をチャージ可能です。
  • Navigo Liberté+:後払い式のサービスで、利用した分だけ月末にまとめて請求されます。メトロ・RERは1.99ユーロ、バス・トラムは1.60ユーロで利用可能で、1日の上限金額は12ユーロです。
  • Navigo Annuel:年間契約の定期券。月額88.80ユーロで、長期滞在者や通勤者向けです。
  • スマートフォンアプリ:Île-de-France MobilitésやBonjour RATPなどの公式アプリを使用して、各種チケットやパスを購入・チャージ・利用できます。NFC対応のスマートフォンであれば、物理的なカードを持たずに交通機関を利用できます。

旅行者向けのおすすめ

まずは、フランスの滞在許可証や銀行口座を持たない観光客が利用できる方法から。

カルネ購入による割引がなくなった点や乗換に制限が加わった点はかなりの痛手ではありますが、チケットやパスをとにかく上手く利用しましょう!

おすすめのチケットやパスはこちら。

  • Navigo Easy:チャージ式のICカードで、1回券をチャージして利用します。カード代は2ユーロで、証明写真は不要です。短期間の滞在や移動回数が少ない場合に適しています。アプリ(後述)を使えばカード代がかからず経済的。
  • Paris Visite:1〜5日間の観光客向け乗り放題パスで、空港アクセスや主要観光地への移動もカバーします。料金は1日券29.90ユーロからで、観光スポットの割引特典もあります。Navigo Easyにチャージして使います。
  • Navigo Jour:1日間公共交通機関が乗り放題になるパス(12ユーロ)。Navigo JourはNavigo Easyにチャージできます。
  • Navigo Semaine:1週間公共交通機関が乗り放題になるパス(31.60ユーロ)。Semaineの有効期間は月曜日から日曜日まで(固定)で、利用予定の週の前週の金曜日から購入が可能です。Navigo SemaineはNavigo Easyにはチャージできず、Navigo Découverteカードかアプリにチャージする必要があります。

Paris Visiteの価格設定はこちら。4日パスは設定がありません。

日数価格(成人)
129.90ユーロ
244.45ユーロ
362.30ユーロ
576.25ユーロ
出典:Forfait Paris Visite | RATP

おすすめの組み合わせ例
滞在日数に応じたおすすめのチケットは以下のとおりです。

  • 1〜2日間の滞在:移動回数が少ない場合はNavigo Easyの一回券、観光地を多く巡る場合はParis Visiteがおすすめです。空港移動がないならNavigo Jourがお得。
  • 3〜5日間の滞在:滞在中に公共交通機関を使い倒すならParis VisiteやNavigo Semaine(滞在が月曜日から始まる場合)を検討してもいいかも。そうでなければNavigo Easyに一回券を順次チャージして使うのがおすすめ。
  • 6日以上の滞在:滞在期間が月曜日始まりであればNavigo Semaineが便利。そうでなければ、公共交通機関を使い倒す日だけParis Visite、それ以外の日はNavigo Easyを利用するなどすれば効率よく回れます。

在住者向けのおすすめ

フランスの銀行口座を持っていれば、前述に加えて以下の記名式パスも選択肢に入ってきます。

  • Navigo Mois/Annuel:1ヵ月(Mois)もしくは1年間(Annuel)有効の定期券で、毎月の支払いが可能です。頻繁に公共交通機関を利用する場合に適しています。
  • Navigo Liberté+:後払い方式で、利用した分だけ月末に請求されます。月に8回以上利用すると、それ以降の利用は無料になります。あまり頻繁に公共交通機関を利用しない人に向いています。

パスやチケット購入時に使えるフランス語表現集

ここではパスやチケットを購入する際に知っておくと便利なフランス語をご紹介します。

パリの交通関連用語集

まずは基本的な用語から。

  • ticket(チケ):単回利用の乗車券。
  • forfait(フォルフェ):一定期間有効な定期券やパス。
  • billet(ビエ):乗車券全般を指す一般的な用語。
  • passe(パス):特定の期間や条件で利用できる通行証や乗車券。
  • carte(カルト):カード形式の乗車券や定期券。

基本の丁寧表現

次に、チケット購入以外でも使える基本表現。
どのような場面でも丁寧な印象を与えるため積極的に使いましょう。

  • Bonjour(ボンジュール):こんにちは。
  • S’il vous plaît(スィル・ヴ・プレ):お願いします。
  • Merci(メルスィ):ありがとう。

チケット購入時のフレーズ

  • Un ticket, s’il vous plaît.(アン・ティケ、スィル・ヴ・プレ):チケットを1枚ください。
  • Un Navigo Easy, s’il vous plaît.(アン・ナヴィゴ・イージー、スィル・ヴ・プレ):Navigo Easyカードを1枚ください。
  • Je voudrais un ticket pour Versailles, s’il vous plaît.(ジュ・ヴドレ・アン・ティケ・プール・ヴェルサイユ、スィル・ヴ・プレ):ヴェルサイユ行きのチケットを1枚ください。

これらのフレーズは、窓口や券売機でのチケット購入時に役立ちます。特に「S’il vous plaît」を付け加えることで、丁寧な印象を与えることができます。

支払いに関するフレーズ

  • Je paie par carte.(ジュ・ペイ・パル・カルト):カードで支払います。
  • Je paie en espèces.(ジュ・ペイ・アン・エスペス):現金で支払います。
  • Acceptez-vous cette carte ?(アクセプテ・ヴ・セット・カルト?):このカードは使えますか?

支払い方法を伝える際に、これらのフレーズを使うとスムーズです。

その他の便利な表現

  • Où est le guichet ?(ウ・エ・ル・ギシェ?):窓口はどこですか?
  • Où est la machine automatique ?(ウ・エ・ラ・マシン・オトマティック?):自動券売機はどこですか?
  • Je ne parle pas bien français.(ジュ・ヌ・パルル・パ・ビアン・フランセ):フランス語があまり話せません。
  • Pouvez-vous m’aider ?(プヴェ・ヴ・メデ?):手伝っていただけますか?

これらの表現は、道に迷った時や助けが必要な時に役立ちます。また、フランス語が苦手なことを伝えることで、相手がゆっくり話してくれる場合もあります。

Navigoは物理カード?スマホ?アプリ事情を解説

パリの公共交通機関を利用する際は、物理カードとスマートフォンアプリの両方が利用可能です。
各タイプの特徴と利用方法を解説します。

アプリでの利用はできる?【iPhoneとAndroidで対応が違う】

2024年5月以降、iPhoneでもNavigoパスを直接購入・利用できるようになりました。Androidでは以前から対応しており、スマートフォンを使ってチケットの購入や改札の通過が可能です。

  • iPhone:Île-de-France Mobilités(IDFM)アプリやApple Walletを使用して、Navigoパスを購入・利用できます。Express Modeを有効にすれば、デバイスを起動せずに改札を通過できます。Navigo Easyカードのチャージも可能です。
  • Android:IDFMアプリを使用して、Navigoパスを購入・利用できます。NFC対応のデバイスであれば、スマートフォンをかざすだけで改札を通過できます。こちらもNavigo Easyカードのチャージが可能。

利用可能なアプリの種類

パリでの交通案内や各種パスやチケットの購入・チャージには2種類のアプリが利用可能。発行元によって若干カバーするエリアに違いはあるものの、パリ市内を中心に移動する場合はどちらも使用感は変わりません。

個人的にはインターフェイスの面でBonjour RATPに軍配を上げたいと思います。

地図アプリといえばGoogle Mapsという方が多いかもしれませんが、パリは運休や運行経路変更が多いのでGoogle Mapsだけだとカバーしきれないことがあります。正確な情報を得るためにいずれか(もしくは両方)のアプリをダウンロードしておくことをおすすめします。

Île-de-France Mobilités(IDFM)アプリ

イルドフランス都市圏を管轄する団体がリリースしている公式アプリ。チケットの購入、Navigoパスのチャージ、ルート検索などが可能です。

Île-de-France Mobilités
Île-de-France Mobilités
開発元:Ile de France Mobilites
無料
posted withアプリーチ

Bonjour RATP

RATPが提供するアプリで、ルート検索やリアルタイムの運行情報の確認が主な機能です。Île-de-France Mobilités(IDFM)アプリがイルドフランス地域圏全域をカバーするのに対し、こちらはパリ市内を重点的にカバー。
こちらもNavigoパスやチケットの購入やチャージが可能です。

Bonjour RATP
Bonjour RATP
開発元:RATP Smart Systems
無料
posted withアプリーチ

これだけ知っていれば大丈夫!交通機関の使い方ミニガイド

最後に各交通機関の利用方法を簡易的にご紹介します。

Métro(地下鉄)

ある程度時間が読めて素早く移動できるメトロですが、ちょっとした注意が必要です。
  • 改札の通り方
    • 紙のチケットを使用する場合は、黄色のスロットに挿入し、上部から出てきたチケットを取り出して改札を通過します。
    • Navigoカードやスマートフォンを使用する場合は、紫色の読み取り機にタッチして通過します。
    • 改札通過後も、検札に備えてチケットやカードを携帯する必要があります。
  • 乗り換えの仕組み
    • 「Ticket Métro-Train-RER」は、メトロやRER間の乗り換えが可能で、120分間有効です。
    • バスやトラムへの乗り換えには別途「Ticket Bus-Tram」が必要です。
  • ドアの開け方
    • 車両によっては、ドアの自動開閉ではなく、手動で開ける必要があります。
    • 手動の場合、ドア中央のハンドルを押すか、ボタンを押して開けます。
  • その他の注意点
    • メトロはスリなどの軽犯罪が多発します。貴重品の管理はしっかりと行い、満員電車は避けるようにしてください。
    • ひとけのない時間帯の利用は要注意。深夜の女性一人利用は極力避けた方が無難です。

Bus(バス)

非常に小回りが利く路線バス。車窓観光にももってこいです。
  • 乗車・下車方法
    • 目的のバスが来たら手を挙げるなどして運転手に合図を送ります。
    • バスは前方のドアから乗車し、後方のドアから降車します。二両連結タイプの場合は後方からでも乗車できます。
    • 乗車時に、Navigoカードやスマートフォンを読み取り機にタッチして認証します。
    • 紙のチケットを使用する場合は、乗車時に運転手に提示し、車内の機器で刻印します。
    • 下車時にカード等を再度タッチする必要はありません。
  • 停留所の見方
    • バス停には、路線番号、行き先、次のバスの到着予定時刻などが表示されています。
    • 主要なバス停では、リアルタイムの到着情報が表示される電子掲示板があります。
  • 行き先確認のコツ
    • バスの前面と側面に表示されている路線番号と行き先を確認します。
    • 同じ番号のバスでも、行き先が異なる場合があるため、注意が必要です。
  • その他の注意点
    • メトロやRERへの乗り継ぎには別途「Ticket Métro-Train-RER」が必要になります。
    • ストライキや工事などによって行き先や経路が変更になることがよくあります。公式アプリなどで情報収集を。
    • バスの運転手から直接乗車券を購入することも可能ですが、販売料金は事前購入よりも割高になります。

おわりに:自分のスタイルに合った選択が快適さのカギ

パリの公共交通制度は、2025年の制度変更により大きく変化しました。ゾーン制の廃止やチケットのデジタル化など、初めて訪れる方や久しぶりに訪れる方にとっては戸惑う点も多いかもしれません。

しかし、自分の滞在スタイルや利用頻度に応じて適切なチケットやパスを選ぶことで、快適かつ経済的に移動することが可能です。

  • 旅行者には、利用する交通機関に対応する一回券やParis Visiteのような1日乗車券が便利です。これらは証明写真が不要で、手軽に利用開始できます。
  • 在住者には、Navigo DécouverteやNavigo Annuelなどの定期券がおすすめです。これらは証明写真が必要ですが、長期間の利用に適しており、割引制度も活用できます。

制度は複雑に見えるかもしれませんが、一度慣れてしまえば、パリの公共交通は非常に便利で快適です。自分の滞在スタイルに合ったチケットやパスを選び、パリでの移動をスムーズに楽しんでください。

参考リンク:最新情報を確認できる公式情報源

最後に補足として最新情報が確認できるリンクを掲載します。情報収集にお役立てください。

※制度は予告なく変更されることがあります。旅行・移動の前には最新情報をご確認ください。

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